mineo(マイネオ)に乗り換えるメリット・デメリット・評価は?
mineo(マイネオ)は関西電力系の通信事業者の株式会社ケイ・オプティコムが運営している格安SIMで、au回線(Aプラン)かドコモ回線(Dプラン)のどちらかの回線を使うことができるマルチキャリアMVNOでしたが、2018年9月3日よりソフトバンク回線も利用することが出来るトリプルMVNOとなります。
mineo(マイネオ)は最近ではテレビCMも流れているので、知名度も上がっており、イメージキャラクターに朝ドラ「わろてんか」のヒロインとして出演をしていた葵わかなさんが起用されていることで知られていますね。
Contents
mineo(マイネオ)はどんな格安SIMサービスなの?
マイネオの特徴について
mineo(マイネオ)はドコモ・au・ソフトバンクの回線を利用したトリプルキャリアMVNOで、ユーザーが自由に好きな回線を選んで利用することができるのが最大の特徴となっています。
全てのキャリアを選択することが出来るということは…
- ドコモユーザー → Dプラン
- auユーザー → Aプラン
- ソフトバンクユーザー → Sプラン
にSIMロック解除をしなくても(端末によるが最近のモデルであれば大丈夫)、簡単にマイネオの格安SIMに乗り換えることができるようになります。
SIMロックという言葉はスマホに詳しい人なら誰もが知っている単語かもしれませんが、一般の方はSIMロックという言葉すら聞いたことがない方ばかりです。なので「SIMロック解除をすれば格安SIMを使えるようになるよ。」と言われてもさっぱり理解できないことが多んですよね。
しかし、マイネオなら3キャリア全ての回線に対応をしてしまったので、各キャリアから対応しているマイネオのプランに簡単に乗り換えることができるのです。
マイネオならSIMロック解除を気にしなくても簡単に格安SIMに乗り換えできる!
これがマイネオに乗り換える最大の特徴・メリットと言っていいでしょう。
また、場所によってはドコモの電波が入りやすいところ、auの電波が入りやすいところ、ソフトバンクの電波が入りやすいところがあったりし、環境によってどこののキャリアの電波が受信しやすいなどの状況はかなり異なってくるでしょう。
なので、現在使っているキャリアのスマホが生活圏で電波の入りが悪いところあったり通信速度が遅いと感じるところがあると感じるのであれば違うキャリアの格安SIMを利用してみるのもいいと思いますし、現在のスマホで電波の入りや通信速度に不満がないのであれば、引き続き同じキャリアの格安SIMを利用すればいいのです。
マイネオなら3キャリアの回線を選択することができるので非常に選択肢が広くなるのです。
マイネオの通信速度(理論値)
mineo(マイネオ)の各回線の通信速度の理論値(ベストエフォート)は各キャリアに準じることになります。
回線 | 受信速度 | 送信速度 |
---|---|---|
ドコモ | 最大988Mbps | 最大75Mbps |
au | 最大708Mbps | 最大112.5Mbps |
ソフトバンク | 最大774Mbps | 最大37.5Mbps |
au(Aプラン) は4G LTE & WiMAX 2+(4×4 MIMO対応)を活用し下りで708Mbps、上りで112.5Mbpsの速度となっており、ドコモ(Dプラン)は2017年9月よりPREMIUM 4Gとして4×4MIMO技術を活用し下りで988Mbps、上りで75Mbpsとなっています。
ただし、マイネオの場合は理論通信速度を公表していないので実際にどれくらいの速度なのかは未知数となっています。
実際にのau(Aプラン)の通信速度を計測してみたところ、通常時で50Mbpsの速度が出ており、調子の良い時は100Mbpsに迫る通信速度も出ていたので、mineo(マイネオ)は数多くあるMVNOの中でも速度は速い部類に入る格安SIMと言っても良いでしょう。
mineo(マイネオ)のメリット・評判・評価
マイネオに乗り換えることで得ることができるメリットはたくさんありますが、最大のメリットは通信料金がキャリアから乗り換えで半額以下になるという点でしょうか。
- キャリアから乗り換えで通信料金が半額以下になる
- mineoでんわで通話料を半額に
- 国内通話10分かけ放題 or 通話定額30/60
- データ繰越ができる
- フリータンクで一ヶ月最大1GBのデータをもらえる!
