ソフトバンクから格安SIMにMNPで電話番号をそのままで乗り換える方法

SoftBankから格安SIMにのりかえ

ソフトバンク使ってるんだけどスマホ料金を下げたいから格安SIMにしようかなーって思ってるんだけど、ソフトバンクから格安SIMに乗り換えるって難しいのかな?
今使っている電話番号をMNP(ナンバーポータビリティ)して、ドコモの回線を使った格安SIMに乗り換えるなら、意外と簡単に乗り換えをすることができると思うよ。

ソフトバンクのスマホやケータイから格安SIMに使っている電話番号をそのまま乗り換えるにはMNP(ナンバーポータビリティ)を利用することで可能です。端末の持ち込みに関してはiPhoneであればドコモ系・au系のどちらの格安SIMでも使うことができますし、Androidのスマートフォンもドコモ系の格安SIMであればSIMロック解除をすれば使うことができる端末があるのでさほど問題はありません。

また、最近ではソフトバンク系の格安SIMも登場してきているので敷居はかなり下がってきているのかなと思います。この記事ではMNPを使ってソフトバンクから格安SIMに乗り換えをする方法ついて紹介していきたいと思います。

Contents

事前準備

ソフトバンクの更新月を確認する

ソフトバンクでは通常の契約であれば2年契約になっており契約から25ヶ月目〜26ヶ月目に設けられる更新月以外で契約の解除をしてしまうと違約金が9,500円必要になってしまうのでソフトバンクの契約が何ヶ月目なのかをしっかりと確認しておきましょう。

もし、2年契約じゃない場合は1ヵ月目の解約で9,500円、2ヵ月目の解約で7,250円、3ヵ月目の解約で5,000円、4ヵ月目以降で解除料が不要となります。

更新月の確認はMy SoftBankから確認をすることができます。ちなみに、契約が半年以上残っている場合は違約金9,500円掛かったとしても格安SIMに移行した方が結果的に得することになるので思い切ってMNPを使って移行してしまった方が得策です。

もし更新月まで3ヶ月を切っているのであれば待った方がいいと思います。

ソフトバンクのスマホのSIMロックを解除する

ソフトバンクの回線を使用した格安SIMはワイモバイルを始めb-mobile SやU-mobile Sなどがありますが、ドコモやauに比べると数が少なく手持ちのソフトバンクのスマホをそのまま使う場合はSIMロック解除は必須となります。そもそもソフトバンク回線を使った格安SIMを使う場合でもSIMロック解除が必要となる場合が多いのでSIMロック解除は必ずしないといけません。

(2017年8月以降にリリースされたスマホはSIMロック解除無しでOKとなりました。)

ソフトバンクで使用しているスマートフォンがAppleのiPhone 6s / 6s Plus / SE / 7 / 7 Plus / 8 /8 Plus / Xの場合はSIMロック解除を行うことで、ドコモ系・au系の格安SIMを入れて使うことができます。

ソフトバンクのSIMロック解除の条件は以下の通り。

  • 2015年5月以降に発売された機種(2015年4月までに発売されたBLADE Q+、301F、201HW、009Z、008Zも対象)
  • 分割払いで端末を購入し精算が終わっていない:機種購入日から101日目以降よりSIMロック解除可能
  • 分割払いで端末を購入し精算が終わった:機種購入日から101日目以降よりSIMロック解除可能
  • 一括払いで端末を購入した:即日、SIMロック解除可能

SIMロックの解除はMy SoftBank(オンライン)またはソフトバンクショップですることができます。

ショップで解除する場合はSIMロック解除手数料に3,000円かかってしますが、My SoftBankならSIMロックを無料で解除することができるので、できることならMy SoftBankからSIMロックの解除をすることをおすすめします。

ちなみに2015年4月までに発売された端末(BLADE Q+、301F、201HW、009Z、008Z)のSIMロック解除に関してはショップのみで受け付けています。まあ、こんなに古い機種をSIMロック解除してもドコモ回線で利用できるかどうかはかなり微妙なところだと思いますが…。

いずれにしてもSIMロック解除はすべてのキャリアの回線に対応しているiPhoneに対してはかなり有効な手段になるでしょう。

Tポイントをどうするか

ソフトバンクの料金を支払っていると自動的にTポイントが溜まっています。2014年6月以前はソフトバンクポイントでしたが2014年7月以降Tポイントに切り替わっています。

ソフトバンク料金から得たTポイントは本家のTカードとの連携手続きをしてあれば、解約後もTポイントを使うことができるので問題はありません。ただし、連携前に得たTポイントは引き継ぐことができないので、もし可能であるならTポイントは料金の支払いに充てることができるので、Tポイントが残っているのなら使い切ってしまいましょう。

