HUAWEI P10 liteのスペック・評価・レビュー!auの格安SIMにも対応した高級感のある格安スマホ!

P10 lite レビュー

格安スマホって色々あるけどHUAWEIのP10 liteってデザインもオシャレでいいと思うんだけど、どうなんだろうか?
HUAWEI P10 liteはnova liteとは違うHUAWEIの格安スマートフォンのシリーズだけど、P10 liteはauの周波数帯域にも対応しているからau回線の格安SIMでも問題なく使うことができるからオススメだよ。

この記事ではHUAWEI P10 liteはどんなスマートフォンなのかを徹底レビューをしていきたいと思います。

Contents

HUAWEI P10 lite レビュー

「HUAWEI P10 lite」は20,000円〜29,000円ほどで購入することができる格安スマホです

Amazonなどでも購入することができ、各MVNOでも契約するときに端末をセット購入することができるようになっています。nova liteシリーズはMVNO専売モデルですが、こちらのP liteシリーズはAmazonや楽天、その他のオンラインショップでも幅広く取り扱いをしているのが特徴となっています。

なぜ、そのような棲み分けがされているのかイマイチよくわかりませんが、nova liteシリーズはau回線は使うことができずdocomo回線のみ対応しているという点も理由の一つとなっているのかもしれません。P10 liteはdocomo・auのどちらの周波数帯帯域に対応しており、テザリング機能も普通に使うことができるので使用用途の幅についてはかなり広いのかなと感じます。

オーソドックスな格安スマホで使いやすさは抜群に良い

5.2インチのディスプレイ(1920 x 1080ピクセル)搭載

HUAWEI P10 liteはAmazonなどで購入すれば2万円を切る価格でゲットすることができます。1万円程度で購入することができる格安スマホと比べると少し割高感はありますが、5.2インチという比較的画面サイズが大きいサイズのフルHD(1920 x 1080ピクセル)の高精細ディスプレイを搭載しているので、表示される画面も比較的綺麗です。

解像度を書いても分かりにくいかもしれないけど、Appleの5.5インチのiPhone 8 Plusの解像度もフルHD(1920 x 1080ピクセル)なんだよ。
iPhone 8 Plusって8万円くらいするよね?それと同じ解像度のディスプレイが2万円で購入できるのは凄いかも。

まあ、今となってはフルHD(1920 x 1080ピクセル)の解像度を持った格安スマホは数多く存在しますが、端末価格が安いからといってディスプレイなどの品質を決して落としていないのがP10 liteということになるのです。

小型サイズで持ちやすく片手でも使える

P10 liteは姉妹機でもあるnova liteよりもコンパクトなボディサイズを実現しています。画面の比率が通常の16:9ということも理由となっていますが、スマホサイズはあまり大きいのは嫌だという方はP10 liteはとても使いやすいのかなと思います。

参考までにnova lite2、P10 lite、Apple iPhone 8 Plusのサイズを比較しました。

モデル nova lite 2 P10 lite iPhone 8 Plus
ディスプレイ 5.65インチ
2160 x 1080ピクセル
5.2インチ
1920 x 1080ピクセル
5.5インチ
1920 x 1080ピクセル
72.05 mm 72.0 mm 78.1 mm
150.1mm 146.5mm 158.4mm
厚み 7.45 mm 7.2 mm 7.5 mm
重量 143g 146 g 202 g
背面筐体にガラスを採用しているので重量に関してはアルミを使用しているnova lite 2よりも重くなってしまっていますが、横幅は片手で使うにはちょうど良いサイズに抑えられているのかなと思います。

P10 lite 外観

第5世代ゴリラガラスを採用し触り心地なめらかに

P10 liteに採用されているディスプレイの保護ガラスは前モデルのP9 liteやnova liteと比較して、品質が良い素材が良くなっており、指の滑りが非常になめらかになっているのが実際に使ってみて感じるところでもあります。

