各アプリのデータ使用量の目安と格安SIMのデータ量の選び方!

格安SIMのデータ量の選び方

格安SIMってプランが沢山あるけど、データ量はどうやって選べばいいんかな?
スマホの使い方や環境によって必要となるデータ量が違うから難しい問題だよね。キャリアからの乗り換えなら今まで使っていたデータ量を参考にするのが近道になるよ。

各MVNOが提供している格安SIMはデータ量を細かく選んで契約することができます。MVNOによってプランは異なりますが、1GB・3GB・5GB・10GB・20GB・30GBあたりで選ぶことができるので、必要なデータ量を的確にムダなく使うことができるようになります。

この記事では、格安SIMを利用するときに必要なデータ量はどれくらいなのか選び方を解説しています。

Contents

格安SIMのデータ量はどれを選ぶべきか?

必要なデータ通信量の目安

格安SIMのプランはデータ量によって料金が異なります。

例えば、mineo(マイネオ)のデータSIMの場合だと小容量プランの500MBなら月額700円となっており大容量プランの30GBだと月額5,900円となってしまい、データ量によって料金の差はかなり大きくなっています。

通信に必要なデータ量は使うアプリや作業によっても異なるので、普段から自分がどんなアプリを多用しているかを判断することによって格安SIMのデータ量を決めることができます。

メールのデータ使用量

通信に必要なデータ量が圧倒的に少ないのはテキストベースのメールの送受信です。

テキストベースのメールの受信は1通10KB前後のデータ量となっています。しかし、写真や動画が添付されれば500KB〜3MBまたはそれ以上のデータ通信が必要となってくるので、画像や動画をメールで送受信することが多い方はそれなりにデータ量を消費してしまうことになります。

ウェブサイトのデータ使用量

また、ウェブサイトの閲覧もテキストベースのサイトならメール同様にKBレベルのデータ容量で済んでしまいます。しかし、最近のウェブサイトは画像や動画が多く使用していたり、広告も多く貼られていることが多くなっているのが実情ですよね。

広告は画像や動画が使用されていることが多いので、知らない間にデータ量の多い画像や動画が自動で受け取っているので以外とデータを使ってしまうのです。

実際にiPhoneのモバイル通信環境下でSafariでYahoo!Japanのトップページを表示させてみました。

ウェブサイトのデータ使用量

トップページを表示させるのに必要なデータ量は2.7MBでした。さらにトップニュースから詳細ページにアクセスすると6.5MBになるので、10ページほど閲覧すると簡単に30〜50MBのデータ量を消費してしまう計算になってしまうのです。

意外と消費してるもんなんだね。
そうなんだ。ポータルサイトで気になったニュースを流し読みすることも多いと思うけど、あっという間にデータを消費してしまうから怖いよね。

特にポータルサイトなどは画像を使っていることが多いので、思っている以上にデータを消費してしまうので注意した方がいいでしょう。

Apple Musicのデータ使用量

音楽ストリーミングサービスのApple Musicは最近は曲数も増えてかなり使用頻度が増えてきていますが、どれくらいデータを消費してしまうのかが気になるところです。

試しにApple Musicをモバイル通信環境下で再生してみたところ、一曲5分程度の再生するために339KBのデータ量が必要となっていました。

Apple Music モバイルデータ使用量

これは思っていた以上に少ない容量ですね。このデータ量ならデータ消費をあまり気にしなくても音楽を楽しむことができるかもしれません。

どうして、こんなにもデータ量が少ないのかと疑問に思うかもしれませんが、モバイル通信向けに音質を圧縮してデータを小さくしているからあまりデータを消費していないのです。Wi-Fi環境でApple Musicを利用するともっとデータ消費量は多いです。

これなら1時間ほどApple Musinで音楽を再生したとしても、5MB程度のデータ量の使用でいけそうです。

YouTubeのデータ使用量

次にみんな大好きYouTubeのデータ使用量を測定してみました。

YouTubeは閲覧する動画の画質によって使用データ量が変化してきますが、スマホなどのモバイル端末では設定をいじらない限りは通常は480pで再生されることになります。

