キャリアから格安SIMに乗り換えるタイミングは月初と月末のどっちがお得なのか
NTTドコモ、au、ソフトバンクなどのキャリアから格安SIMに乗り換えで番号をそのまま移動させるMNP(ナンバーポータビリティ)を利用する場合は、キャリア側で予約番号を発行してもらってから格安SIMの手続きをすることになるので、タイミングがとても重要になってきます。
このページでは、格安SIMの乗り換えはどのタイミングで行うのが一番お得になるのかを詳しく説明していきます。
Contents
キャリアから格安SIMに乗り換える良いタイミング
2年縛りについて
NTTドコモ、au、ソフトバンクのキャリアを使っているユーザーさんのほとんどが2年縛りありの普通のプランに加入していると思いますが、2年契約を前提にスマホの購入代金から大幅な値引きをしてくれる2年縛りは契約から24ヶ月以内に解約をすると違約金9,500円の違約金が必要となってしまいます。
タイミングとしては違約金が発生しない25〜26ヶ月目の更新月に手続きをするのが望ましいのですが、契約してからまだ数ヶ月しか経過していないという場合もあるでしょう。
でも、契約して間もなかった場合でも迷わずすぐにでも格安SIMにのりかえることを猛烈にお勧めします。というのも、キャリアから格安SIMにのりかえることで通信料金を半額以下に抑えることができるので、違約金で支払った9,500円をあっという間に取り戻す事ができてしまうのです。
例えば、キャリアに支払っている料金が毎月7,000円だとして、格安SIMに乗り換えることで毎月3,000円になったとします。
1ヶ月に4,000円を節約することができたということになりますよね。2ヶ月で8,000円、3ヶ月で12,000円も得するということになります。
つまり、3ヶ月もあれば違約金でかかってしまった9,500円はいとも簡単に取り返す事ができるということになるので、違約金を支払ってでも勇気を出して格安SIMに乗り換えることで通信費用を大きく節約することができるのです。
注意しないといけないのが、キャリアでスマホを購入した場合は端末代の支払いが残っている可能性もあり、必ずしもそうないこともあるので、どちらが得なのかをしっかりと計算してから実行に移しましょう。
計算すれば分かりますが多くのスマホ端末は毎月2,000円前後の支払いになっているはずなので、端末代をプラスしても5,000円となります。なので端末代金の支払いを考慮したとしても毎月2,000円ほどのスマホ料金を下げる事ができ、5ヶ月もあれば違約金を回収することができる計算になります。
ただし、分割払いはできなくなるので、残りの端末代金を一括支払いできる余裕があるのであれば、サクッと乗り換えをしてしまうのが猛烈にお勧めですよ。
3〜5ヶ月でキャリアの違約金は余裕で回収可能!
乗り換えは初月よりも月末がお得
キャリアの料金プランは1日に解約しようが30日に解約しようが日割り計算は適用されません。つまり1日に解約をしたとしても1ヶ月分の料金が丸々請求されるということになります。
なので、基本的に初月に乗り換えをするよりも月末に乗り換えをした方がお得になることが多いです。
ですが、悩ましい問題もあります。格安SIMによっては初月無料キャンペーンを実施しているMVNOもあり、月末に格安SIMに乗り換えてしまうと、初月無料キャンペーンの恩恵を受ける事ができなくなってしまうということもあります。
ドコモからの乗り換えは初月の方がお得になることも
実は、NTTドコモならパケットパックのみを解約する事ができるのです。(ただし、月々サポートなどの割引は解消されてしまいますが。)
月末にパケットパックを解約して、カケホーダイなどの基本料金のみにして、翌月の料金を3,000円程度に抑える事ができますが、モバイルデータ通信をOFFにしないとパケ死してしまうことになるので細心の注意が必要となります。
この状態で翌月の1日にMNPで格安SIMに乗り換えをする事で格安SIM側の初月無料キャンペーンをフル活用する事が可能となりますが、恩恵を受ける事ができるのは格安SIMの大容量プランを契約した場合のみとなります。
例えば、BIGLOBEモバイルの大容量プランとかでしょうか。
データ容量 | データSIM | 音声通話SIM |
---|---|---|
12GB | 2,700円 | 3,400円 |
20GB | 4,500円 | 5,200円 |
30GB | 6,750円 | 7,450円 |
大容量プランも初月無料になるので、ドコモのカケホーダイプランの料金分はペイする事が可能となりますよね。まあ、ちょっと面倒くさいので30GBのプランで少しでも料金を下げたいのであれば試してみたもいいのかなと思います。
初月無料大容量プランでデータ量を繰越する
キャリアから格安SIMの乗り換えは基本的には月末に手続きをするのがお得になる場合が多く、初月無料の恩恵をあまり受ける事ができないように見えます。
しかし、格安SIMのプランは使っていないデータ量を翌月に繰り越す事ができるので、12GBのプラン(BIGLOBEモバイルの場合)を契約してデータを翌月に繰越して、3GBなどの小容量プランに変更する事で無料で12GBのデータ量をゲットする事ができるのです。
当月プラン | データ残量 | 変更後のプラン | 変更後に使えるデータ量 |
---|---|---|---|
3GB | 2GB | 1GB | 4GB(繰越2GB+1GB) |
6GB | 5GB | 3GB | 8GB(繰越5GB+3GB) |
12GB | 10GB | 3GB | 13GB(繰越10GB+3GB) |
BIGLOBEモバイルは初月無料で大容量プランもあるから上位の裏技を使うことで2ヶ月目のデータ通信料を大幅に増量させることが可能となります。
初月無料の格安SIM
初月無料になる格安SIMをいくつかまとめますね。
- BIGLOBEモバイル
- NifMo
- 楽天モバイル(ショップ経由)
- OCNモバイルONE
- LINEモバイル
その他の格安SIMは初月無料ではありませんが日割り計算で初月料金が請求されるので、月末に契約したからといって1ヶ月分の料金を支払う必要はありませんしデータ容量を翌月に繰り越す事ができます。
マイネオの333キャンペーン
マイネオが2018年9月よりソフトバンク回線の格安SIMサービス・Sプランを開始しますが、それに合わせて半年間333円で音声通話SIMを持つことができるキャンペーンを実施しています。
3GBのデュアルタイププランを選ぶことで通常よりも月々1,417円も安く音声通話SIMを使うことができます。マイネオは初月無料ではありませんが、このキャンペーンを利用することでキャリアで違約金9,500円を支払ったとしても結果的に通信費用を相当節約することが可能となります。
マイネオに乗り換えるメリットなどについてはこちらの記事で詳しく書いているので参考にしてください。