iPhone 6sのスペック・評価・レビュー!格安SIMで安く購入できるコスパ重視モデル!
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旧モデルiPhone 6sの魅力をレビュー
iPhone 6sを購入できるMVNOは?
Appleのスマートフォン・iPhone 6sは現在は大手キャリアでの取り扱いが終了して購入することができなくなりましたが、Appleは新モデルが発売したことでiPhone 6sの端末価格の値下げを実施したことにより格安SIMとの相性が非常に良くなり格安SIMサービスのUQ mobileやY!mobileをはじめ楽天モバイルやBIGLOBEモバイルなどのMVNOでも取り扱いをしている状況です。
2018年4月現在でiPhone 6sを取り扱っている格安SIM業者は以下の4つです。UQ mobileとY!mobileは厳密にはMVNOではありませんが、含めています。
モデル | 16GB | 32GB | 64GB | 128GB |
---|---|---|---|---|
UQ mobile | ー | 55,300円 | ー | 67,300円 |
Y!mobile | ー | 65,300円 | ー | 77,300円 |
BIGLOBEモバイル | ー | 56,400円 | ー | 68,400円 |
楽天モバイル | 56,800円 → 32,800円 |
ー | ー | ー |
OCNモバイルONE | 36,800円 | ー | 49,800円 | ー |
UQ mobile・Y!mobile・BIGLOBEモバイルの3社はAppleが現在販売している32GB・128GBの二つのモデルを選ぶことができ、好きなカラーラインナップ(スペースグレイ・シルバー・ゴールド・ローズゴールド)から選ぶことができます。
しかし、楽天モバイルとOCNモバイルONEは16GBモデル(OCNは64GBも)にカラーも指定の色しか選ぶことができないという特徴を持っています。仕入先がちょっと違うんでしょうね。とはいえ、楽天モバイルとOCNモバイルONEのiPhone 6s(16GB)は通常のiPhone 6sよりも安い端末価格となっているので、手を出しやすくなっています。
iPhone 6sのスペック
4.7インチディスプレイを搭載
iPhone 6sは4.7インチのディスプレイを搭載しており、解像度は1,334 x 750ピクセル・326ppiピクセル密度と高精細なディスプレイとなっています。AppleではRetina HD ディスプレイと読んでいますね。
さらに3D Touchにも対応しているのでディスプレイを強く押すことで様々な機能を使うことができる3年前のモデルなのに先進的な仕様になっているのも見逃すことができないポイントとなっています。
例えば、画面左端を強く押すことでマルチタスク画面を呼び出すことができます。
3D TouchはiPhone 6sから採用された機能となっており、iPhone 7以降の全てのモデルに搭載されており、iPhoneではスタンダードなものになっていますね。
- 4.7インチRetina HD ディスプレイ
- 1,334 x 750ピクセル解像度、326ppi
- 3D Touch搭載
- 1,400:1コントラスト比(標準)
- 最大輝度500cd/m2(標準)
- デュアルドメインピクセル
- 耐指紋性撥油コーティング
ディスプレイの仕様に関してはiPhone 7とほぼ同じ(P3広色域ディスプレイは非対応)で、Androidスマホと比べても綺麗な液晶画面に仕上がっています。4.7インチというディスプレイサイズは片手で操作できるギリギリの大きさで画面が小さいと感じることもないので個人的にはiPhoneの数多くあるサイズの中でも一番見やすくて使いやすいと思います。
iPhone 6sの本体デザインはアンテナラインが目立つのでiPhone 7やiPhone 8よりも野暮ったい印象があります。
しかし、本体重量も軽く、本体も薄いのでとても持ちやすくて使い勝手はとても良いです。
A9チップで処理速度も速い
iPhone 6sはApple A9と呼ばれるプロセッサを搭載しています。
- CPU:デュアルコア(2コア)
- クロック周波数:1.85GHz
- プロセスルール:Samsung(14nm LPE) or TSMS(16nmFinFET)
- GPU:Imagination Technologies PowerVR GT7600(6コア)
- RAM:2GB LPDDR4
A9チップはAppleが独自開発したCPUコアを2基(デュアルコア)搭載したプロセッサとなっており、Appleが独自に設計していることもありiOSとの融和性が高くサクサク動作するのが大きな特徴となっています。
CPUの性能をGeekbench 4というアプリで計測することができるのですが、iPhone 6sと2018年3月にリリースされたAndroidスマホ・nova lite 2でCPUの性能を比較してみましょう。
モデル | iPhone 6s | nova lite 2 |
---|---|---|
CPU | A9(2コア) 1.85GHz |
Kirin659(8コア) 2.36GHz x 4 + 1.7GHz x 4 |
シングルコアスコア | 2395 | 941 |
マルチコアスコア | 4106 | 3718 |
nova lite 2に搭載されているCPUはオクタコア(8つのCPUコアを内蔵)していますが、デュアルコア(2つのCPUコアを内蔵)しているiPhone 6sよりもスコアが低いという結果となっています。
GPUの性能も比較してみましょう。
モデル | iPhone 6s | nova lite 2 |
---|---|---|
GPU | PowerVR GT7600 | Mali-T830 MP2 |
スコア | 11014 | 3120 |
スマホの価格帯が違うので一概に比較をすることはできませんが、iPhone 6sに搭載されているA9チップは2018年の最新スマホにも対抗することができる性能を持ったプロセッサであることは間違いないでしょう。
指紋認証のTouch ID搭載
iPhone 6sは指紋認証機能・Touch IDをホームボタンに内蔵しています。