- パケットギフトでデータを分け合う
- マイネ王でマイネオユーザーからサポートをしてもらえる
- 音声SIMで最低利用期間と違約金がない
- SIMロック解除が必要ない
- ユーザー満足度が高い
mineo(マイネオ)の料金プラン
データSIMのプラン
mineo(マイネオ)のデータSIM(シングルタイプ)の料金は以下のとおりです。(1GBプランは2018年9月3日で受付終了となります。)
シングルタイプ(データSIM) | au Aプラン SMS機能付き |
docomo Dプラン (+SMS付き) |
SoftBank Sプラン (+SMS付き) |
---|---|---|---|
500MB | 700円 | 700円(820円) | 790円(970円) |
1GB(9/3受付終了) | 800円 | 800円(920円) | ー |
3GB | 900円 | 900円(1,020円) | 990円(1,170円) |
6GB | 1,580円 | 1,580円(1,700円) | 1,670円(1,850円) |
10GB | 2,520円 | 2,520円(2,640円) | 2,610円(2,790円) |
20GB | 3,980円 | 3,980円(4,100円) | 4,070円(4,250円) |
30GB | 5,900円 | 5,900円(6,020円) | 5,990円(6,170円) |
データSIM(シングルタイプ)はAプラン・Dプランともに共通ですが音声通話SIM(デュアルタイプ)はDプランの方が90円高い価格設定となっています。SプランはA・Dプランよりも少しだけ割高な料金設定となっています。
マイネオは最小容量500MBからデータプランを選択することができます。多くの格安SIMサービスでは3GBまたは1GBからしか選ぶことができなかったりしますが、マイネオは「データ通信量は必要最低限あればいい」というユーザーのために500MBプランを月々700円で利用することができるようになっています。
SMSサービスについてですが、音声通話SIM(デュアルタイプ)は申し込み不要でSMS付きとなりますが、データSIM(シングルタイプ)はAプランは無料でSMS機能を使うことができます。
SMSなしのSIMカードからSMSありのSIMカードに契約変更する場合は、タイプ変更SIMカード変更の手続きが必要となり…
- 変更事務手数料2,000円
- SIMカード発行料(Dプラン)394円
…が別途必要となるので契約時にSMS機能の申し込みをしておいたほうがいいでしょう。
音声通話SIMのプラン
音声通話SIM(デュアルタイプ)の料金は以下のとおりです。
容量 | au(Aプラン) | docomo(Dプラン) | SoftBank(Sプラン) |
---|---|---|---|
500MB | 1,310円 | 1,400円 | 1,750円 |
1GB | 1,410円 | 1,500円 | – |
3GB | 1,510円 | 1,600円 | 1,950円 |
6GB | 2,190円 | 2,380円 | 2,630円 |
10GB | 3,130円 | 3,220円 | 3,570円 |
20GB | 4,590円 | 4,680円 | 5,030円 |
30GB | 6,510円 | 6,660円 | 6,950円 |
Sプランの料金の高さが少し目立ってしまいますが、ソフトバンクからの乗り換えであれば十分に安い金額で使うことができますし、SIMロック解除をしなくてもSIMカードを入れ替えるだけで簡単に使うことができるようになります。
ポイントとしてはマイネオはauのMVNO事業者としてスタートしただけあり、料金は一番安く価格設定されています。
スマホ料金をとにかく安くしたいならマイネオのAプランを使おう!