YouTube スマホアプリ画質

480pで4分程度の動画を閲覧すると30.6MBのデータ量を消費していました。

YouTube データ消費量

やはり、モバイル版といえ動画は容量消費が激しいコンテンツと言ってもいいかもしれませんね。もし、1時間ほどYouTubeをモバイル環境下で見続けたとしたら500MBほどのデータを使用するということになります。

ちなみに1080Pに画質を上げてYouTubeを見た場合、同じ4分程度の動画で480pの約2倍となる70MBほどデータ消費していました。つまり、1時間ほど1080Pで動画を閲覧するとあっという間に1GBのデータを消費することになりますので、モバイル環境下でYouTubeを見るときは画質が480p以下に設定されていることを確認した方がいいのかもしれません。

もし、画質をあまり気にしないのであれば、さらに下の画質となる240pや144pに設定してもいいのかもしれません。

ちなみに、BIGLOBEモバイルではオプションのエンタメフリーを利用することで、音楽や動画の通信に必要となるデータ消費がカウントされないという夢のプランもあるので、エンタメサービスを多用する方はBIGLOBEモバイルはかなりオススメです。

InstagramやTwitter、Facebook、LINEなどのSNSのデータ使用量

InstagramやTwitter、Facebook、LINEといったSNSを使う人も多いかと思いますが、各アプリを起動しホーム画面表示から少しだけ閲覧した時のデータ使用量は以下の通り。

  • Instagram:1.3KB
  • Twitter:3.0MB
  • Facebook:1.7MB
  • LINE:5.1MB

意外と少ないように思うかもしれませんが、本当に少しだけしか使用していない時のデータ消費量なので、10分くらい使っていたとしたらすぐにデータ量は10MB〜100MBに膨れ上がっていくことになるでしょう。

なお、LINEモバイルなら各SNSのデータ消費をしないデータフリーという独自サービスを展開しているので、SNSをよく使うという方はオススメですよ。

アプリのダウンロードやアップデート

アプリのダウンロードやアップデートに必要な容量は数十MBとそんなに大きくはないです。しかし、iOS/AndroidのOSをアップデートするときに多くのデータをダウンロードすることになるので、一気にデータを消費をしてしまうことになります。

例えば、バージョンが一つ繰り上がるメジャーアップデート(iOS10 → iOS11、Android 7.0 → 8.0)の場合は1GB〜2GBのデータ量が必要となりますよね。

メジャーアップデートは1年に1回に実施されるものなので、さほど気にする必要はないのかもしれませんが、マイナーアップデート(iOS11 → iOS11.1、Android 8.0 → 8.1)は数ヶ月に何回か配信され、その度に50MB〜500MBのデータ消費をしてしまうことになるのです。

OSのマイナーアップデートは数ヶ月に数回実施され、セキュリティ対策が含まれていることも多く、アップデートは必須となるので容量の少ないデータプランを契約していると辛い時があるかもしれませんね。

各アプリの必要データのまとめ

各アプリでのデータ消費量をまとめておきます。

  • メール(テキストベース):1通約10KB前後
  • ウェブサイト閲覧:Yahoo!Japanトップページで約2MB〜4MB
  • Apple Music(音楽ストリーミング再生):1曲再生で300KB前後
  • YouTube(動画閲覧):4分間動画(480p)で30MB前後、1時間で500MB前後
  • SNS:トップ画面表示から少しだけ閲覧で2MB〜5MB
  • Appアップデート:数十MB
  • OSアップデート:100MB〜2GB

MVNOが提供している無料Wi-Fiを積極的に使用する

基本的にOSのアップデートはモバイル通信ではなくWi-Fiを利用することをお勧めです。もし、自宅や職場など自由に使ってもいいWi-Fi環境があるなら進んで利用することでモバイル通信のデータ量を抑えることができ、データ量の少ない格安の通信プランでも運用することが可能です。

MVNOによっては公共のWi-Fiを無料で提供しているところもあるので、AppやOSのアップデートなどはお世話になっている無料で提供されているWi-Fiを活用する手段もアリでしょう。

さすが、スタバやコメダ珈琲などの無料Wi-FiでOSのアップデートをするのは気が引けるよね。
MVNOによっては格安SIM契約者に対して無料でWi-Fiスポットを提供しているところもあるから、それを使うと良いと思うよ

