ドコモから格安SIMにMNPで電話番号をそのままで乗り換える方法
大手キャリア(docomo、au、SoftBank)のスマホやケータイで使用している電話番号をそのままMVNO(格安SIM)に乗り換えて使うには、MNP(ナンバーポータビリティ)を利用することで可能です。この記事ではMNPを使ってドコモから格安SIMに乗り換えをする方法ついて解説していきたいと思います。
Contents
事前準備
ドコモの更新月を確認する
ドコモでは通常契約の場合は2年縛りがあります。さらに、2年に一度の更新月というものが存在します。
更新月であれば解約をしたりMNPを使って格安SIMやau・SoftBankに乗り換えたとしても違約金が発生することはありません。しかし、この更新月以外の月で解約したりMNPをすると9,500円の違約金が発生してしまうので注意をする必要ばあるのです。
各プランの違約金は以下のとおり。
また、端末を分割で購入している場合は端末の支払い残高が残っていることも考えられるので、よく考えてから格安SIMに乗り換えをしましょう。もちろん、ドコモの契約を終えることで月々サポートで割引も終えることになります。なので、限りドコモの更新月に格安SIMに移行できるタイミングであった方が余計な支出を抑えることができます。
ただし、更新月になるのを待った方が良いのは残り数ヶ月の場合のみです。ドコモを契約して1年も経っていないという場合でも違約金や端末代金を一括で支払ってでも格安SIMに移行した方が得なのでMNPを使って格安SIMにさっさと乗り換えをしちゃいましょう!
月々の支払いが7,000円だったとして格安SIMに乗り換えることで月々3,000円ほど。月
月に4,000円ほどお金を浮かすことができるということになります。なので、3ヶ月もすれば違約金の9,500円は簡単に回収することができますし、1年間で48,000円ほど料金を安くすることができる計算になります。
この金額は大きいですよね。端末代も賄うことができてしまう金額です。
ドコモのスマホのSIMロックを解除する
docomo回線を使ったドコモ系の格安SIMを入れて使うのであればSIMロック解除をする必要はないです。そのまま格安SIMのカードをドコモのスマホに入れて使うことができます。
ただ、もし端末の売却を検討しているのであればドコモユーザーであるうちにSIMロックの解除をしておいた方がいいでしょう。というのも、ドコモのスマホのSIMロックはドコモユーザーか過去3ヶ月以内にドコモユーザーでないとすることができないです。なのでドコモを解約した後にSIMロック解除をしたいと思っても出来なくなってしまうのです。
SIMロック解除はドコモショップや電話受付の場合は事務手数料として3,000円掛かってしまいますが、インターネットから申し込んだ場合は無料ですることができるので、せっかくならSIMロック解除をしておいた方がいいでしょう。
ドコモのSIMロック解除の条件は以下のとおりです。
- 2015年5月1日以降に発売された機種
- 分割払いで端末を購入し精算が終わっていない:機種購入日から100日が経過した日よりSIMロック解除可能
- 分割払いで端末を購入し精算が終わった:即日、SIMロック解除可能
- 一括払いで端末を購入した:即日、SIMロック解除可能
dポイントを消費するかポイントカードを作る
ドコモにスマホを契約していると支払っている料金に対してdポイントが付いていていつの間にか溜まっていますが、このdポイントはドコモを解約してしまうと失効してしまうので携帯電話の支払いで使用してしまいましょう。
3000ポイント以上であればドコモの利用料金に充てることが可能です。
また、別途、dアカウントを作成することでドコモユーザーでなくてもdポイントを使うことができるようになるので、dポイントをdポイントカードとして使うという手段もアリです。
dポイントカードはローソンやマクドナルドのポイント還元率が高い(5%の還元率)ので、よく利用する方はクレジットカードのdカードを作成することで、効率よくポイントを貯めることもできるかと思います。電子マネーのiDも利用でき、iPhone 7でApple Payとしても利用することができるので、個人的にはオススメのカードです。
MNPの予約番号を発行してもらう
今までドコモのスマホやケータイで使っていた電話番号をそのまま格安SIMでも使う場合は、ドコモでMNP予約番号を発行してもらうことで、移行することが可能となります。
- ドコモの携帯電話から:151
- 一般電話から:0120-800-000
- 受付時間:午前9時~午後8時(年中無休)
MNPの予約番号はドコモショップに行って発行してもらうか、ドコモのサポートに電話をして発行してもらうことができます。なお、iモードのケータイを使用しているガラケーユーザーに関してはiモード(i-menu → 料金&お申し込み・設定)からMNPの予約番号を発行してもらうことも可能です。
電話でMNPの予約番号の発行をした場合はSMSにて予約番号が届くので大事に保存しておきましょう。
取得したMNP予約番号の有効期限は15日間ですが格安SIM業者によっては数日経過すると受付することができなくなることがあるので、MNP予約番号を取得したら早めに格安SIMの申し込みをしてしまった方が無難です。
格安SIMの申し込みをする(サイト経由)
MNPで電話番号をそのまま移行して乗り換えをする場合は格安SIMは音声通話付きのSIMを契約する必要があります。データSIMに電話番号を移行させることはできないので注意をしましょう。
おすすめのMVNO(格安SIM)はドコモ系ならmineo(マイネオ)、au系ならUQ mobileがとてもオススメです。SoftBank回線がいいならY!mobileもオススメです。
- UQ mobileの特徴とメリットは?通信速度が速くキャリアと同じ感覚で使える!