これがポイントとなります。
マイネオの料金プランは500MB〜30GBと幅広く対応しているので、使い勝手はかなり良い部類の格安SIMです。なお、余ったデータは翌月に繰り越すことができます。繰り越したデータ容量の有効期限は翌月まで。
mineoでんわ(かけ放題・通話定額)
mineo(マイネオ)の音声通話は通常は30秒につき20円の通話料が必要となる従量制となっていますが、専用のアプリ「mineoでんわサービス」を利用することで20円/30秒→10円/30秒と半額で電話をかけることが可能となります。
通話料が半額に!(20円/30秒 → 10円/30秒)
この割引は大きいですよね。マイネオのアプリを使うだけで通信料金が半額になるのですから。
国内通話10分かけ放題
オプションで「mineoでんわ 10分かけ放題(月額850円)」に加入することで10分以内の国内通話を無料でかけることができるようになります。
- 国内通話10分かけ放題:850円
マイネオのかけ放題オプションの場合は専用のアプリを通して利用をしないとかけ放題することができませんが、同じau回線の格安SIM・UQ mobileのかけ放題プランは5分間しかできないことを考えるとマイネオの方が5分も長く無料で電話をかけることができるのはお得ですよね。
通話定額30/60
mineo(マイネオ)ではかけ放題プランのほかに無料通話オプションとなる通話定額30/60も選ぶことが可能となっています
- 通話定額30(最大30分定額):840円
- 通話定額60(最大60分定額):1,680円
ララコールで通話料が無料に
マイネオに乗り換えると実質無料でIP電話サービス・LaLaCall(ララコール)を使うことができるようになります。
インターネット回線を使ったIP電話ですが、マイネオユーザーならデータ通信を消費することなくララコールを使うことができ、ララコール同士なら無料で通話をすることができ、さらに普通の携帯電話や固定電話にも電話をかけることが可能となっています。
家族割・複数回線割
mineo(マイネオ)では家族割・複数回線割があり2回線目以降の契約で月額基本料金から50円割引となります。
複数回線持つことこで1年間で600円安くすることができる計算になりますね。
もし、家族5人いるならみんなでマイネオに乗り換えをすることで、1年間で3,000円も安くなります。たかが50円。されど50円。塵も積もれば山となる。もし、家族でマイネオに乗り換えを考えているのであれば、必ず家族割・複数回線割の申し込みをしておきましょう!
また、「パケットシェア」に申し込むことで家族の繰り越したデータ容量を翌月に分け合うことも可能となっています。
「フリータンク」で最大1GBを無料でゲット
mineo(マイネオ)には、データ(パケット)をみんなで分け合ってシェアすることができる「フリータンク」という独自サービスがあります。
もし、あなたが「今月はあまりデータを使わなかった」時はフリータンクにパケットを寄付することができ、「今月はデータを使い過ぎでデータが足りない!助けて!」となった時に、フリータンクから最大1GBまでのパケットを引き出すことができる神サービスなのです。
フリータンクからデータを引き出すにはいろんな条件がありますが、いざという時には非常に便利なマイネオの独自サービスとなっています。
パケットギフトでデータを分け合う
mineo(マイネオ)では余ったデータ容量(パケット)を誰とでも分け合えることができるパケットギフトというサービスがあります。
ドコモや他社の格安SIMでも家族間でデータをシェアすることができるサービスがありますが、mineoでは家族間だけではなく友達にも気軽にシェアすることができるのが特徴となっています。
ギフトとして使用できるデータ量は10MB単位で一度に送ることができるデータ量は9,990MBまでとなっており有効期限は、贈られた月の翌月末までとなっています。
マイネ王で分からないことをサポートしてもらえる
マイネオではユーザー同士が分からないことを聞き合うことができるコミュニティサイト・マイネ王を運営をしています。
ここに分からないことや困ったことなどを投稿することで実際に使用しているマイネオユーザーから生の声を聞くことができるので、とても心強いですよね。
音声通話SIMの最低利用期間と違約金がない
他の格安SIMサービスでは音声通話SIMを契約した場合は12ヶ月間の縛りが発生し、12ヶ月以内に解約をすると違約金が必要となってきます。
しかし、マイネオの場合は最低利用期間が設定されておらず12ヶ月以内に音声通話SIMを解約をしても違約金がかかることがないのです。
