auから格安SIMにMNPで電話番号をそのままで乗り換える方法
auのスマホやケータイで使っている電話番号をそのままMVNO(格安SIM)に乗り換えるにはMNP(ナンバーポータビリティ)を利用することで可能です。この記事ではMNPを使ってauから格安SIMに乗り換えをする方法ついて紹介していきたいと思います。
Contents
事前準備
auの更新月を確認する
auの契約は通常であれば2年の縛りがある2年契約をベースとした料金プランとなっています。更新月と呼ばれるものが2ヶ月間あり、その期間であれば解約やMNPによる番号移行で違約金が発生することはありません。
しかし、更新月以外で契約を解除すると違約金として9,500円掛かってしまうので注意が必要です。
auを契約して数ヶ月しか経過していない場合や更新月まで1年以上ある場合は違約金の9,500円を支払ってしまってでも格安SIMに移行してしまった方が通信料金を下げることができるので、思い切って格安SIMに移行してしまった方がいいと思います。
ただし、更新月まで3ヶ月もないのであれば更新月を待ってからMNP移行した方が良いです。
auのスマホのSIMロックを解除する
auの場合は少し特殊な仕様となっておりauのスマートフォンにau回線のUQ mobileやmineoの格安SIMをそのまま入れても使うことができないので、必ずSIMロック解除をする必要があります。
(2017年8月以降に販売が開始されたスマートフォンはMVNO向けのSIMロックが廃止されたため、auのスマホをSIMロック解除しなくてもUQ mobileやmineo(Aプラン)でそのまま使うことができるようになりました。)
auのスマートフォンはドコモやソフトバンクの回線に最適化されていないモデルが多いので、SIMロック解除をして使うのは難しいかもしれませんが、AppleのiPhone 6s/6s Plus以降のモデルだればならSIMロック解除をすることでドコモ系の格安SIMやワイモバイルのSIM・ソフトバンク系の格安SIMを入れて使うことができます。
auのSIMロック解除の条件は以下のとおりです。
- 2015年4月23日以降に発売された機種
- 分割払いで端末を購入し精算が終わっていない:機種購入日から101日目以降よりSIMロック解除可能
- 分割払いで端末を購入し精算が終わった:機種購入日から101日目以降よりSIMロック解除可能
- 一括払いで端末を購入した:即日、SIMロック解除可能
- 中古のスマートフォンはSIMロック解除不可能(購入履歴から判別)
auの契約者であればauのサイトからを申し込むことで無料でSIMロック解除をすることができます。auショップで受付をした場合は、auを辞めてからSIMロック解除をした場合は別途手数料として3,000円掛かってしまうので注意です。
au WALLETポイントを使うか移行する
auを契約していると料金に応じてau WALLETポイントが溜まっています。
契約している年数にもよりますが、それなりの額が溜まっているのであれば、au WALLETポイントは3,000ポイントからauの料金に充てることができるので、そちらで消費して使い切ってしまいましょう。
他にもau WALLETポイントを利用してネットショッピングをして消費したり、他社の提携ポイントに交換したり、auを解約後も利用できるau WALLET プリペイドカードにau WALLETポイントをチャージするというのもアリだと思います。
MNPの予約番号を発行してもらう
auのスマートフォンやケータイで使っていた電話番号をそのまま格安SIMに移行させるには、auでMNP予約番号を発行してもらうことで可能となります。
MNPの予約番号はauのショップに行って発行してもらうことができます。本人確認書類(運転免許証・保険証など)が必要となるので、ショップに行って手続きをするのが面倒くさいという方は、電話を掛ければすぐにMNP予約番号を発行してもらうことができます。
- auの携帯電話・一般電話から:0077-75470(無料)
- 受付時間:午前9時~午後8時(年中無休)
また、auのケータイを使っている場合はEZwebから(auポータルトップ → My au→ 申し込む/変更する → au携帯電話番号ポータビリティー)でMNPの予約番号を発行することも可能です。
電話でMNPの予約番号の発行するとSMSにて予約番号が届くので大事に保存しておきましょう。MNP予約番号の有効期限は15日間ですが、格安SIM業者によっては数日経過すると受付することができなくなることがあるので予約番号を取得したら早めに格安SIMの申し込みをしてしまいましょう。つまり、ある程度はどこの格安SIMにするか決めてからMNP予約番号を発行するようにしてください。
格安SIMの申し込みをする(サイト経由)
MNPで電話番号をそのまま移行して乗り換えをする場合は格安SIMは音声通話付きのSIMを契約する必要があります。データSIMに電話番号を移行させることはできないので、注意をしましょう。
おすすめのau系のMVNO(格安SIM)は回線が非常に安定していて混み合うお昼の時間帯でも通信速度が遅くなるようなことがないUQ mobileです。そして、とにかく料金を安くしたいのであればmineo(Aプラン)、動画見放題することができるBIGLOBEモバイルもなかなか良いと思います。
- UQ mobileの特徴とメリットは?通信速度が速くキャリアと同じ感覚で使える!
