HUAWEI P20 lite スペック・評価・レビュー!顔認証に対応した高級感ある格安スマホ!
HUAWEI P20 liteは2018年6月15日にリリースされたエントリー向けのAndroidスマートフォンでP10 liteの正統後継機ということになります。P11 liteではなくP20 liteになるとは予想外でしたが、それくらい性能が向上していると言っても過言ではないです。
ということで、P20 liteを購入してみたので徹底レビューしていきたいと思います!
Contents
P20 lite スペック・評価・レビュー
どこで買うことができる?
P20 liteはAmazonや楽天市場、Yahooショッピングといったオンラインショップで買うことができます。
P20 liteは大手キャリアのauでも購入することができます。
ソフトバンクもHAUWEIのフラグシップモデル・Mate 10 Proの取り扱いを開始するなど、大手キャリアもついにHAUWEIの取り扱いを始めることになりましたが、それだけ人気のメーカーになった、認められたということなのかもしれません。
格安SIM系では以下の業者でP20 liteを買うことができるようになります。(2018年6月16日現在)
- UQ mobile
- Y!mobile
- IIJmio
- NifMo
- DMM mobile
- BIGLOBEモバイル
- OCNモバイルONE
- 楽天モバイル
- LINEモバイル
- mineo(マイネオ)
他にも多数のMVNOでP20 liteを取り扱っています。ASUSのZenfone 5Qは取り扱いをしている業者は少ないですが、さすが格安スマホの代名詞であるHUAWEIのスマホです。P20 liteはほとんどのMVNO業者で購入することができるようになっています。
P20 liteのパッケージと付属品について
P20 liteのパッケージは白色の箱にゴールドにロゴが刻印されたシンプルなデザインのものになっています。
このスタイルはHUAWEIのPシリーズではお馴染みのものとなっており、テープで封されているのもHUAWEIらしさが残っています。
箱を開けるとP20 liteがお披露目です。とはいっても、白色のビニール袋に包まれているのでよく見えませんが。
本体下に3.5mmヘッドフォンイヤホン、充電ケーブル(USB-A to USB-C)、電源アダプタ、SIMカードスロットのピン、説明書、クリアケースが入っています。
クリアケースが標準で付属しています。とりあえず、すぐに装着することで傷を防ぐことはできるので、あとで、自分ん好みのケースを買うまでクリアケースを装着して凌ぐのもいいのではないでしょうか。
P20 liteは充電コネクタにUSB Type-Cが採用されたので充電ケーブルは「USB-A to USB-C」のものが付属しています。
USB-Cはフラグシップモデルに採用されていた次世代のUSBポートですが、いよいよエントリーモデルのP20 liteにも搭載されることになりました。
P20 liteは外部モニターに画面を出力するといった機能がないのでUSB-Cポートを採用する意味はあまりありませんが、USB-Cは方向性のないコネクタなのでコネクタの向きを気にせずに充電することができて、USB-Cポートを採用した最新のPC/Macをケーブル一本で接続することが可能となります。
P20 liteの外観デザイン
では、P20 liteの外観デザインをチェックしていきましょう!
ガラス素材を使用した背面パネルがカッコいい!
P10 liteも背面パネルにガラスを使用していましたが、P20 liteのデザインはかなりフラッシュアップされた印象があります。なかなかカッコいいですよね。これが3万円くらいで手に入るなら迷いなく買うことができるのでは?