マイネオの音声通話SIMを契約して12ヶ月以内にMNPで他の通信会社に乗り換える場合は違約金がかかってきます。
- 1〜12ヶ月目:12,420円(税込)
- 13ヶ月目以降:2,160円(税込)
電話番号に特にこだわりのないのであればとりあえずマイネオに乗り換えをして使ってみて、もしも気に入らなかった解約をしてしまっても違約金を取られることがないので気軽に音声通話SIMを使うことができますよね。
マイネオはユーザー満足度が高く評判・評価が高い
マイネオはユーザー満足度が非常に高いMVNOとして知られており、数々の賞を受賞をしています。最近では2018年3月にMMD研究所が「顧客総合満足度」を調査し2年連続で第1位に輝いています。
これは格安SIMを利用しているユーザーを対象に利用している格安SIMサービスの満足度をアンケートを取ったものとなっておりmineo利用者の満足度が85.4%で最も高い満足度に。
他にも…
- iPhone利用者シェア第1位
- おススメしたくなる 第1位
- Amazonランキング 携帯電話・スマートフォン SIMカード部門 第1位
などなど、様々な部門でマイネオは賞を受賞し評価の高い結果を得ています。賞をとったから満足度が必ずしも高いというわけではないとは思いますが数多くある格安SIMサービスの中から選択をする一つの大きな指標になるのではないでしょうか。
格安SIMの中でも通信が安定している
mineo(マイネオ)の電波はauかドコモのどちらかの回線を利用することができるので、ドコモの電波が入りにくいところではauの電波が入りやすかったり、その逆もあるわけで、ユーザーとしては非常に使い勝手の良い格安SIMと言っていいでしょう。
また、データ通信については数多く存在するMVNOの中でもmineo(マイネオ)はデータ通信が安定している方なので、通信速度がめちゃくちゃ遅くなって使うことができないという状況はほとんど無いのかなと思います。
実際にmineo(マイネオ)のau回線Aプランにて通信速度を計測してみました。
日付 | 下り | 上り | ping(ms) |
---|---|---|---|
11/27 9:58 | 57.81Mbps | 5.75Mbps | 67 |
11/27 11:05 | 77.08Mbps | 10.73Mbps | 61 |
11/27 12:09 | 1.02Mbps | 10.53Mbps | 103 |
11/27 13:14 | 51.48Mbps | 8.58Mbps | 67 |
11/27 14:49 | 39.92Mbps | 3.96Mbps | 78 |
11/27 17:03 | 30.54Mbps | 3.15Mbps | 60 |
11/27 18:51 | 2.01Mbps | 3.26Mbps | 98 |
11/27 20:21 | 64.01Mbps | 3.94Mbps | 64 |
11/27 22:07 | 57.67Mbps | 8.98Mbps | 59 |
どうでしょう。計測場所によっても結果が異なってくるので一概に良いとは言い切れませんが、まあまあの通信速度が出ているのではないでしょうか。
さすがに回線が混み合うお昼の時間帯(12時〜13時)や夜の時間帯(19時前後)の下り速度が2.01Mbpsと一桁台に低下してしまっていますが、通常の時間帯であれば50Mbps前後となかなか速い通信速度を記録ています。
格安SIMでこれだけの速度が出るのはなかなか凄いのではないでしょうか。
同キャリアに乗り換えならSIMロック解除の必要なし
ドコモからDプランに乗り換え
ドコモで購入した端末であればDプランであればSIMロック解除無しでそのまま使うことができますし、これは他社のドコモ系の格安SIMと同じですね。
auからAプランに乗り換え
au回線のAプランにはLTE用SIM(nano/micro)とVoLTE対応SIMの二つのSIMカードがあり、SIMカードのタイプによって端末のSIMロック解除が必要の有無が異なります。
Aプランを申し込む時にLTE用SIM(nanoSIM/microSIM)かVoLTE対応SIMを選択する画面が表示されます。
LTE用SIM(nanoSIM/microSIM)はauのスマホをSIMロック解除しなくてもそのまま利用することができますが、VoLTE対応SIMは2017年8月以前に販売されたauのスマホだとSIMロック解除をする必要があります。
