iPad Wi-Fiモデル・セルラーモデルどっちを選ぶべきか違いを徹底比較!
iPadはWi-Fiモデルとモバイル通信にも対応しているセルラーモデルの2つのモデルから選ぶことができるようになっています。
この記事では、iPadのWi-Fiモデルとセルラーモデルのどちらのモデルを選ぶべきなのか、どのような基準で判断したらいいのかを徹底解説していくのでこれからiPadを購入しようと考えている方は是非参考にしてください。
Contents
iPadはWi-FiモデルとWi-Fi + Cellularモデルのどちらを選ぶべきか
iPadを買うときに選ぶ基準としてはディスプレイサイズ、Proか無印の違い、ストレージ容量の違いなどありますが、それ以外にもWi-Fiにしか対応していないWi-Fiモデル、モバイル回線にも対応しているセルラーモデルから選ぶことが可能となっています。
- iPad Pro(12.9インチ):Wi-Fiモデル or Wi-Fi + Cellulaモデル
- iPad Pro(11インチ):Wi-Fiモデル or Wi-Fi + Cellulaモデル
- iPad Pro(10.5インチ):Wi-Fiモデル or Wi-Fi + Cellulaモデル
- iPad (9.7インチ):Wi-Fiモデル or Wi-Fi + Cellulaモデル
- iPad mini 4(7.9インチ):Wi-Fiモデル or Wi-Fi + Cellulaモデル
各iPadにWi-Fiモデルとセルラーモデルが存在する!
デザインの違いについて
Wi-FiモデルとセルラーモデルはiPadのデザインも少しだけ違うので見た目でどちらのモデルなのかを判断することも可能です。例えば、iPad Proのセルラーモデルだと本体の上部に白色のラインが入っています。
新型のiPad Pro 11インチと12.9インチ(第3世代)は本体上部にWi-Fiのアンテナラインが搭載されてセルラーモデルは本体下にアンテナラインが追加されるようになりました。
この謎の白いラインはモバイル回線を利用するためのアンテナ素子となっており、Wi-Fi + Cellular モデルにおいては非常に重要なパーツです。Wi-Fiモデルにはこのアンテナラインが存在しないのでパッと見でこのiPadがWi-Fiモデルなのかセルラーモデルなのかを判別することが可能となっています。
なお、iPad Proは白色のアンテナラインを採用しているので可愛らしいデザインとなっていますが、iPad(第6世代)やiPad mini 4のセルラーモデルは樹脂製のアンテナを搭載しているので、見た目が少しだけ異なっています。
正直なところ見た目からダサいとしか言いようがないデザインですが、以前のiPadの全てのセルラーモデルは全てこの樹脂製のアンテナが搭載されていたので、見た目にもこだわるのならiPad Proを選ぶべきなのでしょう。
iPad Proのように少しだけスタイリッシュになったアンテナラインは2016年にリリースされた9.7インチのiPad Pro 9.7から採用されたもので、のちにリリースされているiPad Proは全てこのアンテナラインデザインが採用されています。
セルラーモデルはiPadよりもiPad Proの方がカッコイイ!
Wi-Fi + Cellularモデルは当然ながら便利!
