LINEモバイルに乗り換えるメリット・評価・評判について!
LINEモバイルはメッセンジャーアプリ・LINEのLINE株式会社が運営している格安SIMサービスで、LINEアプリとの親和性が高く、普段からLINEアプリを使用している人には是非ともお勧めしたい格安SIMです。
また、2018年4月にソフトバンクの子会社になったことで7月2日よりソフトバンク回線も選ぶことができるマルチMVNO業者になり、ユーザー側からみると選ぶ幅が広がることになりそうです。
LINEモバイルのメリット・特徴・評価
LINEモバイルはLINE、Twitter、Facebook、InstagramといったSNSのデータ消費がかからないデータフリーが最大の特徴となっています。
また、LINEアカウントを取得するときに普通ならSMSを送受信することができるSIMが必要となりますが、LINEモバイルのSIMならSMSなしデータSIMでもLINEアカウントを取得することができるようになっています。
LINEモバイルはSNSと相性が良い格安SIMサービス
LINEモバイルの特徴とメリットをまとめるとこんな感じとなります。
- ドコモかソフトバンクの電波を利用できる
- SNS(LINE、Twitter、Facebook、Instagram)のデータ通信量の消費がかからない
- SMS機能なしのデータ通信プランでもLINEアカウントを新規登録できる
- 10分間かけ放題の音声通話プランがある
- LINE MUSIC聴き放題「MUSICミュージック+プラン」をお得料金で聴くことができる
- LINEの友達にデータ通信をプレゼントできる
LINEモバイルの通信速度(理論値)
LINEモバイルの通信速度の理論値(ベストエフォート)は公式ページに公開されていませんが(少し前までは下り最大375Mbpsでした。)、ドコモと同じ電波を利用していることから同等レベルのサービスエリア、通信速度(理論値)となります。
- 下り最大978Mbps
- 上り最大50Mbps
- データ無制限プランの場合:送受信最大200kbps
- 直近3日間通信制限はなし
料金プラン内のデータ通信量であれば直近3日間の通信制限は特に設けられていません。
ただし、SNSのデータ通信が無料だからといって帯域を長時間占有するような使い方をした場合は通信制限の対象になります。まあ、通常の使い方なら特に通信制限されることはないということになります。
LINEモバイルの料金プラン
LINEモバイルの料金プランは大きく分けて3つのプランから成り立っています。
LINEフリープラン
データ通信量が1GBと容量が少ないですがLINEモバイルの中で一番安い料金プランとなっており、データSIMなら月額500円から利用することができるプランです。音声通話SIMでも1,200円で契約をすることができるので、とにかく安くスマホを使いたいという人にオススメのプランとなっています。
データ容量 | データSIM | 音声通話SIM |
---|---|---|
1GB | 500円 620円(SMS付き) |
1,200円 |
LINEフリープランはLINEアプリの通話・トークがデータ消費なしで使い放題(データフリー)となっているので、データSIMを契約してLINEアプリの無料通話機能を使うことで月々500円という金額でも無料で通話をすることができるということになります。
- LINE:音声通話、トーク、画像・動画の送受信、タイムラインのデータ通信量が無料
電話番号を持たないといけないなどコダワリや理由がないのであれば、LINEフリープランで十分こと足りるような気がしますね。
LINEフリープランの注意点として、LINEフリープランから下記のコミュニケーションフリープラン、MIUSIC+プランにプランを変更することができないので、1GBのデータ容量で足りるかどうか不安だという方は最初からコミュニケーションフリープランを契約した方がいいでしょう。
LINEの無料通話をメインで使うならLINEフリープランはオススメ!
