NifMoの特徴とメリット

NifMo(ニフモ)に乗り換えるメリット・デメリット!評判と評価は?

NifMoって随分と前から格安SIMサービスをやってるイメージはあるけど、あんまりパッとしないんだよね。
そうだね。NifMoはプロバイダのNiftyをしているから意外と知名度はあるように見えるけど、格安SIMサービスとしては目立つ方ではないかもしれないね。でも、僕はNifMoは通信速度も速くてオススメのMVNOなんだ。

NifMo(ニフモ)はニフティ株式会社が運営しているドコモ回線を利用した格安SIMサービスで格安SIMサービスの中ではかなり前からサービスを提供している老舗MVNOなので名前を聞いたことがあるという方は多いのかなと思います。

しかし、格安SIM業界の荒波にNifMoも飲まれているのは事実で2017年4月に株式会社ノジマの完全子会社となり再スタートを切っています。

NifMo(ニフモ)特徴・メリットについて

NifMoはドコモ回線を利用した格安SIMサービスですが、他社の格安SIMよりも通信速度が速く安定していることで評判になっていたMVNOです。一時期速度が遅くなってしまう月もあったりしましが、毎月必ず回線増強をしておりここ最近は通信速度もかなり安定しているので安心感はとてもあるMVNOといってもいいでしょう。

NifMoの特徴をまとめるとこんな感じです。

  • docomoの電波を利用している
  • シンプルな料金体系
  • 通信が比較的安定している
  • 通信制限を受けていてもバースト転送機能で快適
  • 10分かけ放題オプション
  • ファミリープログラムでデータをシェアできる
  • 割引サービス「まるっと割(でんき+ネット+スマホ)」がある
  • NifMoバリュープログラムで通信料金が安くなる

NifMo(ニフモ)の通信速度(理論値)

NifMo(ニフモ)の通信速度の理論値(ベストエフォート)は公式ページに下り最大375Mbps、上り最大50Mbpsと記載されていますが、ドコモと同じ電波を利用していることから同等レベルのサービスエリア、通信速度(理論値)となると思われます。

  • 下り最大978Mbps
  • 上り最大75Mbps
  • 通信制限:送受信最大200kbps

NifMo(ニフモ)の料金プラン

Nifmoの料金プランは非常にシンプルなものとなっており、基本的な基本プランはこれだけです。

データ通信量 データSIM SMS機能付きデータSIM 音声通話SIM
3GB 900円 1,050円 1,600円
7GB 1,600円 1,750円 2,300円
13GB 2,800円 2,950円 3,500円

めちゃくちゃシンプル!細かく決めて運営をしたいという人には向いていないかもしれませんが、料金は格安SIM業界のなかで標準的な格安価格となので標準的なデータ通信量の7GBを選ぶならNifMoなら安く使うことができると思います。

確かにシンプルすぎるくらいのプランだね。
そうなんだ。でも10分かけ放題のオプションをつけることもできるから組み合わせは必要十分なのかなと思うんだ。

データSIMはデータ通信専用SIMにプラス150円追加することでSMS付きのSIMにバージョンアップすることができ、SMSが必須となるLINEを使いたいという人はデータ通信SIMを利用する人はSMSが付いているSIMカードを選ぶようにしましょう。

10分かけ放題オプション

NifMoの通話料金は20円/30秒の従量制が基本となっていますが、アプリ「NifMo 半額ダイヤル」を使うことで半額の10円/30秒で通話をすることができるようになります。

通話料が通常の半額(20円/30秒 → 10円/30秒)に!

さらにオプションでNifMo10分かけ放題を830円/月でプラスすることで、10分以内の国内通話が何度でもかけ放題無料になります。

月額830円の国内通話10分かけ放題オプションも!