P10 lite ガラス素材

公式ではコーニング社の第5世代ゴリラガラス(Gorilla Glass)を採用していると発表しており、ガラスに覆われたスマホでありながら耐久性はそこそこ確保されているということなのかもしれません。

ガラス素材は電波を通すことができる特性なので、nova lite 2のようなアンテナラインは存在しませんが、上部部分はデザインなのか微妙に色合いが変化しているのが分かります。

P10 lite 背面 ガラス素材

アルミ素材の筐体だと、どうしてもアンテナラインが上下に入ってしまうものがあり、デザイン的に微妙なスマホがあったりしますが、P10 liteは見た感じもとてもスタイリッシュで良い仕上がりになっているのではないでしょうか。

本体の厚みはガラス素材を採用しているのにも関わらず7.2mmという薄さを実現しています。

P10 lite 本体の厚み

7.2mmという薄さはアルミ素材を採用しているnova lite 2の7.45mmよりも薄くなっています。また、サイドフレームのアルミは綺麗にエッジ処理を施しており、手触りもとてもなめらかで、握った時の感触もとても良好なものになっています。

明らかに前モデルのP9 liteよりも握った時の手触りが柔らかくなったように感じるんですよね。おそらく、保護ガラスの品質が向上したことが大きく影響しているのかなとは思いますが、技術の進歩って凄いですね。

P10 liteの充電ポートはUSB-MicroBを搭載しています。

P10 lite 電源ポート

最新のスマホはUSB-Cポートを搭載していることが多くなっていますが、HUAWEIの場合はまだ価格の安いエントリーモデルはMicro-Bを搭載させています。いずれ、USB-Cに移行するとは思いますが、まだその時ではないようです。

3.5mmヘッドフォンジャックは本体上部に搭載されています。

P10 lite ヘッドフォンジャック

ヘッドフォンジャックはAppleがiPhone 7/7 Plusで廃止をしたことで、他のメーカーのフラグシップモデルで搭載を見送るなど、世界的に見てもヘッドフォンジャックは廃止が進んでいます。しかし、P10 liteにはしっかりとヘッドフォンジャックを搭載しているので、手持ちのヘッドイヤホンやスピーカーなどを簡単に接続して迫力サウンドを楽しむことができるのは良いポイントではないでしょうか。

指紋認証機能は背面に搭載

P10 liteは背面部分に指紋認証機能が搭載されています。

P10 lite 指紋認証

nova liteシリーズは丸型ですがP10 liteは四角型の指紋認証となっています。どっちが良いかはユーザーの好みなのかなとは思いますが、配置されているところは普通にスマホを持つと人差し指にちょうど当たる部分なので、意識しなくても簡単に指紋認証をする事ができ、認証速度も非常に速く、ロック解除がとてもスピーディーで使い勝手はかなり良いです。

ただし、背面に指紋認証機能を搭載しているスマホ全てに言える事ですが、テーブルの上に置いて使うときのロック解除のしにくいという問題はあります。

1200万画素のシングルカメラ

P10 liteに搭載されている背面カメラは1.25μmピクセルの大型ピクセルサイズの1200万画素のイメージセンサーを搭載しています。シングルカメラ仕様なのでごく普通のカメラシステムですが、暗いところでも感度の良いイメージセンサーを採用しているので綺麗な写真を撮影することができます。

HUAWEIでは格安スマホなのにダブルカメラ仕様にしたnova lite 2をリリースしたので、シングルカメラ仕様だと物足りなさを感じてしまうかもしれませんが、P10 liteのカメラレンズはフラットデザインのものが採用されており、nova lite 2のような出っ張りレンズじゃないので、デザイン的にはP10 liteの方が引き締まっていて良いのではないでしょうか。

P10 lite カメラ

画質も格安スマホとは思えないくらい高画質です。

これ、2万円で買えるスマートフォンで撮影した写真なんですよ。コンパクトデジカメが廃れていった理由が分かりますよね。多くの人はこの画質の写真をいつも使っているスマートフォンで撮影をすることができれば、それで満足なんですよ。