MNPの予約番号を発行してもらう

ソフトバンクのスマートフォンやケータイで使用していた電話番号をそのまま格安SIMに移行させるには、ソフトバンクでMNP予約番号を発行してもらうことで可能となります。

MNPの予約番号はソフトバンクのショップに行って発行してもらうことができます。本人確認書類(運転免許証・保険証など)が必要となります。なお、ショップでSIMロック解除をすると解除手数料が3,000円必要となってしまいます。

また、My SoftBankからMNPの予約番号を発行することも可能です。My SoftBankから手続きした場合は解除手数料が無料となりますが、一部の機種によってはMy SoftBankから解除できないこともあるので注意が必要です。

MNPの予約番号の発行されるとSMSにて予約番号が届くので大事に保存しておきましょう。MNP予約番号の有効期限は15日間となっていますが、格安SIM業者によっては数日経過すると受付することができなくなることがあるので予約番号を取得したら早めに格安SIMの申し込みをしてしまいましょう。つまり、ある程度はどこの格安SIMにするか決めてからMNP予約番号を発行するようにしてください。

格安SIMの申し込みをする(サイト経由)

MNPで電話番号をそのまま移行して乗り換えをする場合は格安SIMは音声通話付きのSIMを契約する必要があります。データSIMに電話番号を移行させることはできないので注意をしましょう。

おすすめのMVNO(格安SIM)はドコモ系ならmineo(マイネオ)、au系ならUQ mobileがとてもオススメです。SoftBank回線がいいならY!mobileもオススメです。

MNP予約番号・身分証明書・クレジットカードを準備する

格安SIMの申し込みは基本的にはインターネットを使って各MVNOのサイトから申し込む必要があり、申し込むときに先ほど発行したMNP予約番号を入力する必要があります。

格安SIMを申し込むときには、運転免許証、パスポート、健康保険証、個人番号カードなどの身分証明書が必要となり、インターネット経由(カメラで撮影してアップロードする)で提出するか、後から郵送で送付する必要があるので手続き前に準備をしておいた方がいいでしょう。また、支払いで必要となるクレジットカードも用意しておきましょう。

申し込みが完了すると審査が入ります。身分証明書と住所の整合性が取れているかなどを確認していると思われますがそれをクリアすると2〜4日後に格安SIMが入った封書が届きます。

開通手続きをする

格安SIMが手元に届いたら同封されている書類に設定の仕方が記載されているので、それを見ながら設定をしていきましょう。

まず最初にしないといけないのが開通手続きです。届いた格安SIMをそのままスマートフォンに入れてもまだ使える状態にはなっていません。この状態ではまだドコモのスマホが利用できる状態になっているので格安SIMが届いたらか開通手続きを忘れずにしましょう。

開通手続きは各MVNOによって異なりますが、だいたいは各社の切り替えセンターに電話をすることで切り替えができるようになっています。注意しないといけないのはMNP予約番号の有効期間内に電話をする必要があるので、格安SIMが手元に届いたらすぐに手続きをした方がいいでしょう。

格安SIMをスマホの中に入れる

開通手続きが終了したら格安SIMを手持ちのスマートフォンに入れましょう。SIMカードの入れ方は端末によって異なりますが、最近の端末は付属のピンを使ってSIMカードスロットを開くタイプのものが多くなっています。

スマホのSIMカードの入れ方

価格の安い端末になると背面パネルを開くことでSIMカードスロットにアクセスすることができるようになっています。

SIMカードがきちんと認識されればアンテナピクトの部分にdocomoやNTT DOCOMOといった表示が出てきます。もし表示されない場合は認識されていない可能性がありますので、挿しなおして見ましょう。

APNの設定をする

最後にOS側でAPNの設定をする必要があります。

APNの設定 格安SIM

iPhoneの場合は各MVNOのサイトに使用するスマホからアクセスして専用のAPNプロファイルをダウンロードしインストールする必要があります。Androidの格安スマホの場合は最初からAPNの設定が登録されているので、契約したMVNOのAPNを選択するだけで設定することができます。

ただ、地方の通信会社のMVNOなどマイナーな格安SIMのAPNは登録されていないので、その場合は指定の接続先とパスワードを別途登録することができます。

格安SIMの申し込みをする(店頭)

一部の格安SIMだけとなりますが楽天モバイルやUQ mobileなどは、家電量販店などでカウンターが設置されていることがあるので、よく分からない方はこのカウンターにいるお姉さんかお兄さんに相談してみると良いと思います。おそらく、その場でMNPの予約番号を取得してくれて、手続きをしてくれ、設定もしてくれると思います。

ソフトバンクの解約は番号が移行した時点で成立する

ソフトバンクの解約については格安SIMに番号が移行した時点で成立し解約手数料が請求されることになります。更新月じゃなかった場合は別途違約金も請求されるので、口座にお金が入っていることを確認しておきましょう。

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