- mineo(マイネオ)に乗り換えるメリット・デメリット!評判と評価は?
- Y!mobile(ワイモバイル)の特徴とメリットは?ソフトバンクが運営していて安定感抜群!
MNP予約番号・身分証明書・クレジットカードを準備する
格安SIMの申し込みは基本的にはインターネットを使って各MVNOのサイトから申し込む必要があり、申し込むときに先ほど発行したMNP予約番号を入力する必要があります。
格安SIMを申し込むときには、運転免許証、パスポート、健康保険証、個人番号カードなどの身分証明書が必要となり、インターネット経由(カメラで撮影してアップロードする)で提出するか、後から郵送で送付する必要があるので手続き前に準備をしておいた方がいいでしょう。また、支払いで必要となるクレジットカードも用意しておきましょう。
申し込みが完了すると審査が入ります。身分証明書と住所の整合性が取れているかなどを確認していると思われますがそれをクリアすると2〜4日後に格安SIMが入った封書が届きます。
開通手続きをする
格安SIMが手元に届いたら同封されている書類に設定の仕方が記載されているので、それを見ながら設定をしていきましょう。
まず最初にしないといけないのが開通手続きです。届いた格安SIMをそのままスマートフォンに入れてもまだ使える状態にはなっていません。この状態ではまだドコモのスマホが利用できる状態になっています。格安SIMが届いたらか開通手続きを忘れずにしましょう。
開通手続きは各MVNOによって異なりますが、だいたいは各MVNOの切り替えセンターに電話をすることで切り替えができるようになっています。注意しないといけないのはMNP予約番号の有効期間内に電話をする必要があるので、格安SIMが手元に届いたらすぐに手続きをした方がいいでしょう。
格安SIMをスマホの中に入れる
開通手続きが終了したら格安SIMを手持ちのスマートフォンに入れましょう。SIMカードの入れ方は端末によって異なりますが、最近の端末は付属のピンを使ってSIMカードスロットを開くタイプのものが多くなっています。
価格の安い端末になると背面パネルを開くことでSIMカードスロットにアクセスすることができるようになっています。
SIMカードがきちんと認識されればアンテナピクトの部分にdocomoやNTT DOCOMOといった表示が出てきます。もし表示されない場合は認識されていない可能性がありますので、挿しなおして見ましょう。
APNの設定をする
最後にOS側でAPNの設定をする必要があります。
iPhoneの場合は各MVNOのサイトに使用するスマホからアクセスして専用のAPNプロファイルをダウンロードしインストールする必要があります。Androidの格安スマホの場合は最初からAPNの設定が登録されているので、契約したMVNOのAPNを選択するだけで設定することができます。
ただ、地方の通信会社のMVNOなどマイナーな格安SIMのAPNは登録されていないので、その場合は指定の接続先とパスワードを別途登録することができます。
格安SIMの申し込みをする(店頭)
一部の格安SIMだけとなりますが楽天モバイルやUQ mobileなどは、家電量販店などでカウンターが設置されていることがあるので、よく分からない方はこのカウンターにいるお姉さんかお兄さんに相談してみると良いと思います。おそらく、その場でMNPの予約番号を取得してくれて、手続きをしてくれ、設定もしてくれると思います。
ドコモの解約は番号が移行した時点で成立する
ドコモの解約については格安SIMに番号が移行した時点で成立し解約手数料が請求されることになります。更新月じゃなかった場合は別途違約金も請求されるので、口座にお金が入っていることを確認しておきましょうね。