- LTE用SIM(nanoSIM/microSIM):SIMロック解除なし
- VoLTE対応SIM:2017年8月以前に販売されたスマホはSIMロック解除必要、2017年8月1日以降に販売されたスマホならSIMロック解除必要なし
とってもややこしいのですが、2017年8月1日以降に販売された最新のスマホであればVoLTE対応SIMでSIMロック解除をしなくても利用することができるということになり、iPhone 8/8 PlusやiPhone XはVoLTE対応SIMでSIMロック解除無しで利用することが可能となっています。
ソフトバンクからSプランに乗り換え
ソフトバンクで購入した端末はAndroidは2017年8月以降に購入したスマホならSIMロック解除をしなくてもマイネオのSプランのSIMカードを入れて使うことができます。iPhoneについてはnanoSIMに対応しているiPhone 5以降であればSIMロック解除なしで使うことができます。
SoftBankで購入した端末 | |
iOS | Android |
iPhone 5以降 | 2017年8月以降のSIMロック端末 |
全てのiPad(セルラーモデル) | SIMフリー端末 |
Androidについては最近になってSIMロック解除なしでも使えるようになったので、持ち込みで利用を考えている方はSIMロック解除をしておいたほうが無難かもしれませんね。
キャリア決済を使える(AndroidのGoogle Payのみ)
mineoではドコモ回線の音声通話SIMを使っているユーザーに対してGoogle Play限定でmineoキャリア決済を使うことができます。
キャリア決済とは商品やサービスにかかる代金を通信費用とまとめて一緒に支払いをすることができる仕組みのものでドコモ、au、ソフトバンクなどのキャリアで利用できるサービスとなっています。
そんなキャリア決済をマイネオはAndroidのGoogle Pay限定ですが利用することができます。
mineo(マイネオ)のデメリットは?
通信速度が低下する時間帯がある
マイネオは普通の時間帯は快適な通信速度を実現していますが、お昼の12時〜13時などの回線が混み合う時間帯の通信は他社MVNOと同じように遅くなってしまいます。
例えば、ある日のマイネオのAプランの通信速度はこんな感じでした。
- 10時頃:下り56.45Mbps・上り10.49Mbps、ping 65ms
- 12時頃:下り0.78Mbps・上り9.63Mbps、ping 83ms
- 14時頃:下り60.42Mbps・上り8.45Mbps、ping 63ms
- 21時頃:下り59.82Mbps・上り5.09Mbps、ping 62ms
12時過ぎた頃の下り(受信)の通信速度が1Mbps以下に低下しているのが分かりますよね。マイネオの格安SIMサービスはドコモ、au、ソフトバンクから通信回線を借りて運営をしているため、どうしても帯域が限られてしまいユーザーが多く利用する時間帯は、どうしても通信速度が低下してしまいます。
これはmineo(マイネオ)だけに限らずに普通のMVNO業者が運営している格安SIMも同じように混み合う時間帯は通信速度が低下していしまうので仕方なのないところ。
通信速度が低下してしまう時間帯があるのは格安SIMでは仕方のない事と割り切る必要がありますが、mineo(マイネオ)だと回線が混み合う事がない通常の時間帯の通信速度が50Mbps以上出ることもあるので比較的通信速度が速くて安定しているMVNOといってもいいでしょう。
AプランはiPhoneでテザリング機能を使えない → 使えるように
iPhoneのテザリング機能を使ってタブレットやPCを接続してインターネットを使っているという人は多いかと思います。
イメージとしてはこんな感じです。
mineo(マイネオ)では、Dプランの場合はiPhoneを使ってテザリング機能を使う事ができますが、Aプランはテザリング機能を一切使う事ができないのです。
今までauで契約していた時はiPhoneのテザリング機能を使う事ができたのに、マイネオのAプランに乗り換えたらiPhoneでテザリング機能を使えなくなった…なんてこともあるので、十分に注意してから乗り換えるようにしましょう。
もし、auのiPhoneからの乗り換えを検討している方は乗り換えをする前にauでiPhoneのSIMロック解除をしてからマイネオのDプラン(ドコモ回線)に乗り換える手順を踏むことをお勧めします。
追記:2018年10月末よりAプランでも全てのiPhoneでテザリング機能が解禁されます!