今では10分かけ放題のオプションプランは珍しいものではなくなりましたが、他では月額850円に設定されていることが多い中でNifMoなら月額830円で10分かけ放題をすることが可能となっています。

たった20円かと思ってしまうかもしれませんが、料金は1円でも安い方が嬉しいですよね。

使わなかったデータ量を翌月に繰越できる

もちろん、使用しなかったデータは翌月に繰り越すことができるので安心ですよ。

NifMo データ繰越

先月はほとんどデータを使わなかったので3GB近いデータ容量がそのまま繰越されたので、今月は6GBほどのデータを使うことができます。データ専用SIMなら900円、音声通話SIMなら1,600円で利用することができるので、とても安いです。

データ量を翌月に繰り越しできる仕組みは格安SIMでは珍しいものではないですが、最近はドコモが翌月にデータ量を繰り越しすることができないベーシックプランに移行をするなどしていることを考えると、データ通信を翌月に繰り越しできる仕組みを持っているNifMoはメリットになることは間違いないでしょう。

1日のデータ通信使用量の基準値

Nifmoでは契約のデータ通信プランごとに月間および1日あたりのデータ通信容量の基準値を設定されています。1日(当日)の通信利用量が基準値を超えた時に通信速度が200kbpsに制限されてしまうので注意しましょう。

  • 3GBプラン:650MB /1日
  • 7GBプラン:1,500MB /1日
  • 13GBプラン:2,800MB /1日

普通の使い方で基準値が超えることはそうそうないと思います。これくらいの制限なら気にする必要はなさそうです。

最大7回線までデータをシェアできる

NifMoは基本的に@nifty ID1つに対して1契約のみですが、最大7回線(親ID+子ID6個)までファミリープログラムを使うことできるようになります。

ファミリープログラムでできることは以下のとおりです。

  • 支払いをまとめることができる
  • ファミリーおまとめボーナス:NifMo契約数×0.5GB(500MB)のデータ通信容量をもらえる
  • シェアプラン:データ通信量をシェアできる

ファミリーおまとめボーナスは例えば家族4人で利用した場合、データ通信量を0.5GBずつ貰うことができるので、計2GBのデータ通信を無料で使うことができることになります。

シェアプランは家族でデータ通信をシェアすることができる機能ですが、無料で利用することが可能となっています。NifMoのシェアプランはあくまでデータ通信を分け合うことができるもので、基本プランは必ず付ける必要はあり複数回線を契約したからといって料金を安くすることができるということではないので注意しましょう。

通信速度が比較的安定している

NifMoは他のMVMOと比べて通信速度が速いのも特徴の一つで一時期は通信速度の低下がある月も出てくるなど不安要素はありましたが、NifMoは毎月1〜2回ネットワーク帯域の増強を実施しており、常に回線の増強は行われているので比較的安心感はあるのかなと思います。

毎月ユーザーにネットワーク帯域の増強についてのメールが送付されています。(最近はメールがないような気がしますが十分に速度が確保することができているということなのでしょう。)

ネットワーク帯域の増強でどれほど快適になっているのかはわかりませんが、定期的に回線帯域のチェックを実施しているということなのでユーザー側としては安心して使うことができます。

実際にどれくらいの通信速度が出ているのか計測してみました。

NifMo 通信速度

下り速度48.34Mbps、上り速度13.54Mbpsとなかなか速い通信速度を記録しました。

もちろん時間帯によっては通信速度が遅くなってしまうこともあり、お昼の12時から13時は特に通信速度が1Mbps以下の落ちてしまうことがあります。しかし、回線が込み合う時間帯の通信速度の低下は他の格安SIMサービスも同じなのでNifMoだけが特別ということはないのです。

他の格安SIMでもネットワーク帯域の増強を随時行っているとは思いますが、このようにお知らせしてくれることはないので、本当に増強しているかどうかも不明ですが、NifMoは報告してくれるのでなんとなく安心感があります。

これは地味に嬉しいかもしれないね。
ネットワーク帯域増強が行われた翌日の速度が高速化して、増強を体感することはできないけど地味に増強することで、速度低下を抑え込んでいるのは事実なのかな。

バースト転送機能を搭載している

月のデータ通信容量や1日の通信量制限を超えて200kbpsの通信速度制限がかかってしまった場合でも、NifMoには通信を開始した直後は150KBまで高速通信をすることができるバースト転送機能を搭載しています。

バースト転送

バースト転送機能があることで容量の少ないサイトなら通信速度制限を受けてしまったとしても、さほどストレスを感じることはないかもしれません。

公衆Wi-Fiスポット(BBモバイルポイント)を無料で使える

NifMoは格安SIMユーザーに対して公衆Wi-Fiスポット(BBモバイルポイント)を無料で使うことができるようにしています。

しかも、プランに関係がないので一番料金の安い月額900円のデータSIM 3GBでも公衆無線LANスポットを無料で使うことができます。

NifMoなら3GBのデータSIMでも無料で公衆無線LANスポットを利用可能!