- mineo(マイネオ)に乗り換えるメリット・デメリット!評判と評価は?
- BIGLOBEモバイルの特徴とメリットは?動画や音楽のデータ消費なしの独自サービスも!
MNP予約番号・身分証明書・クレジットカードを準備する
格安SIMの申し込みは基本的にはインターネットを使って各MVNOのサイトから申し込む必要があり、申し込むときに先ほど発行したMNP予約番号を入力する必要があります。
格安SIMを申し込むときには、運転免許証、パスポート、健康保険証、個人番号カードなどの身分証明書が必要となり、インターネット経由(カメラで撮影してアップロードする)で提出するか、後から郵送で送付する必要があるので手続き前に準備をしておいた方がいいでしょう。また、支払いで必要となるクレジットカードも用意しておきましょう。
申し込みが完了すると審査が入ります。身分証明書と住所の整合性が取れているかなどを確認していると思われますがそれをクリアすると2〜4日後に格安SIMが入った封書が届きます。
開通手続きをする
格安SIMが手元に届いたら同封されている書類に設定の仕方が記載されているので、それを見ながら設定をしていきましょう。
まず最初にしないといけないのが開通手続きです。
届いた格安SIMをそのままスマートフォンに入れてもまだ使える状態にはなっておらず、この状態ではまだauのスマホが利用できる状態になっています。格安SIMが届いたらか開通手続きを忘れずにしましょう。
開通手続きは各MVNOによって異なりますが、だいたいは各MVNOの切り替えセンターに電話をすることで切り替えができるようになっています。注意しないといけないのはMNP予約番号の有効期間内に電話をする必要があるので、格安SIMが手元に届いたらすぐに手続きをした方がいいでしょう。
格安SIMをスマホの中に入れる
開通手続きが終了したら格安SIMを手持ちのスマートフォンに入れましょう。SIMカードの入れ方は端末によって異なりますが、最近の端末は付属のピンを使ってSIMカードスロットを開くタイプのものが多くなっています。
価格の安い端末になると背面パネルを開くことでSIMカードスロットにアクセスすることができるようになっています。
SIMカードがきちんと認識されればアンテナピクトの部分にdocomoやNTT DOCOMOといった表示が出てきます。もし表示されない場合は認識されていない可能性がありますので、挿しなおして見ましょう。
APNの設定をする
最後にOS側でAPNの設定をする必要があります。
iPhoneの場合は各MVNOのサイトに使用するスマホからアクセスして専用のAPNプロファイルをダウンロードしインストールする必要があります。Androidの格安スマホの場合は最初からAPNの設定が登録されているので、契約したMVNOのAPNを選択するだけで設定することができます。
ただ、地方の通信会社のMVNOなどマイナーな格安SIMのAPNは登録されていないので、その場合は指定の接続先とパスワードを別途登録することができます。
格安SIMの申し込みをする(店頭)
一部の格安SIMだけとなりますが楽天モバイルやUQ mobileなどは、家電量販店などでカウンターが設置されていることがあるので、よく分からない方はこのカウンターにいるお姉さんかお兄さんに相談してみると良いと思います。おそらく、その場でMNPの予約番号を取得してくれて、手続きをしてくれ、設定もしてくれると思います。
auの解約は番号が移行した時点で成立する
auの解約については格安SIMに番号が移行した時点で成立し解約手数料が請求されることになります。更新月じゃなかった場合は別途違約金も請求されるので、口座にお金が入っていることを確認しておきましょう。