UQ mobileとY!mobileはどっち選ぶ?料金や違いを徹底比較!

UQ mobile とY!mobile

UQ mobileとY!mobileってどっちがいいんだろうね?
どちらも子分みたいなものだから他のMVNOに比べても通信品質は高し良さそうな印象はあるよね。

Contents

UQ mobileとY!mobileの違いや特徴について

UQ mobileはauの子会社・UQコミュニケーションズが運営しているサブブランドで、Y!mobileはソフトバンクのサブブランドとして、低価格の格安SIM通信サービスの提供しています。

他のMVNOと違うのは自社のau・SoftBankの回線をそのまま利用しているので、帯域制限がなく、お昼や夜のユーザーが混み合う時間帯で通信速度が遅くなってしまうことはほぼ起きないという最大のメリットを持っています。

サービスエリアの違い

サービスエリアに関してはau・SoftBankそれぞれに準ずることになるので、それぞれの回線で繋がりやすい・繋がりにくい場所があると思います。

もし、自宅がauの電波が入りにくくSoftBankの電波が入りやすい場所なのであれば、迷いなくY!mobileを契約することをお勧めします。また、逆も然りでSoftBankの電波は入りにくくauの電波が入りやすいならUQ mobileを選んだほうが快適にスマホを使うことができるでしょう。

前提条件として、au・SoftBankのどちらの電波も入りが良くて、どちらのSIMでも構わないという方はこれから解説していくことを考慮してどちらにするかを決めていただければと思います。

電波帯域の違い

auとSoftBankでは使用している周波数帯域が異なります。

auの周波数帯域

  • Band 1(2.1GHz):LTE・CDMA 2000
  • Band 11(1.5GHz):LTE
  • Band 18(800MHz):LTE・CDMA 2000
  • Band 26(800MHz): LTE
  • Band 28(700MHz):LTE
  • Band 41(2.5GHz):TDD-LTE(WiMAX 2+)
  • Band 42(3.5GHz):TDD-LTE(5Gで利用予定)

auがメインで使用している周波数帯域がBand 18の800MHz帯で、準メインがBand 1の2.1GHz帯となっています。最近ではWiMAX 2+のBand 41の2.5GHz帯もよく使用される帯域となっていますね。

auは3G回線にLTEと互換性のないCDMA 2000を採用していたことから、3G回線から4G-LTEへの切り替えを推進しており、最近では4G-LTEしか対応していないVoLTE専用端末を販売しています。

UQ mobileはこれらのauの周波数帯域を利用することができるので、これらの周波数に対応しているスマホでSIMロック解除が施されている状態であれば、問題なく使うことができるでしょう。

SoftBankの周波数帯域

  • Band 1(2.1GHz):LTE・W-CDMA
  • Band 3(1.8GHz):LTE
  • Band 8(900MHz):LTE・W-CDMA
  • Band 11(1.5GHz):LTE
  • Band 28(700MHz):LTE
  • Band 41(2.5GHz):TDD-LTE
  • Band 42(3.5GHz):TDD-LTE(5Gで利用予定)

ソフトバンクがメインで使用している周波数帯域はBand 1の2.1GHz帯、Band 3の1.8GHz帯、Band 8の900MHz帯となっています。Softbank 4G LTE(FDD-LTE)と呼ばれているのはBand 1と3で、Softbank 4G(TDD-LTE)と呼ばれているBand 41となっています。現在はどちらも同時利用することができるHybrid 4G LTEという名称となっていますね。

Y!mobileはこれらのSoftBankの周波数帯域を利用することができるので、これらの周波数に対応しているのであれば、SIMロック解除さえしてある状態なら問題なく使うことができます。

所持しているスマホがそれぞれの回線に対応しているかどうかは、UQ mobile・Y!mobileの動作確認端末一覧から確認をすることができますが、AppleのiPhoneであればグローバルモデルなのでiPhone 5s以降のモデルであれば、SIMロック解除さえしてある状態ならUQ mobile・Y!mobileのどちらでも使うことができます。

なんか、難しい話だけどiPhoneならどちらでも問題ないってことなのかな。
まあ、そういうことだね。日本はiPhone使ってる人が多いから問題ない人が多いんじゃないかな。

料金プランの違い

UQ mobileは「データ or データ + 音声通話」の組み合わせプランと「データ + 音声かけ放題」のセットプランのどちらかを選ぶことができますが、Y!mobileは基本的には「データ + 音声かけ放題」のセットプランしか選ぶことができないのが特徴となっています。

UQ mobile 組み合わせプラン

UQ mobileの組み合わせプランはデータ量3GBの「データ高速プラン」か通信速度が500kbpsの「データ無制限プラン」の二つから選べます。

プラン名 データ通信専用プラン
SMS付き
音声通話プラン
20円/30秒
データ高速プラン:3GB 980円 1,680円
データ無制限プラン
月間データ容量無制限で
送受信最大500kbps
1,980円 2,680円