他の格安SIMサービスだと6GB以上のプランでないと無料で使わせてくれないなどの制限があったりしますが、NifMoなら契約者全員が無料で公衆無線LANスポット(BBモバイルポイント)を利用することができるのは嬉しいですよね。

自宅に光回線などのWi-Fi環境がなかったとしても、無料で公衆Wi-Fiスポットを使うことができればアプリやOSのアップデートを行うことができるので、自由に使うことができるWi-Fi環境がない方にとっては何気に嬉しいサービスなんですよね。

詳しくはこちらの記事で書いているので参考にしてください。

公衆無線LANサービスが無料で使えるのは意外と大きいメリットとなりますよ!

まるっと割で200円OFF

NifMoが運営しているニフティはインターネットプロバイダです。

もし@niftyの接続サービスをすでに利用している方はNifMo基本料金が200円割引をしてくれます。さらに、@niftyでんきを利用している方はさらに250円OFFとなり、@niftyと@niftyでんきの両サービスを使っている人は、スマホ料金が最大で450円OFFにすることができます。

  • NifMo + @nifty =  200円OFF
  • NifMo + @nifty + @niftyでんき = 450円OFF
これは地味に嬉しいかもしれないね。
そうだね。さすがに@niftyでんきを使っている人は少ないだろうけど@niftyのインターネットは使っている人は多そうだから、この割引サービスはぜひとも活用したいところだね。

初月の基本料金が無料

NifMoは契約初月は基本料金が無料です。

なので初月に契約してしまえば1ヶ月まるまる無料でNifMoを使うことができるということになります。

キャリアは初月で解約しても1ヶ月分の料金がかかってしまうことが多いので、初月無料を活用することができるパターンはそう多くないのが事実です。

ということで、キャリアからNifMoに乗り換える時は月末にするのが最適ということになるでしょう。

NifMoは初月無料で使うことができるので、キャリアの解約月にNifMoを契約して無料で手に入れたデータ量をそのまま翌月に繰り越すことで3GBプランの料金で2倍の6GBの容量に増やすことが可能となります。

ノジマで中古端末を買える

直接の関係はありませんが、NifMoを運営しているノジマのノジマオンラインでiPhoneなどの端末を中古で販売をしています。

NifMoユーザーに対しての特典は特にありませんが、しっかりとスタッフが検品をしており、もし赤ロム(前のユーザーが支払いをしていなかったなどの問題で制限にかかり使うことができないもの)に引っかかった場合もきちんと対応してくれるので安心です。

ノジマオンラインではAppleのiPhoneの中古も取り扱いをしているので、iPhoneを安く手に入れたい方にはとてもおすすめ。

NifMo(ニフモ)の契約方法

NifMoはWEBサイトから申し込むことが可能となっています。手続きはインターネットができる環境であれば行うことができるので、現在使っているスマホから手続きをするのもいいと思います。

また、NifMoは家電量販店などでパッケージとしてSIMカードを購入することもできるので、そこから申し込みをすることも可能となっており、インターネットからの申し込みですぐに使うことができるようになっています。

いずれにして、インタネットが繋がる環境がないと申し込みができないので注意しましょう。

必要なもの

申し込む前に以下を準備する必要があります。

  • 連絡の取れるメールアドレス
  • 本人名義のクレジットカード(VISA、MasterCard、JCB、American Express、DINERS)
  • 本人確認書類(運転免許証、パスポート、身体障がい者手帳または療育手帳 または精神障がい者保健福祉手帳、特別永住者証明書、在留カード、健康保険証+補助書類、マイナンバーカード…など)

未成年者はWEB上で受付は親権者の同意のもとで申し込むことができます。これらの必要書類はスマホのカメラで撮影してアップロードすることで簡単に手続きができるようになっています。

NifMoは料金の支払いにクレジットカードしか使うことができないから、キャリアで口座振替を使っている人は注意だよ!