ついにマイネオのAプランでiPhoneのテザリングができなかった問題が2018年10月末に解決しテザリングすることができるようになります!
Aプラン(au)のサービスエリアに注意
mineo(マイネオ)のAプランは3G回線を利用したデータ通信は非対応となっており、4G LTEエリアのみだけデータ通信をする事ができる仕様となっています。
4G LTE | 3G | |
データ通信 | ○ | × |
音声通話 | ○ | ○ |
これはmineo(マイネオ)のAプランだけの問題ではなく、大元のauをはじめau系格安SIMのすべてに言えることとなっています。
これは、auの過去に現在主流になっている4GLTEとの互換性のないマイナーな3G規格(CDMA One・CDMA2000)を採用してしまったために、早急に4G LTEの設備を増設し、早い段階で3G回線を利用した端末を廃止し4G回線でも通話をする事が可能なVoLTEに対応した端末のラインナップを強化、2020年には3G回線を停波することを発表しています。
ちなみに、最新のiPhone 8/8 PlusとiPhone Xもau回線に関しては3G(CDMA 2000)には対応しておらず音声通話は4G LTE回線を利用したVoLTEを利用したものとなっており、auの3Gは一切使う事ができない仕様となっています。
なら問題がないんじゃないかと思われるかもしれませんが、山間部などでは3Gなら来ていた電波が4Gだと来ていない…という可能性もあるのです。もちろん、今後は4G LTEがメインとなるので設備増強は随時行われており、場所によっては3Gよりも4G LTEの方がサービスエリアが広いというところもあったります。
ドコモとソフトバンクが採用している3GはW-CDMAと呼ばれる4G LTEと互換性を持った規格で世界でも幅広く利用されています。東京オリンピックから海外の人たちがたくさん日本にやってきますが、海外の方も3G回線を利用して国際ローミングが盛んに行われる事が予想されます。
キャリアメール(MMS)が使えない
大手キャリアでは当たり前のようにMMSによるメールアドレス(@ezweb.ne.jp、@docomo.ne.jp、@softbank.ne.jp)を貰う事ができ、メッセージのやり取りをする事ができました。
しかし、mineo(マイネオ)ではMMSによるメールアドレスを貰うことができません。代わりにMMSではない(@mineo.jp)を貰う事ができます。
フリーメールと同じメールアドレスなのでiPhoneの「メッセージ」アプリを利用するのではなく「メール」アプリで利用することになります。一部の銀行などのサービスで携帯電話のメールアドレス(MMS)が必要になる事があり、それらのサービスを利用する事ができない可能性もあるので、今使っているサービスを確認しておく必要があるかもしれません。
また、(@mineo.jp)のメールの受信はプッシュ配信はできず、フェッチ配信になるのでリアルタイム性を求めるものには使う事ができないので、LINEなどのメッセージアプリを上手く利用することをお勧めします。
無料のWi-Fiスポットを使う事ができない
mineo(マイネオ)では無料で使う事ができるWi-Fiスポットがありません。
自宅にWi-Fi環境があるユーザーにはあまり関係のない事なのかもしれませんが、OSやアプリのアップデートを実行するときに無料のWi-Fiスポットがないのは少々辛いところがあるかもしれません。
ただし、有料で月額200円でWi-Fiスポットを使う事ができるので、さほど問題でもないのかもしれません。
12ヶ月以内のMNP転出に注意
mineo(マイネオ)は音声通話付きSIM(デュアルタイプ)で解約をする場合は違約金が発生しないのがメリットの一つです。
他の格安SIMサービスだとデータ専用SIMは違約金がかからないけど、音声通話付きのSIMに関しては1年以内に解約をしてしまうと9,800円程度の違約金がかかってしまうのがほとんどです。