カラーはブルー、ブラック、ピンクの3色
P20 liteはクラインブルー、ミッドナイトブラック、サクラピンクの3つカラーラインナップから選ぶことができます。
やっぱりクラインブルーがP20 liteらしい色なのかなと思いますが、淡いピンクは女性に人気となりそうなカラーといえるかもしれませんね。
サイドフレームはアルミを採用
背面パネルはガラス素材ですが、サイドフレームはアルミ素材が使用されています。
この仕様は前モデルのP10 liteと同じですが、P10 liteのサイドフレームはダイヤモンドカット加工を施して手に馴染むように加工されていましたが、P20 liteはアルミに丸みを持たすことで手に馴染むように加工されています。
なので、P20 liteの手で持った感触はP10 liteとは少し異なる印象を受けるかもしれないですね。
5.84インチのベゼルレスディスプレイ
P20 liteは5.84インチ(2,280 x 1,080ピクセル)のベゼルレスディスプレイを搭載しています。
モデル | P20 lite | P10 lite | nova lite 2 |
---|---|---|---|
インチ数 | 5.84インチ | 5.2インチ | 5.65インチ |
解像度 | 2,280 x 1,080ピクセル | 1,980 x 1,080ピクセル | 2,160 x 1,080ピクセル |
アスペクト比 | 19:9 | 16:9 | 18:9 |
nova lite 2も縦長ディスプレイを搭載していますが、P20 liteはiPhone Xのように可能な限りディスプレイをフレーム側まで拡大しているのでより多くの情報を表示させることができるようになっているようです。
画面上部はレシーバーや前面カメラを避けるように切り欠き(ノッチ)があります。
かなりiPhone Xに似せてきたデザインですが、下部部分はHUAWEIのロゴデザインが刻印されているのでiPhone Xとはまた少し違った印象を受けます。
P20 liteはiPhone Xのようなプロジェクタドットなど特殊なセンサーを搭載していないので、ノッチ部分の面積が小さく抑えることができているのも特徴となっています。
ノッチは隠すことができる
P20 liteのノッチは画面設定から「ノッチ部分を隠す」にチェックを入れることで隠すことができるようになっています。
使っていくうちにノッチのあるデザインに慣れてくるのでノッチ部分を隠さなくても大丈夫になってきます。しかし、「このデザインはやっぱりダサいよ。」と思ってしまう方は画面設定で簡単にノッチを隠すことができるので、安心してください。
電源コネクタはUSB-Cポート
P20 liteはエントリークラスのスマートフォンでありながら充電コネクタにUSB-Cを採用しています。
裏表関係なしで挿すことができるので、間違えてUSBケーブルを壊してしまうということを防ぐことができるでしょう。また、P20 liteは3.5mmヘッドフォンジャックを搭載しているので、従来の有線イヤホンを使うことができるのはP20 liteのメリットといえるのではないでしょうか。
8コアCPUに4GB RAMを搭載
P20 liteはHUAWEIが開発しているSoC「Kirin659」が搭載されており、高性能コア4つと高効率コア4つの計8つのコアを内蔵したCPUとなっています。
モデル | P20 lite | P10 lite | nova lite 2 |
---|---|---|---|
CPU | Kirin659 2.36GHz x 4 1.7 GHz x 4 |
Kirin658 2.1GHz x 4 1.7 GHz x 4 |
Kirin659 2.36GHz x 4 1.7 GHz x 4 |
GPU | Mali-T830 MP2 | ||
RAM | 4GB | 3GB | |
ストレージ | UQ mobile、Y!mobile、SIMフリー:32GB au:64GB |
32GB | |
外部ストレージ | microSDXC: 256GB | microSDXC: 128GB | microSDXC: 256GB |
8コアと聞くと性能がめちゃくちゃ高いんじゃないかと思ってしまいますが、エントリー向けのスマホなのでCPUの性能はさほど高くありません。
モデル | P20 lite | P10 lite | iPhone 7 |
---|---|---|---|
CPU | Kirin659 2.36GHz x 4コア 1.7 GHz x 4コア |
Kirin658 2.1GHz x 4コア 1.7 GHz x 4コア |
A10 Fusion 2コア |
RAM | 4GB | 3GB | 2GB |
シングルコアスコア | 936 | 904 | 3514 |
マルチコアスコア | 3676 | 3338 | 6031 |
GPUスコア | 3044 | 2749 | 12906 |
2016年にリリースされたiPhone 7よりも半分くらいの性能となっていますね。まあ、それでも十分に動作するので通常の使用用途ならP20 liteでも十分に使いこなすことができるのではないかと思います。
なお、前モデルのP10 liteとさほど性能は変わっていませんがRAMの容量が3GBから4GBに増えたので、全体的な操作性はP20 liteの方が良いのかなと思います。実際にP10 liteは画面ロック解除するとアイコンが表示されず少し経ってから表示されることがありましたが、P20 liteはそのような現象は起きていません。
なので、全体的な安定性はP20 liteは向上しているのかなと感じることができます。
背面にデュアルカメラ(1600万画素+200万画素)搭載
前モデルの背面カメラはP10 liteは1,200万画素のシングルカメラでしたが、P20 liteは1600万画素と200万画素のダブルカメラを搭載しています。
背面カメラ | P20 lite | P10 lite | nova lite 2 |
---|---|---|---|
メイン | 1,600万画素(F2.2、1.12μm) | 1,200万画素(F2.2、1.25μm) | 1,300万画素 |