電話番号をそのまま使いたい場合

現在使っているNTTドコモ、au、ソフトバンクのキャリア、その他の格安SIMで契約してる電話番号をそのまま利用したい場合は、MNPの予約番号を各業者より発行してもらう必要があります。

▶︎ ドコモから番号を移行する方法
▶︎ auから番号を移行する方法
▶︎ ソフトバンクから番号を移行する方法

MNP予約番号の有効期限は15日間ありますがNifMoは12日以上の有効期限がない申し込みを受け付けてくれないので、乗り換える決断をした直前に予約番号を発行するようにしましょう。なお、データSIMは番号の移行は出来ないので、もし別の格安SIMのデータSIMの番号を移動させたいと思っても、新規契約となってしまいます。

必要なもの、MNPの予約番号の準備が整ったらLINEモバイルのサイトにある申し込みフォームを使って申し込みをしていくことになります。申し込み手続き、本人確認などの手続きが完了すると最短で翌日に登録した住所にSIMカードが届きます。

MNPを使ってのりかえをする場合はSIMカードと一緒に届くURLから「MNP回線切り替えを申請する」ボタンをクリックして回線切替の手続きをする必要があります。回線切替を実行すると今まで使っていた業者のSIMでの通信が切断されNifMoのSIMカードの通信が開通します。

切り替わるタイミングは時間によって異なります。

  • 午後6時まで:当日
  • 午後6時から8時まで:当日または翌日
  • 午後8時以降:翌日

APNの設定方法

NifMoのSIMカードをスマホやタブレットに入れたら以下のAPN設定をする必要があります。

iPhone・iPad

iPhone・iPadでNifMoを利用する場合はWi-Fi環境にてSafariを起動しこちらのページにアクセスし、プロファイルをダウンロードしてインストールしてください。大手キャリア以外の格安SIMから乗り換えた場合は今まで使っていたAPNプロファイルを削除してからNifMoのAPNをダウンロード・インストールしてください。

Android

Androidのスマホやタブレットの場合は「設定」の「その他」→「モバイルネットワーク」の「アクセスポイント名」から「Nifty」を設定します。もしNiftyの項目がない場合はAPNの新規作成から以下の情報を入力しましょう。

  • 名前:nifty(LTE)
  • APN:mda.nifty.com
  • ユーザー名:mda@nifty
  • パスワード:nifty
  • 認証タイプ:CHAP
  • PDP Type:IP
  • MCC:440
  • MNC:10

これでデータ通信をすることが可能となります。

NifMoの評価

NifMoは格安SIMの中では回線品質は高い方で通信速度もまあまあ速いのでとても使い勝手の良いMVNOなのでドコモ回線の格安SIMを使いたい方にはおすすめできる格安SIMサービスとなっています。

また、NifMoは取り扱い端末が非常に豊富です。2018年8月現在で取り扱いをしているスマホはこんな感じ。

  • HTC U12+、U11 life
  • HUAWEI P20、P20 lite、Mate 10 Pro、P10 Plus、nova lite 2
  • ASUSZenFone 5Z、ZenFone 5、ZenFone 5Q、ZenFone Max Plus(M1)、ZenFone 4 Selfie、ZenFone 4 Max
  • モトローラMoto G6、Moto E5
  • シャープ AQUOS R compact SH-M06、AQUOS sense lite SH-M05
  • 富士通 arrows M04

もちろん、分割の24回払いで購入することもできるのでキャリアからの乗り換えでスマホ端末も新調したいという方も安心してNifMoに乗り換えることができるのではないでしょうか。

ここではNifMoのメリットをズラッと書いていきましたが、デメリットもいくつかあるのでこちらの記事に書いたのでNifMoを検討している方は参考にしていただけたらと思います。


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