iPhone 6sのTouch IDは第2世代へと進化をしており、指紋の認証速度がiPhone 6やiPhone SEと比べても2倍速くなっているのが特徴となっています。指を当てた瞬間に指紋を認識してくれるので、ロック解除を素早くすることができるのです。
画面下にTouch IDを搭載しているので、机に置いた状態でも指紋認識をさせることができますし、Androidスマホでよくある背面に付いている指紋認証よりも使いやすいと思います。
また、iPhone 7以降のモデルのホームボタンは物理ボタンではなくタッチセンサーに変更されてクリックする感覚が変わってしまったのですが、iPhone 6sはしっかりとした物理ボタン式のTouch ID内蔵のホームボタンとなっているので、タッチセンサー式のホームボタンは嫌だという方はiPhone 6sは良い選択肢になるのではないでしょうか。
3.5mmヘッドフォンジャックを搭載している
iPhone 6sは3.5mmヘッドフォンジャックを搭載しています。
現行モデルの全てのiPhoneは3.5mmヘッドフォンジャックを搭載しておらず、Androidスマホでも搭載していないモデルが登場してきてるので、今後は搭載しないスマホがスタンダードになってくると思います。
とはいえ、ヘッドフォンジャックを搭載したヘッドイヤホンがまだまだ多いので、アダプタを介さず使用したい場合はiPhone 6sという選択肢はアリとなるでしょう。
1200万画素のカメラを搭載
iPhone 6sは1200万画素のイメージセンサーを内蔵した背面カメラを搭載しています。デザイン的には出っ張りレンズになっているので机の上におくとガタガタしてしまいますが、さほど気にならない感じです。
しかも、iPhone 6sの背面カメラは今流行りの4K動画撮影にも対応しているんですよね。3年前のモデルなのに先取りしすぎですよね。
- イメージセンサー:1,200万画素裏面照射型センサー
- レンズ:5枚構成 ƒ/2.2
- Focus Pixels オートフォーカス(像面位相差)
- 自動HDR
- True Toneフラッシュ
- Live Photos
- 4K動画撮影(30fps)
光学式の手ぶれ補正機能は非搭載ですが、暗いところにも強い裏面照射型のイメージセンサーを搭載しているので、ノイズの少ない綺麗な写真を撮影することができます。ソニー製のイメージセンサーを採用していると言われていますよね。
なお、動く写真・Live Photosを初めて搭載されたのもiPhone 6sなので、今ではスタンダードとなったカメラ機能を使うことができます。
前面カメラの性能もそこそこ高いので自撮りをたくさんする人も安心です。
- イメージセンサー:500万画素裏面照射型センサー
- レンズ:ƒ/2.2
- Retina Flash
- 自動HDR
4G LTE-Advancdに対応
iPhone 6sは4G LTE-Advancdに対応し最大300Mbpsの高速通信をすることができます。
つまり、LTEの電波をまとめることができるキャリアアグリゲーション(CA)に対応しているので、ドコモの4G PREMIUMの電波を使うことができるということになります。
iPhone 6sにおける各キャリアの最大通信速度はこのようになります。
- docomo:262.5Mbps
- au:220Mbps
- SoftBank:187.5Mbps
iPhone 6やiPhone SEは最大150Mbpsなので、iPhone 6sに機種変更するだけで格安SIMでも通信速度を少しだけ速くすることができる。理論上はそういうことになります。
バッテリー駆動時間
iPhone 6sは1,715mAhの容量のバッテリーを搭載しており各駆動時間は以下の通りとなっています。
- 連続通話時間:最大14時間
- インターネット利用(LTE):最大10時間
- インターネット利用(Wi-Fi):最大11時間
- HDビデオ再生:最大11時間
- オーディオ再生:最大50時間
- 連続待受時間:最大10日間
実際に使った感じとして朝にフル充電になった状態で帰宅する夜に50%は残っているでしょうか。もちろん、お昼休みや休憩中に動画をガッツリ見たり、ゲームをしたりするともっと減りは激しくなると思いますが、通常であれば1日でバッテリーがゼロになることはないと思います。
nanoSIMを採用
iPhone 6sはnanoSIMが採用されています。本体右にSIMカードスロットが搭載されているので、付属のピンを使って開けることができるようになっています。
UQ mobile(マルチSIMカード)とY!mobileはSIMカードを入れるだけで使うことができるようになります。わざわざAPNプロファイルをダウンロードしてインストールする必要がないので非常に楽に設定をすることができるようになっています。
その他のMVNOに関しては各サイトからAPNプロファイルをダウンロード・インストールする必要があるので注意しましょう。
まとめ:iPhone 6sはまだまだ現役でイケる高性能スマホ
iPhone 6sは2018年現在もまだまだ現役で使うことができるスマートフォンとなっています。
格安スマホと呼ばれるAndroidスマホよりも価格は少し高いですが、画面もそれなりに大きく、写真を綺麗に撮影でき、4K動画撮影もでき、サクサク操作することができることを考えると選択肢としては良いのではないでしょうか。
ちなみに、iOSのアップデートのサポートをまだ受けることができるのかが心配になってしまいますが、iOS11はiPhone 5をサポート対象外としました。
この流れでいけば、2018年のiOS12でiPhone 5s、2019年のiOS13でiPhone 6、2020年のiOS14でようやくiPhone 6sが対象から外されることになるので、残り3年はまだまだ現役で使うことができる、ということになるので安心して使うことができるのではないでしょうか。
iPhone 6sを買うことができるのは
iPhone 6sを買うことができる格安SIM業者は以下の5社です。
- UQ mobile
- Y!mobile
- BIGLOBEモバイル
- 楽天モバイル
- OCNモバイルONE
iPhone 6sはau・SoftBankの回線でもテザリング機能を問題なく使うことができるので、UQ mobileかY!mobileで購入するのが良いのかなと思います。この2社は他のMVNOと違って昼や夜など回線が混み合う時間帯でも通信速度が低下してしまうということがないので、安心して使うことができるのでオススメです。