どこでも気軽にインターネット通信ができる
iPadのWi-Fi + Cellular モデルはSIMカードスロットが搭載されているので、MVNOの格安SIMを入れてモバイル通信をすることができて外出先でもiPadを使ってインターネット接続をすることができるのでめちゃくちゃ便利です。
キャリアでもiPadのセルラーモデルを買うことができますが、タブレットプランはかなり高いので気軽に使うには程遠いものとなっています。しかし、Apple Storeで買うことができるiPadセルラーモデルは全てSIMフリーモデルなので3GBのデータ通信を月々900円で使うことができます。
例としてiPad(32GB)を買った場合にドコモとマイネオの通信料金を試算してみました。
通信会社 | マイネオ | ドコモ(スマホとセットで契約した場合) |
---|---|---|
基本プラン | 3GB:900円 | 1,700円(データ量はスマホ側のプランから) |
インターネット接続サービス | 0円 | 300円 |
シェアオプション | 0円 | 500円 |
端末代金 | 52,800円 | 2,200円 × 24回 |
端末割引 | 0円 | -1,800円 × 24回 |
端末実質負担 | 2,200円 × 24回 = 52,800円 | 400円 × 24回 = 9,600円 |
月々の支払い (24ヶ月まで) | 3,100円 × 24回 = 74,400円 | 2,900円 × 24回 = 69,600円 |
月々の支払い (25ヶ月以降) | 900円 × 12回 = 18,000円 | 2,500円 × 12回 = 30,000円 |
iPadを買ってから2年まではドコモの方が安い料金となりますが、3年目以降は端末代の支払いと割引が終了するので、マイネオの方が圧倒的に安い料金で持つことができます。また、iPadのセルラーモデルは中古やAppleの整備済製品で通常よりも安く手に入れることも可能なので格安SIMとの相性は抜群にイイのかなと思います。
ちなみに、マイネオはau回線でもiPhoneやiPadでテザリング通信をすることができるようになったので、とてもおすすめの格安SIMサービスです。
iPadセルラーモデルと格安SIMとの相性は抜群!
iPad ProはApple SIMを内蔵している
また、iPad ProにはApple SIMが内蔵されているため、SIMカードを入れなくてもプリペイドの通信サービスをiPad上で契約することができるようになっており、日本ではauとSoftBank、AlwaysOnline、GigaSkyのプリペイドサービスを利用することができます。(2018年モデルのiPad Pro 11インチと12.9インチはeSIMにも対応しています。)
ただし、通信料金は格安SIMと比べるとかなり割高なので日本においては活用する機会はほとんどありません。
しかし、海外旅行に行った時にiPad ProのWi-Fi + Cellular モデルを持っていくことで、海外現地のプリペイドSIMカードをわざわざ契約しなくても、Apple SIMから簡単に現地の通信会社と契約をして通信をすることができるのがApple SIM内蔵しているiPad Proの最大のメリットといえるでしょう。
本体価格が高いので価格差をどう見るか
iPadのWi-FiモデルとWi-Fi + Cellular モデルでは端末価格が異なっておりセルラーモデルの方がWi-FIモデルよりも15,000円高くなっています。
iPadセルラーモデルはWi-Fiモデルよりも15,000円ほど高い価格!
この15,000円の価格差はどのiPadでも統一されており、iPadでもiPad ProでもiPad mini 4でもセルラーモデルは15,000円高くなってしまいます。また、2018年モデルのiPad Pro 11インチと12.9インチは17,000円と価格差が広がってしまたので、セルラーモデルの敷居がさらに高くなってしまいました。
つまり、15,000円・17,000円という価格差を支払ってまでモバイル通信が可能となるセルラーモデルの優位性を見出す事ができるかどうかがiPadのセルラーモデルを購入するかどうかを決める重要な判断材料になることは間違い無いでしょう。
iPhoneのテザリング機能を使えばWi-FiモデルでもOK
そもそも、iPhoneやAndroidスマホにはテザリング機能が搭載されているのでiPad Wi-Fiモデルでも、テザリングを使ってインターネット接続をすることができます。
