1GB以下の低容量プランでおすすめ格安SIMと注意点について
大手キャリアの通信プランはどんなにデータ量を少ないプランにしたとしても、5,000円以上の金額がかかってきてしまいますが、MVNOの格安SIMならデータ量を少ないプランを選択することで1,000円〜2,000円以内に抑えることが可能となります。
この記事では数多くあるMVNOの格安SIMサービスの中から、データ容量が少ない or 高速通信なしの低価格のプランについて、どのような点について注意すべきなのかを解説しています。また、オススメの格安SIMも紹介していこうかと思います。
大容量プランについて知りたい方はこちらの記事を参考にしてくださいませ。
Contents
データ量が少ないおすすめの低容量プラン
データ容量があまり必要ないユーザー
データ容量の選定は快適にスマホを使うことができるかどうかの分かれ目となります。データ容量をあまり必要としないユーザーは大きく分けて二つに分かれるのかなと思います。
- 基本的に電話かメールしか使わない
- 自宅・勤務先にWi-Fi環境が整っている
電話をする・メールをするなど連絡手段をメインのスマホを持っていてサブにタブレットなどを持つという人は、たとえ自宅・職場にWi-Fi環境が整っていなかったのとしても低容量のプランでも問題なく運用することは可能です。
また、自宅・職場など普段いる場所にWi-Fiが整っている環境があれば、たとえ動画や音楽など大量のデータを使ったとしても低容量のプランで十分に運用することはできるのではないでしょうか。
もちろん、通勤時に動画をガンガン見たいという人は大容量プランを契約するべきだと思いますが、通勤時に動画を見ないという方であれば料金の安い低料金プランでスマホを運用することは可能になるでしょう。
使用するデータ量
使うアプリや作業により必要なデータ量は異なります。実際にどれほどのデータ量が必要になるのかを各アプリを使ってデータ量を計測してみました。
- メール(テキストベース):1通約10KB前後
- ウェブサイト閲覧(Safari):Yahoo!Japanトップページで約2MB〜4MB
- Apple Music(音楽ストリーミング再生):1曲再生で300KB前後
- YouTube(動画閲覧):4分間動画(480p)で30MB前後、1時間で500MB前後
- SNS:トップ画面表示から少しだけ閲覧で2MB〜5MB
- Appアップデート:数十MB
- OSアップデート:100MB〜2GB
よく使用するのはInstagramやTwitter、Facebook、LINEといったSNSアプリ、動画を見るためのYouTube、ウェブサイトを見るためのSafariやChromeなどのブラウザアプリでしょうか。
Yahoo!Japanを見て情報を収集する方も多いかと思いますが、トップページを開くだけで2MBから4MBのデータを使用してしまうので、いくつかのニュースをチェックしたらすぐに10MB〜といったデータを使用することになります。
TwitterなどSNSのタイムラインを眺めていると画像付きの投稿が多いこともあり、気付いたら100MB前後のデータを使ってしまうということもあるので、1GBといった低容量プランを契約すると、少し気をつけて使わないといけないかもしれませんね。
低速通信時のバーストモードについて
1GBなど低容量プランを利用してスマホを使っているという方は、各MVNOが提供している専用アプリを使ってデータ通信速度を遅くしてデータ消費させない「低速モード」に切り替えながら使うのも手段の一つとなります。
低速モードにする事でデータ消費をしないでスマホを使う事ができるので安心してインターネットをすることができます。ここでポイントのなってくるのがバースト機能に対応しているかどうかです。
バースト機能とは低速モードでも最初のデータ通信だけ高速で通信をしてくれる機能となっています。バースト機能はIIJmioが一番最初に搭載してから数多くのMVNOが採用している機能となっています。
バースト機能に対応しているMVNOは今ではかなり多くなっていますね。
- IIJmio
- mineo(マイネオ)
- UQ mobile(UQモバイル)
- 楽天モバイル
- NifMo
- OCNモバイルONE
- DMMモバイル
- エキサイトモバイル
低速モードの使用を前提で考えているのなら、バースト機能に対応しているMVNOを利用した方がいいでしょう。
LINEモバイルならSNSのデータ消費はゼロに!