データ量を細かく調整することができないのがUQ mobileの組み合わせプランの難点でもありますが、大抵の人は3GBのデータ量があれば十分に1ヶ月を過ごすことができるのではないでしょうか。

Youtubeなどの動画をもっと楽しみたいという方は500kbpsの「データ無制限プラン」でも動画を再生するには十分の速度ですし、UQ mobileならお昼や夜の回線が混み合う時間帯でも通信速度が極端に遅くなることがないので、使い勝手はいいのかもしれません。

UQ mobile セットプラン

UQ mobileのセットプランは無料通話が含まれる「ぴったりプラン」、5分以内の国内通話が何度でも無料になる「おしゃべりプラン」の二つがあります。組み合わせプランと違いセットプランはデータ容量の量を選ぶことができるようになっています。

プラン名 ぴったりプラン おしゃべりプラン 料金
プランS:2GB
(26ヶ月以降は1GB)
60分(26ヶ月目以降は30分) 5分以内通話無料 1,980円
(14ヶ月以降は2,980円)
プランM:6GB
(26ヶ月以降は3GB)
120分(26ヶ月目以降は60分) 5分以内通話無料 2,980円
(14ヶ月以降は3,980円)
プランL:14GB
(26ヶ月以降は7GB)
180分(26ヶ月目以降は90分) 5分以内通話無料 4,980円
(14ヶ月以降は5,980円)

通話かけ放題は組み合わせプランにはないので、電話をよくかけるという人はセットプランを選んだ方が通信料はお得になるのかなと思います。

Y!mobile スマホプラン

Y!mobileのスマホの料金プランはデータとかけ放題のセットプランを選ぶことになります。

プラン データ量 料金(1年目) 料金(2年目) 料金(2年平均)
スマホプランS 1GB→2GB(2年間) 1,980円 2,980円 2,480円
スマホプランM 3GB→6GB(2年間) 2,980円 3,980円 3,480円
スマホプランL 7GB→14GB(2年間) 4,980円 5,980円 5,480円

Y!mobileのスマホプランはUQ mobileと同じように国内通話が何度でもかけ放題になるものとなっていますが、UQ mobileのかけ放題は5分間なのに対してY!mobileのかけ放題は10分間の電話をかけることができるのが特徴となっています。

UQ mobileとY!mobileのどっちがいい?

電話をよくかけるならY!mobile

UQ mobileのセットプランとY!mobileのスマホプランでは月々の料金は1年目が1,980円、2年目が2,980円と全く同じです。なので、電話をよくかけるという方はより長く電話をかけることが出来る、Y!mobileの方が良い選択肢になるでしょう。

  • UQ mobile かけ放題:1回につき5分
  • Y!mobile かけ放題:1回につき10分

実はキャリアのかけ放題のライトプランは5分間なのでY!mobileの10分かけ放題って凄いことなんですよね。

かけ放題が必要ないならUQ mobile

そんなに電話かけないんだよね。
あまり電話をかけないならUQ mobileの組み合わせプランがおすすめだよ。

UQ mobileの組み合わせプランは音声通話は通常の従量料金となってしまいますが、3GBの高速データプランなら月々1,680円なので、セットプランよりもはるかに安い料金でスマホを持つことが可能となります。

高速データプラン ぴったり・おしゃべりプラン
1年目 1,680円
(総額 20,160円)
1,980円
(総額 23,760円)
2年目 1,680円
(総額 20,160円)
2,980円
(総額 35,760円)
2年間の合計 43,860円 55,920円

ご覧の通り高速データプランならセットプランよりも2年間で12,060円もスマホの料金を安くすることができます。もちろん、この金額にプラスして通話料がかかってきますが、いまの時代はLINEやFaceTimeを利用することで音声通話を無料ですることができるので、頑張れば実現可能な通信料金と言えるのではないでしょうか。

SIM単体で契約するならY!mobile

Y!mobileの場合は端末を持ち込みでSIMカード単体で契約すると「SIM単体契約特別割引」を受けることができます。

  • スマホプランS:400円 × 24ヶ月
  • スマホプランM:600円 × 24ヶ月
  • スマホプランL:600円 × 24ヶ月

つまり、auからiPhoneを持ち込みでY!mobileのスマホプランSに乗り換えた場合は、1年目は月額1,580円、2年目は2,480円で使うことができるということになります。

ソフトバンクからの乗り換えはUQ mobile

Y!mobileのスマホプランは1年目は料金から1,000円割引をしてくれる「スマホプラン割引」が適用されますが、この割引はソフトバンク以外のキャリアからの乗り換えが条件となっており、ソフトバンクからの乗り換えは1,000円の割引を受けることができません。

なので、1年目からスマホプランSの場合で2,980円の料金がかかることになるので、割引を受けることができるUQ mobileにした方がいいでしょう。なお、UQ mobileの場合でもはauからの乗り換えでも1,000円の割引を受けることができるように改善されたので、問題はありません。

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