普通の人はiPhoneなどのスマートフォンをメインに使用していて、サブ機としてiPadを持つ事が多いのかなと思いますが、iPhoneとiPadは同じAppleの製品なので同じApple IDで使う場合は簡単にテザリングのペアリングをする事ができるInstant Hotspot(インスタント ホットスポット)機能を使うことができます。
Instant Hotspotを活用することで片方のデバイスだけで簡単にテザリングを使ってインターネットに接続することができるので、わざわざ別回線を契約してiPadにSIMカードを入れて通信環境を整える必要性はとても低いという見方もできるわけですね。
2018年3月にApple Pencilを使う事ができるようになったiPad(第6世代)がリリースされましたが、15,000円も価格の安いWi-Fiモデルを購入して、Apple Pencilを追加で購入した方が満足度は高くなるかもしれません。
iPadをメインで使うならセルラーモデルを購入しよう
iPadは画面が大きくて情報量が多いので調べ物をするときなどiPhoneよりも効率よく使うことができます。なので、普段の使用でiPhoneよりもiPadの方が使用頻度が高いという人もいるかでしょう。
もし、今後メインでiPadを使っていく可能性があるのであれば、わざわざテザリング通信をしないといけないWi-FiモデルよりもWi-Fi + Cellular モデルの方が確実に便利に使うことができるでしょう。
意外と知られていませんがiPad Wi-FiモデルはGPS機能が搭載されていないので、地図アプリを利用した時に正確な位置情報を取得する事ができません。なので、旅先でiPadを持ちながら散策をしたいというアグレッシブな方は絶対にiPadはセルラーモデルを購入した方がいいのです。
iPadをメインで使う、地図アプリを使うのならiPadセルラーモデルを選ぼう!
いちいちテザリングするのが面倒な人はセルラーモデルを購入しよう
iPhoneとiPadのテザリング設定は手軽にできるものですが間違いなく接続作業は発生します。また、うまくテザリング接続されないことも意外とあるので面倒くささが意外とあるのです。
例えば、iPhoneのネットワーク共有を使ってiPadを使っていて5分ほど放置してスリープ状態になってしまうと自動的にテザリングが解除されてしまう、再設定する必要が出てきます。
様々な状況を考慮すると、iPadを外でもよく使う方はセルラーモデルを選んだ方が結果的に便利ということになります。僕自身もiPadはWi-Fiモデルを使っていましたが、最近買うのはセルラーモデルばかりです。やっぱり、セルラーモデルはとても便利なんですよね。
僕は外出先でiPhoneのテザリングを利用してMacを接続して作業をすることが多いのですが、バッテリー消費が激しいのが意外と問題となっていました。
そこで、iPadのセルラーモデルに格安SIMを入れてiPadのテザリングでMacを接続して作業をしてみたのですが、大容量のバッテリーを搭載しているiPadならバッテリー消費も気にすることなく使うことができるので非常に重宝しています。
サブ機のiPadをテザリングマシンにすることでメイン機であるiPhoneのバッテリー消費を抑えることができますし、ちょっとした作業であればMacを使わずにiPadだけですることもできるのです。
なので、面倒くさいことをとにかく排除したいという人に関しては、迷わずiPadはWi-Fi + Cellular モデルを購入した方がいいのかなと感じます。
SIMフリー版iPadはApple Storeで購入できる
家電量販店などで購入できるiPadのセルラーモデルとなってしまうので、格安SIMを入れて使う場合はSIMフリー版のiPadセルラーモデルをApple StoreかApple公式サイトから購入することになります。
近場にApple Storeがあるなら実機を見て確認して購入することをお勧めしますが、僕のように地方に住んでいるとApple Storeがない人はオンラインから簡単に購入することができます。注文して数日後には手元に届きます。
たまにですがApple公式サイトからiPad セルラーモデルの整備済製品が出ることがあるので、定価よりも安い金額で手に入れることも可能です。
iPadに格安SIMを入れるならmineoがおすすめ!
格安SIMのマイネオは2018年9月よりソフトバンク回線の格安SIMサービス・Sプランを使うことができるようになり、10月末にau回線でもiPhoneやiPadでテザリング通信ができるようになりました。
全ての回線に対応したことで気軽にキャリアからマイネオに乗り換えをすることができるようになったのです。それぞれのキャリアで使っていたiPadも使うことができるので、キャリアからの乗り換えにおすすめです。