コミュニケーションフリープラン
1GBのデータ容量じゃさすがに足りないぜ!という方はコミュニケーションフリープランにしましょう。3GBのデータSIMなら1,110円でスマホを持つことができます。音声通話SIMなら1,690円でOKです。
データプラン | データSIM | 音声通話SIM | |
---|---|---|---|
フリープラン | 1GB | SMSなし:500円 SMSあり:620円 |
1,200円 |
コミュニケーションプラン | 3GB | 1,110円 | 1,690円 |
5GB | 1,640円 | 2,220円 | |
7GB | 2,300円 | 2,880円 | |
10GB | 2,640円 | 3,220円 |
コミュニケーションフリープランの大きな特徴としてLINEアプリの通話・トークに加えてTwitter、Facebook、Instagramのデータ消費もゼロ(カウントフリー)で利用することができるので、Instagramに画像をじゃんじゃんアップするインスタグラマーの方も安心して使うことができるプランとなっています。
データフリー対象となる機能は以下のとおり。
- LINE:音声通話、トーク、画像・動画の送受信、タイムライン
- Twitter:タイムライン、画像付きツイート、ツイート、ダイレクトメッセージ
- Facebook:タイムライン、画像・動画投稿、コメント、お知らせ表示
- Instagram:タイムライン、画像・動画投稿、アクティビティ、ダイレクトメッセージ
最大で10GBまでデータ容量を確保することができるので、データ不足に悩まされることはほぼないのかなと思います。
MUSIC+プランでLINEミュージックを聴き放題
MUSIC+プランはLINEの音楽聴き放題サービス・LINE MUSICをコミュニケーションプランにお得に追加できる料金プランとなっており、3GBのプランならプラス700円、10GBにプランならプラス300円でLINE MUSICを使うことができるようになります。
データ容量 | MUSIC+プラン データSIM |
MUSIC+プラン 音声通話SIM |
コミュニケーションフリーからの差額 |
---|---|---|---|
3GB | 1,810円 | 2,390円 | 700円 |
5GB | 2,140円 | 2,720円 | 500円 |
7GB | 2,700円 | 3,280円 | 400円 |
10GB | 2,940円 | 3,520円 | 300円 |
LINEミュージックは普通に契約すると月額960円(学生は480円)のサービスですが、LINEモバイル経由なら半額以上の料金で使うことができることになります。
MUSIC+プランはLINE MUSICが使えるだけではなくLINE MUSICの音楽を聴いたり、音源をダウンロードする時に発生するデータ通信の消費もしない(データフリー)になるという素晴らしいサービスとなっています。
すでにApple MusicやAmazon Musicなどで音楽ストリーミングサービスを使っていたとしても、外で聴くときはデータ通信料がかかってしまうので聴くのを控えていたという方も多いかと思います。
しかし、LINEモバイルのMUSIC+プランならそんな遠慮も必要ありません。外でもガンガン音楽を聞くことができるのです。
MUSIC+プランならLINEミュージックを外で存分に聴き放題できる!
MUSIC+プランでデータフリー(データ消費なし)になる機能は以下のとおりです。
- LINE:音声通話、トーク、画像・動画の送受信、タイムライン
- Twitter:タイムライン、画像付きツイート、ツイート、ダイレクトメッセージ
- Facebook:タイムライン、画像・動画投稿、コメント、お知らせ表示
- Instagram:タイムライン、画像・動画投稿、アクティビティ、ダイレクトメッセージ
- LINEミュージック:音楽・音声の視聴、歌詞・文章の閲覧、音源の保存、楽曲の検索
音楽データは普通のSNSに必要なデータ量よりも多いですが、そのデータ消費もカウントされないってのは本当に太っ腹です。
LINEモバイルのMUSIC+プランならモバイル回線のデータ消費せずに音楽を聴くことができるので、モバイル回線でも気にすることなくLINEミュージックを楽しむことができるのが最大のメリットといえるでしょう。
10分電話かけ放題オプション
LINEモバイルは少し前までかけ放題プランがありませんでしたが、他社がかけ放題プランを追加するのに合わせて10分間の電話が何度でも無料になる「10分電話かけ放題オプション」を使うことができるようになりました。
- 10分かけ放題オプション:880円/月
専用アプリ「いつでも電話」を使うことで従量制の通話が20円/30秒が半額の10円/30秒でかけることが出来るようになりますが、「10分電話かけ放題オプション」を880円/月で付けることで10分以内の通話が0円に10分超過分 10円/30秒でかけることが出来るようになります。
ソフトバンクのiPhoneがSIMロック解除なしで利用可能に
ソフトバンクの傘下になったことでソフトバンク回線のSIMカードを使うことができるようになったLINEモバイルですが、ソフトバンク回線のSIMカードには通常のSIMカード以外にiPhone専用のSIMカードが用意されています。
iPhone専用nanoSIMを使うことでソフトバンクで購入したiPhoneをSIMロック解除なしで使うことができるようになります。
iPhoneを使うには専用SIMが必要ということではなく、SIMフリー版やドコモ・au版のiPhoneをSIMロック解除したものなら通常のnanoSIMでも使うことできますが、ソフトバンクからの乗り換えは非常にやりやすくなるといえるのではないでしょうか。
ソフトバンク回線とドコモ回線の違いについてはこちらの記事で詳しく書いています。
持込端末保障に対応