サブ | 200万画素(F2.4) | 200万画素 |
別シリーズのnova lite 2もデュアルカメラを搭載していますが、画素数が1,300万画素から1,600万画素に高画素化を果たしています。
P20 liteは200万画素のサブカメラを使って深度計測をしています。そして、メインカメラの1,600万画素の画像と合成することで一眼レフカメラで撮影したかのような背景をボカすことができる機能(ワイドアパーチャ)を使うことができます。
HUAWEIのぼかし機能・ワイドアパーチャは撮影後も絞り値を調整することができるのが特徴となっており、ピントを合わす箇所も自由に調整することができます。
AppleのiPhone 8 PlusやiPhone Xにも背景をボカすことができるポートレート機能が搭載されていますが、iPhone Xは被写体からある程度離れていないと撮影することができなかったりするので、P20 liteの方が撮影の幅は広くなっています。
普通の写真も綺麗に撮影することができます。
1600万画素のイメージセンサーなので、4Kモニターなどの高精細ディスプレイで閲覧をしてもとても綺麗に表示されることが出来ます。
3万円の格安スマホでここまで綺麗な写真が撮影できるって凄いですよね。確かに一眼レフカメラと比較すると画質は落ちてしまいますが、コンデジ並の画質は間違いなくありますよね。
前面カメラも1,600万画素に
P20 liteは前面カメラの画素数が800万画素から1600万画素に高画素化しています。
前面カメラ | P20 lite | P10 lite | nova lite 2 |
---|---|---|---|
前面カメラ | 1,600万画素 (F2.0、1.0μm) インテリジェント・マッピング4 in 1ライトフュージョン搭載 |
800万画素 (F2.0) |
800万画素 |
4つのピクセルを1つのピクセルとしてまとめて受光感度を4倍に高めることができる4 in 1ライトフュージョンも搭載されているので夜間でのセルフィー撮影でも綺麗に撮影することができます。
指紋認証と顔認証に対応
P20 liteは背面中央に指紋認証センサーを搭載しています。
スマホを手で持つとちょうど人差し指に当たる位置にあるので素早く指紋認証をすることができ、素早く画面ロック解除をすることができます。
さらに、P20 liteは顔認証機能にも対応しています。
P20 liteの顔認証機能はあくまで簡易型なので誤認識する可能性はあるみたいですが、画面のロック解除をスピーディーにすることができるので、とても重宝する機能といえるでしょう。
さらに、設定からダイレクトロック解除をONにして、モーションコントロールの「持ち上げる」をONにすることで、P20 liteを手で持って持ち上げるだけで顔認証が自動的に実行されて画面ロック解除することができます。
2枚のSIMカードを入れることができる
P20 liteは2枚のSIMカードを入れることができるデュアルSIMカード仕様となっています。ただし、マイクロSDカードを入れるとスロット2は使えなくなるので注意です。
2枚のSIMカードを入れることができますが、4G+4Gの同時待ち受けには対応していません。いわゆるDSDVではなくDSDSに対応しており、スロット1に4G対応SIMを入れるとスロット2は2Gのみになってしまいます。
2枚の4G対応SIMを入れておいてデュアルSIMカード設定から、mineoのSIMカードからUQ mobileのSIMカードに簡単に切り替えることができます。同時待ち受けはできませんが、切り替えはソフトウェア上で簡単に設定することができるのです。
まとめ
P20 liteは格安スマホでありながら全面ディスプレイ、ダブルカメラ、顔認証などの先進機能を搭載したコストパフォーマンスが非常に高いモデルになっています。
RAMの容量も3GBから4GBにアップしたことで、たくさんのアプリを起動しても安定した動作を実現し、アプリの切り替えもサクサクできるので操作性は間違いなく向上しています。
nova lite 2はドコモとソフトバンクの回線でしか使うことができませんが、P20 liteはau回線にも対応しているので、UQ mobileやmineo(マイネオ)のSIMカードを入れて使うことができるので、とてもお勧めのモデルとなっています。
UQ mobile(UQモバイル)のP20 liteの端末価格
UQ mobileで販売されるP20 liteは32GBモデルとなります。
端末価格は一括28,900円となっていますが、おしゃべり/ぴったりプランで契約することでマンスリー割が適用され、実質端末価格がプランSなら24,100円に、プランM/Lなら12,100円となり、かなり安い金額でP20 liteを購入することが可能となります。
P20 lite 端末価格 | 28,900円 | |
---|---|---|
マンスリー割 | プランS | -200円 x 24 = 4,800円 |
プランM | -700円 x 24 = 16,800円 | |
プランL | ||
実質端末価格 | プランS | 24,100円 |
プランM | 12,100円 | |
プランL |
プランM(6GB)だと月額2,980円(2年目以降3,980円)と通信料金は高めになってしまいますがP20 liteの実質端末価格は12,100円とかなりリーズナブルなものになっていますね。
Y!mobile(ワイモバイル)のP20 liteの端末価格
Y!mobileで販売されるP20 liteは32GBモデルとなり、端末価格が若干高めに設定されています。
P20 lite 端末価格 | 45,900円 | |
---|---|---|
端末割引 | プランS | -750円 x 24 =27,400円 |
プランM | -1,250円 x 24 = 15,400円 | |
プランL | ||
実質端末価格 | プランS | 27,400円 |
プランM | 15,300円 | |
プランL |
しかし、端末割引により普通に購入するよりも安く手に入れることができるでしょう。