無料のWi-Fiスポットを提供しているMVNOは以下の通り。

  • OCNモバイルONE:全国82,000箇所に対応
  • BIGLOBE SIM:6GB以上のプランで国内86,000箇所に対応
  • NifMo:BBモバイルポイントに対応
  • UQ mobile:Wi2 300 for UQ mobile(全国80,000箇所)に対応
  • U-mobile:全国82,000箇所に対応

Wi-Fiスポットについては詳しく記事にしているのでぜひ参考にしてください。

無料でWI-Fiスポットを使うMVNOもあれば有料になってしまうMVNOもあったりと様々ですが、もし自宅や職場にWi-Fi環境がないのであれば、有料でもWi-Fiスポットを使うことができる環境を整えるべきなのかなと思います。

自宅にWi-Fiがあるなら低容量プランでOK

もし、自宅は仕事場に自由に使うことができるWi-Fi環境があるのであれば、格安SIMのデータプランは少ないデータ量の低容量プランを契約すればいいでしょう。

むしろ、そうでないと損をすることになります。外出先では動画を見たり、ゲームをしたりすることがなく、ちょっとしたウェブサイドやメールチェック、SNSの使用くらいの利用用途なのであれば高速接続プランを契約しなくてもいいのかもしれません。

動画を見ないなら低容量プランでOK

また、動画をあまり見る習慣がないのであればデータ容量の少ない低容量プランで十分に事足りることになるでしょう。

とにかく安くスマホを持ちたいのであれば、楽天モバイルかLINEモバイルがおすすめです。

楽天モバイルのベーシックプラン

楽天モバイルには高速通信なしの「ベーシック」というプランがあり、通信速度は200kbpsと制限されることになりますが、音声通話を使うことができるプランでも1,250円という低価格で契約をすることができます。

 楽天モバイル
低容量プラン
データSIM
(SMSなし)
データSIM
(SMS付き)
通話SIM
ベーシック 525円 645円 1,250円
3.1GB 900円 1,020円 1,600円

LINEモバイルのフリープラン

LINEモバイルなら1GBのデータ容量とLINEのデータ通信を無料で使うことができるフリープランがいいかもしれません。音声通話を使うことができるプランでも月額1,200円で利用することができます。

データ容量 データSIM 音声通話SIM
1GB 500円
620円(SMS付き)
1,200円

動画を1日1時間ほど見るなら大容量プラン

もし、自宅などにWi-Fi環境がない状況でありながら動画を見る習慣があるのであれば、大容量プランを契約することをお勧めします。もちろん、高速通信をしなくても動画を見ることは可能ですが、コマ送り再生になってしまう可能性が高く、お世辞にも快適に動画を見ることはできないと思います。

格安SIMなら大容量プランでもキャリアよりも圧倒的に安く契約することが可能できます。

楽天モバイルの大容量プラン

楽天モバイルにベーシック、3.1GB、5GBのプランの他に0GB、20GB、30GBといった大容量プランが充実しています。

 プラン データSIM(SMSなし) データSIM(SMS付き) 通話SIM
10GB 2,260円 2,380円 2,960円
20GB 4,050円 4,170円 4,750円
30GB 5,450円 5,520円 6,150円

mineo(マイネオ)の大容量プラン

マイネオは通常の500MB、1GB、3GB、6GBのプランの他に10GB、20GB、30GBといった大容量プランも充実しています。しかも、au回線・ドコモ回線のどちらでも利用することができます。

auプラン(Aタイプ)の大容量プランの料金。

au データ通信専用
シングルタイプ・SMS機能付き
音声通話付き
デュアルタイプ
10GB 2,520円 3,130円
20GB 3,980円 4,590円
30GB 5,900円 6,510円

ドコモプラン(Dタイプ)の大容量プランの料金。Aタイプよりも少しだけ割高になっています。

docomo データ通信専用
シングルタイプ(+SMS機能付き)
音声通話付き
デュアルタイプ
10GB 2,520円(+120円) 3,220円
20GB 3,980円(+120円) 4,680円
30GB 5,900円(+120円) 6,660円

楽天モバイルよりも少しだけ割高ですが、通信速度はとても安定しており、込み合う時間帯でもある程度の快適な速度が出るので、快適度を優先をするならマイネオの方がいいでしょう。

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