LINEモバイルで購入したスマホは月額450円の端末保証に加入することで保証を受けることができますが、LINEモバイルの凄いところはユーザー側は持ち込んだ端末であっても保証をしてくれる持込端末保証(月額500円)に対応しています。
端末保証
- 月額料金:450円
- 1回目自費:5,000円で端末交換
- 2回目自費:8,000円で端末交換
- 保証範囲:故障、水濡れ、破損
持込端末保証
- 月額料金:500円
- 1回目自費:5,000円で最大50,000円まで保証
- 2回目自費:8,000円で最大50,000円まで保証
- 保証範囲:故障、水濡れ、破損
- 貸し出し端末:希望者は対応可能
保証範囲は故障、水濡れ、破損で保証上限額は50,000円までとなっていますが、Androidスマホだけではなく、AppleのiPhoneも保証対象内になっています。
iPhoneに関しては修理対応のみとなっており端末交換には対応しておらずAndroidスマホに関しては交換端末が利用中の端末と同一の端末とは限らないので注意が必要です。
LINEモバイルの契約方法
LINEモバイルはWEBサイトから申し込むことが可能となっています。手続きはインターネットができる環境であれば行うことができるので、現在使っているスマホから手続きをするのもいいと思います。
また、2017年3月より家電量販店での申し込みもできるようになりました。ただし、対応している店舗は少ないのでインターネットからの申し込みがベースになるのかなと思います。
必要なもの
申し込む前に以下を準備する必要があります。LINEの場合はLINE PayカードやLINE Pay決済があれば申し込みをすることが可能となっています。
- 連絡の取れるメールアドレス
- 本人名義のクレジットカード(VISA、MasterCard、JCB、American Express、DINERS)もしくはLINE Payカード又はLINE Pay決済
- 本人確認書類(運転免許証、パスポート、身体障がい者手帳または療育手帳 または精神障がい者保健福祉手帳、特別永住者証明書、在留カード、健康保険証+補助書類、マイナンバーカード…など)
未成年者はWEB上で受付は親権者の同意のもとで申し込むことができます。これらの必要書類はスマホのカメラで撮影してアップロードすることで簡単に手続きができるようになっています。
電話番号をそのまま使いたい場合
現在使っているNTTドコモ、au、ソフトバンクのキャリア、その他の格安SIMで契約してる電話番号をそのまま利用したい場合は、MNPの予約番号を各業者より発行してもらう必要があります。
▶︎ ドコモから番号を移行する方法
▶︎ auから番号を移行する方法
▶︎ ソフトバンクから番号を移行する方法
MNP予約番号の有効期限は15日間ありますがLINEモバイルは10日以上の有効期限がない申し込みを受け付けてくれないので、乗り換える決断をした直前に予約番号を発行するようにしましょう。なお、データSIMは番号の移行は出来ないので、もし別の格安SIMのデータSIMの番号を移動させたいと思っても、新規契約となってしまいます。
必要なもの、MNPの予約番号の準備が整ったらLINEモバイルのサイトにある申し込みフォームを使って申し込みをしていくことになります。申し込み手続き、本人確認などの手続きが完了すると最短で翌日に登録した住所にSIMカードが届きます。
MNPを使ってのりかえをする場合はSIMカードが届いたらLINEモバイルのマイページにログインして、回線切替の手続きをする必要があります。回線切替を実行すると今まで使っていた業者のSIMでの通信が切断されLINEモバイルのSIMカードの通信が開通します。
APNの設定方法
LINEモバイルのSIMカードをスマホやタブレットに入れたら以下のAPN設定をする必要があります。
iPhone・iPad
iPhone・iPadでLINEモバイルを利用する場合はWi-Fi環境にてSafariを起動しこちらのページにアクセスし、プロファイルをダウンロードしてインストールしてください。大手キャリア以外の格安SIMから乗り換えた場合は今まで使っていたAPNプロファイルを削除してからLINEモバイルのAPNをダウンロード・インストールしてください。
Android
Androidのスマホやタブレットの場合は「設定」の「その他」→「モバイルネットワーク」の「アクセスポイント名」から「LINEモバイル」を設定します。もしLINEモバイルの項目がない場合はAPNの新規作成から以下の情報を入力しましょう。
- 名前:LINEモバイル
- APN:line.me
- ユーザー名:line@line
- パスワード:line
- 認証タイプ:PAPまたはCHAP
これでデータ通信をすることが可能となります。
LINEモバイルの評価
SNSを愛しているユーザーはLINEモバイルはおすすめ!
LINEモバイルはSNSのデータ消費しない・データフリーという独自サービスを展開しているので、Instagramに撮影した写真をじゃんじゃん投稿したり、Twitterで情報を収集したり、LINEで色々とコミュニケーションをたくさん取りたいという方には本当にオススメの格安SIMサービスとなっています。
LINEモバイルはWi-Fiスポットを無料で使うことができるサービスはないですが、月額200円でSecured Wi-Fiを使うことができるようになるので、トータルで見ればキャリアからの乗り換えでスマホ料金を半額以上下げることも可能となるので、ぜひ検討してみてください。
通信品質について
LINEモバイルの通信速度はさほど速いという印象はありませんが、遅くてイライラするということもありません。他のMVNOだとデータ通信量を使い切ってしまい通信制限がかかってしまうところLINEモバイルならSNSに限って通常速度で通信をすることができるので使い勝手はとてもいいと思います。