そんな中でマイネオは音声通話付きSIMで1年以内に解約をしても違約金が発生しないという素晴らしい大判振る舞いになっているのです。
しかし、1年以内に別の格安SIMやキャリアに乗り換えるMNP転出については11,500円のMNP転出手数料が必要となってきます。
- MNP転出手数料(1年以内):11,500円
- MNP転出手数料(1年以上):2,000円
でも、よく考えてみるとこれでも安い方です。楽天モバイルだと1年以内に音声通話SIMを解約すると9,800円の違約金に加えてMNP転出手数料が3,000円かかり合計で12,800円となってしまいますし、1年以上経過していてもMNP転出手数料は3,000円かかってきます。
そう考えるとマイネオのMNP転出手数料の2,000円という金額はかなり良心的な価格といってもいいのではないでしょうか。
MNPでマイネオに乗り換えたい場合
現在使っているNTTドコモ、au、ソフトバンクのキャリア、その他の格安SIMで契約してる電話番号をそのまま利用したい場合は、MNP予約番号を各通信業者より発行してもらう必要があります。
MNP予約番号の有効期限は15日間ありますがマイネオは予約番号を取得してから有効期限が10日以上残っていないと手続きをすることができないので申し込みをする直前に予約番号を発行するようにしましょう。
なお、データSIMは番号移行は出来ないので、もし別の格安SIMのデータSIMの番号を移動させたいと思っても新規契約となってしまいます。
MNPを使ってmineo(マイネオ)に乗り換える方法について以下の記事で詳しく書いています。思っている以上に簡単にマイネオに乗り換えをすることができるので、少しでも通信料金を安くしたいと考えているならぜひ挑戦してみてください。
- mineo(マイネオ)乗り換え方法・MNP手順の完全ガイド!
- ドコモからマイネオにMNPで乗り換える手順と注意点!
- auからマイネオにMNPで乗り換え!料金の違いと対応しているスマホについて!
- ソフトバンクからマイネオにMNPで乗り換える手順と注意点!
- mineoでアクセスポイント(APN)を設定する方法は?
mineo(マイネオ)でiPhoneをお得に使う!
キャリアで利用していたiPhoneをMNPを使ってmineo(マイネオ)に持ち込みで乗り換えることで、通信費用を半額以下に抑えることが可能となります。
iPhoneは非常に高価なスマートフォンで高性能なので、2年前に購入をしたiPhone 6sだったとしても、まだまだ現役で使うことができる性能を持っています。なので、スマホ持ち込みでマイネオに乗り換えるのが最も通信費用を下げる効果のある方法になるのは間違いない方法となるでしょう。
iPhoneを持っていない方でもApple StoreでiPhoneを購入してもキャリアでiPhoneを使い続けるよりも遥かに通信費用を下げることができます。
とにかく通信費用を下げたいのであれば、格安SIMのmineo(マイネオ)に乗り換えるのが吉と出るでしょう。
また、mineoはキャリアから持ち込んだ端末でも月額500円で保証を付けることができるようになっているので、高価なiPhoneを守りたいという方も安心してmineoに乗り換えることができるでしょう。
マイネオでiPadをお得に使う!
iPadにはWi-Fiモデルとセルラーモデルがありますが、セルラーモデルならmineo(マイネオ)のデータSIMを入れて設定をすることでデータ通信をすることが可能となります。
3GBでも月額900円で利用することができるので、iPadのセルラーモデルをiPhoneのサブ機として使用するのであれば、キャリアのタブレットプランで利用するよりも大変お得に運用をすることができます。
Wi-Fiモデルとセルラーモデルのどちらを選んだらいいのか迷っているという方は、どちらがいいのかをまとめてありますので参考にしていただけたらと思います。