iPhone SEのスペック・評価・レビュー!片手操作もできて格安SIMで安く購入可能!
ちょっと高級な格安スマホというちょっとよく分からない単語が出てきましたが、AppleのiPhone SEは4インチディスプレイを搭載した小型iPhoneとして、人気となっているモデルの一つとなっています。
iPhone SEは2016年3月にリリースされたモデルで、ディスプレイの大型化が進む中で根強い人気があった旧モデルのiPhone 5sの後継機種として登場したiPhoneとなっており、ナンバリングが付与されているiPhone 7や8などとは少し違う位置付けの端末となっています。
Contents
小型ボディのiPhone SEの魅力をレビュー
iPhone SEを購入できるMVNOは?
Appleのスマートフォン・iPhone SEは現在も大手キャリアでも購入をすることができます。Appleは新モデルのiPhone XやiPhone 8/8 Plusを発売したことでiPhone SEの端末価格の値下げを実施し、さらに格安SIMとの相性が非常に良くなり格安SIMサービスのUQ mobileやY!mobileをはじめ楽天モバイルやBIGLOBEモバイルなどのMVNOでも取り扱いをしています。
2018年4月現在でiPhone SEを取り扱っている格安SIM業者は以下の4つです。UQ mobileとY!mobileは厳密にはMVNOではありませんが、含めています。
モデル | 16GB | 32GB | 64GB | 128GB |
---|---|---|---|---|
UQ mobile | ー | 55,300円 | ー | 67,300円 |
Y!mobile | ー | 50,600円 | ー | 62,600円 |
BIGLOBEモバイル | ー | 56,400円 | ー | 68,400円 |
楽天モバイル | 56,800円 → 32,800円 |
ー | ー | ー |
OCNモバイルONE | 36,800円 | ー | 49,800円 | ー |
UQ mobile・Y!mobile・BIGLOBEモバイルの3社はAppleが現在販売している32GB・128GBの二つのモデルを選ぶことができ、好きなカラーラインナップ(スペースグレイ・シルバー・ゴールド・ローズゴールド)から選ぶことができます。
しかし、楽天モバイルとOCNモバイルONEは16GBモデル限定となっており、カラーも指定の色しか選ぶことができなくなっています。SIMフリー海外版モデルなので仕入先が少しことなるのでしょう。。とはいえ、楽天モバイルとOCNモバイルONEのiPhone SE(16GB)は通常のiPhone SEよりも安い価格で購入することができるので、容量が16GBとちょっと少ないですが、それでも大丈夫という方はお得なのではないでしょうか。
なお、Y!mobileとBIGLOBEモバイルは端末代金の割引を受けることができるので、上記価格よりもかなり安く購入することができます。
iPhone SEのスペック
4インチディスプレイを搭載
iPhone SEは4インチのディスプレイを搭載しており、解像度は1,136 x 640ピクセル・326ppiピクセル密度と高精細なディスプレイとなっています。AppleではRetinaディスプレイと読んでいるもので、iPhone 5やiPhone 5sにも採用された解像度のディスプレイとなっています。
4.7インチのディスプレイを搭載しているiPhone 6sと比べてもよりコンパクトなので、完全に片手で使うことができるiPhoneとして今でも人気のモデルとなっています。特に手が小さい女性の方でも片手でシュシュっと使うことができるのが人気の決め手となっているのかもしれません。
ただし、iPhone 6sに搭載されている3D Touchには非対応となっています。まあ、さほど重要な機能でもないので、これで十分だと感じる方は多いのかな。
- 4インチRetinaディスプレイ
- 1,136 x 640ピクセル解像度、326ppi
- 800:1コントラスト比(標準)
- 最大輝度500cd/m2(標準)
- 耐指紋性撥油コーティング
ディスプレイ品質はiPhone 6sと比較すると若干劣りますが、小さいディスプレイにも関わらず326ppiのピクセル密度を持っており高精細な表示をすることができます。
iPhone SEのデザインはiPhone 5sをベースとしたものとなっており、現在のメインストリートとなっているiPhone 8/8 PlusやiPhone Xの丸みを帯びたデザインと異なり角ばったデザインが特徴となっていますね。
角が斜めにカットされたデザインとなっているのですが、iPhone 5sは光沢のある加工なのに対して、iPhone SEは非光沢加工となっており、若干落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
シュッとしたデザインなので、現行モデルのデザインが苦手でiPhone SEを選んでいる方も一定数いるのではないのかなと感じます。
指紋認証Touch IDを搭載
iPhone SEは指紋認証のTouch IDを内蔵したホームボタンが搭載されています。
iPhone SEのTouch IDは第1世代のものが採用されているので、指紋の認識速度はiPhone 6sと比べて遅いですが、普通に使うことができるレベルなので、問題はないのかなと感じます。というのも、第1世代Touch IDは現行モデルのiPad(第6世代)にも採用されていますしね。
A9チップで処理速度も速い
iPhone SEはApple A9と呼ばれるAppleが独自に設計したデュアルコアプロセッサを搭載しています。
- CPU:デュアルコア(2コア)
- クロック周波数:1.85GHzで
- プロセスルール:Samsung(14nm LPE) or TSMS(16nmFinFET)
- GPU:Imagination Technologies PowerVR GT7600(6コア)
- RAM:2GB LPDDR4