スマホ代にお金をかけたくない。でもSNSは沢山したい。そんなワガママちゃんの夢を叶えてくれるのがLINEモバイルとなっています。LINEモバイルは各SNSのデータ消費せずに通信をすることができるデータフリーという独自のサービスを提供しています。
プラン | データ容量 | データフリー対象 |
---|---|---|
LINEフリープラン | 1GB | LINEアプリの通話・トークが使い放題 |
コミュニケーションフリープラン、MUSIC+プラン | 3GB、5GB、7GB、10GB | LINE、Twitter、Facebook、Instagramが使い放題 (MUSIC+プランはLINE MUSICと主要SNSのデータ消費ゼロ) |
LINEフリープランのデータ量は1GBとかなり少なくなっていますがデータSIMなら月額500円で利用できます。音声通話SIMは月額1,200円なので料金はかなり安いです。しかも、LINEアプリの通話・トークが使い放題(データ消費がゼロ)なので、LINEアプリを介すことで通話も無料で使うことができます。
コミュニケーションフリープランの3GBプランならデータSIMが月額1,110円、音声通話SIMが月額1,690円です。LINEの他にTwitter、Facebook、Instagramが使い放題(データ消費がゼロ)となるので、SNSをよく使う人は3GBのデータ容量でも十分すぎるということになるます。
また、MUSIC+プランならLINEミュージックの通信に関わるデータも全て消費しないので、モバイルデータ環境でもガンガン音楽を楽しむことが出来るのは、本当に凄いなーと思います。
ただし、デメリットもあります。
LINEモバイルは低速モードがなくデータ通信を強制的に節約することはできず、バースト機能も搭載していないというデメリットはありますが、SNSのデータ消費をしないのでデータ容量を使い切って低速モードになったとしても普段の生活で困るということはないかもしれません。
LINEモバイルはLINE、Twitter、Instagram、FacebookのSNSを活用しているユーザーには猛烈にお勧めしたい格安SIMです。
1GB以下のデータ量でオススメの格安SIM
1GB以下の低容量の格安SIMでオススメの格安SIMを紹介したいと思います。
mineo(マイネオ)
マイネオはドコモ(Dプラン)とau(Aプラン)のどちらかの回線を選ぶことができるマルチMVNO業者なので、敷居が高いと言われるauからのMNPもスムーズに進めることができます。マイネオは1GBのさらに下の500MBのデータ容量を選ぶことができるのも大きな特徴となっています。
データ容量 | ドコモ(Dプラン) | au(Aプラン) | ||
---|---|---|---|---|
データ通信SIM | 音声通話SIM | データ通信SIM | 音声通話SIM | |
500MB | 700円 | 1,400円 | 700円 | 1,310円 |
1GB | 800円 | 1,500円 | 800円 | 1,410円 |
LINEモバイルよりも少しだけ料金は高いですが、データを最大1GBまでもらう事ができるフリータンクという独自サービスを展開していたり、通信速度もかなり安定しているので、かなりオススメの格安SIMサービスと言えます。
Y!mobile(ワイモバイル)
あまり知られていませんが、Y!mobile(ワイモバイル)には月額980円から使う事ができる「SIMスターターキット」と呼ばれるデータ通信専用SIMがあります。
ワイモバイルはソフトバンクが運営している格安SIMサービスだけあり、通信速度が高速で安定しているので、iPadなどのサブ機に1GBのSIMを入れておくのもいいかもしれません。
UQ mobile(UQモバイル)
UQモバイルには1GBの容量のプランはありませんが、3GBデータ通信SIMが980円で使う事ができるので、ワイモバイルの1GBのプランを契約するくらいならUQモバイルの方が良いのかもしれません。ただし、iPhone7/7 Plus以降のiPhoneでテザリングする事ができないので注意です。
楽天モバイル
楽天モバイルは3.1GBからしか高速通信ができるプランがありませんが、高速通信なし(200kbps)の「ベーシックプラン」がデータ専用SIMが525円/月、音声通話SIMが1,250円/月で契約する事ができます。
200kbpsに通信速度が制限されているのでかなり微妙な感じですが、楽天市場を使って買い物をする事が多い、楽天ポイントをたくさん持っているという人は楽天モバイルという選択肢もありなのかもしれません。