前面カメラは800万画素のイメージセンサーを搭載しています。P10 liteの前面カメラにはポートレートモード機能を搭載しており、ソフトウェアで背景にぼけ効果を与えることで、雰囲気のある自撮り写真を撮影することが可能となっています。

P10 lite フロントカメラ

nanoSIMを採用、microSDカードにも対応している

P10 liteが対応しているSIMカードはnanoSIMで2枚のSIMカードを入れる事ができるようになっています。ただし、スロット2はGSMカード対応なので、日本では意味のないものとなっています。

また、microSDカードを入れることができるので32GBのストレージ容量では足りなくなってきたら最大256GBまでストレージ容量を増やす事ができる安心仕様となっています。

P10 lite nanoSIMとmicroSDカード

iPhoneだとmicroSDカードを追加できず容量を確保するために苦戦しますからね。

オクタコアCPU(8コア)・3GB RAMを搭載

P10 liteの心臓部にはHUAWEIが設計しているCPU・Kirin658を搭載しています。

Kirin658は8つのCPUコア(オクタコア)を内蔵したプロセッサとなっており、高処理を得意とする4つのCPUコア(2.1GHz × 4)と高効率処理を得意とする4つのCPUコア(1.7GHz × 4)をうまく切り替えて処理をするプロセッサとなっています。また、i5と呼ばれるコプロセッサを内蔵することで、消費電力を抑えることにも成功しています。

実際にP10 liteのバッテリー駆動時間は非常に長くて持つ印象があります。

性能的にはもちろんフラグシップモデルとなるiPhoneなどに比べればかなり劣りますが3GBのRAMを搭載しているので、通常の使用においては動作が遅いと感じることもなくサクサク操作する事が可能となっています。

Geekbench 4でCPUの性能を計測してみました。

  • CPU(シングルコアスコア):906
  • CPU(マルチコアスコア):3332
  • GPU:2724

Kirin658の性能はAppleのiPhone 6sのA9チップとiPhone 6のA8チップの中間くらいの性能となっています。それほど高性能なCPUプロセッサではありませんが、2万円台の格安スマホにしては高性能なプロセッサとなっており、RAMの容量も贅沢に3GBありますし、Androidを動作させるためには十分の性能を持ったものになっているのかなと思います。

3000mAhの大容量バッテリーを内蔵

P10 liteは本体サイズの割に大容量となる3000mAhのバッテリーパックを内蔵しており、連続通話時間は21時間、待ち受け時間は532時間となっています。この容量はAppleの4.7インチiPhone 8よりも容量が多くなっており、連続通話時間はP10 liteの方が長くなっていますね。(iPhone 8の連続通話時間は最大14時間。)

iPhoneとAndroidではOSが違うのでバッテリー駆動時間の比較はできませんが、実際に使ってみた感触として、バッテリーの持ちは良い部類に入るでしょう。ちなみに、nova lite 2の連続通話時間は19時間なのでP10 liteの方が2時間も長く通話をすることができるようになっています。

おそらく、CPUプロセッサの違いに差が出ているのかな?(P10 liteはKirin658、nova lite 2はKirin659)

docomo・auの電波に対応している

P10 liteはdocomoはもちろんですがauの周波数帯域にも対応しています。

  • FDD-LTE:Band 1/3/5/7/8/18/19/26
  • TDD-LTE:Band 41
  • W-CDMA:Band 1/5/6/8/19

さらにLTEの帯域をまとめて同時通信をすることができるキャリアアグリゲーション(CA)にも対応しているので、最大受信速度262.5Mbpsの高速通信をすることが可能となっています。nova lite 2はCAには非対応で最大受信速度150Mbpsなので、LTEの通信速度に関してはP10 liteの方が優秀であるということになります。

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