A9チップはCPUコアを2基(デュアルコア)搭載したプロセッサでiPhone 6s/6s PlusやiPad(第5世代)など数多くのiOSデバイスに採用されているチップとなっています。Appleが独自に設計していることもありiOSとの融和性が高くサクサク動作するのが大きな特徴となっています。
CPUの性能をGeekbench 4というアプリで計測することができるのですが、iPhone SEと2018年3月にリリースされた最新のAndroidスマホ・nova lite 2でCPUの性能を比較してみました。
モデル | iPhone SE | nova lite 2 |
---|---|---|
CPU | A9(2コア) 1.85GHz |
Kirin659(8コア) 2.36GHz x 4 + 1.7GHz x 4 |
シングルコアスコア | 2497 | 941 |
マルチコアスコア | 4244 | 3718 |
nova lite 2に搭載されているCPUはオクタコア(8つのCPUコアを内蔵)していますが、デュアルコア(2つのCPUコアを内蔵)しているiPhone SEよりもスコアが低いという結果となっています。
GPUの性能も比較してみましょう。
モデル | iPhone SE | nova lite 2 |
---|---|---|
GPU | PowerVR GT7600 | Mali-T830 MP2 |
スコア | 10820 | 3120 |
iPhone SEよりもnova lite 2の方が本体価格は安いですがキャンペーンなどを組み合わせればどう価格帯となる両機ですがiPhone SEのA9チップの性能の高さに驚かされますね。このことから、iPhone SEに搭載されているA9チップは2018年の最新スマホにも対抗することができる性能を持ったプロセッサであることは間違いないでしょう。
3.5mmヘッドフォンジャックを搭載している
iPhone SEは3.5mmヘッドフォンジャックを搭載しています。
最新のiPhoneでは3.5mmヘッドフォンジャックは廃止されてしまいましたが、iPhone SEでは残されているので、手持ちの高級ヘッドフォンなどをアダプタを介することなく使うことができます。
1200万画素のカメラを搭載
iPhone SEは1200万画素のイメージセンサーを内蔵した背面カメラを搭載しています。iPhone 6sと違いレンズがフラットになっているので、机の上に置いて使ってもガタつくことがないのがいいですよね。
しかも、iPhone SEの背面カメラは今流行りの4K動画撮影にも対応しています。フレームレートは30fpsですが、こんなに小さな筐体なのに高画質な動画を撮影することが可能です。
- イメージセンサー:1,200万画素裏面照射型
- レンズ:5枚構成 ƒ/2.2
- Focus Pixels オートフォーカス(像面位相差)
- 自動HDR
- True Toneフラッシュ
- 4K動画撮影(30fps)
光学式の手ぶれ補正機能は非搭載ですが、暗いところにも強い裏面照射型のイメージセンサーを搭載しているので、ノイズの少ない綺麗な写真を撮影することができます。ソニー製のイメージセンサーを採用していると言われていますよね。
前面カメラは120万画素のイメージセンサーを搭載しており、とりあえず写ればいいかなというレベルのものとなっています。
- イメージセンサー:120万画素裏面照射型
- レンズ:ƒ/2.4
- Retina Flash
- 自動HDR
バッテリー駆動時間
iPhone SEは1,624mAhの容量のバッテリーを搭載しており、iPhone 5sの1,560mAhよりも少しだけ容量が多くなっています。駆動時間は以下の通りとなっています。
- 連続通話時間:最大14時間
- インターネット利用(LTE):最大13時間
- インターネット利用(Wi-Fi):最大13時間
- ビデオ再生:最大13時間
- オーディオ再生:最大50時間
- 連続待受時間:最大10日間
iPhone SEはiPhone 6sよりも少しだけバッテリー駆動時間は長くなっています。例えば、連続通話時間はiPhone 6sは13時間ですがiPhone SEは14時間ですインターネット利用(LTE)もiPhone SEの方が2時間ほど長くなっているのです。
少しでも長い時間、使用したいのであればiPhone 6sよりもiPhone SEの方がいいのかもしれません。
nanoSIMを採用
iPhone SEのSIMカードはnanoSIMが採用されています。本体右にSIMカードスロットが搭載されているので、付属のピンを使って開けることができます。
通常はAPNプロファイルの設定が必要となりますが、UQ mobile(マルチSIMカード)とY!mobileに関してはSIMカードを入れるだけで使うことができるようになります。わざわざAPNプロファイルをダウンロードしてインストールする必要がないので非常に楽ですよね。
まとめ
iPhone SEは2018年4月現在もApple Storeや大手キャリアでも購入することができる、現役のモデルとなっています。iPhone SEの後継機種がないというのも理由の一つなのかもしれませんが、決して旧型の型落ちモデルではないということになります。
Apple StoreでSIMフリー版のiPhone SE(32GB)は39,800円で購入することができるので、とてもリーズナブルでコストパフォーマンスに優れたモデルと言ってもいいでしょう。
iPhone SEを買うことができるのは
iPhone SEを買うことができる格安SIM業者をまとめました。
- UQ mobile
- Y!mobile
- BIGLOBEモバイル
- 楽天モバイル
- OCNモバイルONE
iPhone SEはau・SoftBankの回線でもテザリング機能を問題なく使うことができるので、UQ mobileかY!mobileで購入するのが良いのかなと思います。この2社は他のMVNOと違って昼や夜など回線が混み合う時間帯でも通信速度が低下してしまうということがないので、安心して使うことができるのでオススメ。
また、Y!mobileは端末代を割引をしてくれるので、iPhone SE 32GBなら実質0円で使うことができたりします。