格安SIMでiPadの通信料金を安く!おすすめのMVNOデータSIMを比較!
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iPadと格安SIMは相性抜群
スマホをキャリアから格安SIMに乗り換えると月々の通信費用を抑えることができることはよくいわれていることなので知っている人も多いかと思いますが、LTE通信に対応をしているタブレットやiPadも同じように格安SIMを利用することで通信費用を大幅に削減をすることが可能となります。
この記事ではiPadの種類やどこで購入するのがお得なのか、格安SIMで運用するときにオススメのMVNOなどを紹介したいと思います。
iPadの種類について
iPadには様々なモデルがあり2018年3月時点ではこのようなラインナップとなっています。
- iPad Pro(12.9インチ)
- iPad Pro(10.5インチ)
- iPad(第6世代・9.7インチ)
- iPad mini 4(7.9インチ)
iPad Proと通常のiPadはディスプレイサイズの違いの他に、画面の綺麗さ、カメラ性能の高さ、CPU性能の違い、Apple PencilやSmart Keyboardの使用有無などの違いがあり、iPad Proの方が高性能となっています。
さらに、Wi-Fiのみに対応したモデルかLTEのモバイル通信に対応したモデルかで分類されることになります。iPadシリーズは各モデルで二つの通信形態方式を選ぶことができるようになっています。
- Wi-Fiモデル
- Wi-Fi + Cellularモデル
格安SIMを利用してモバイル通信を使うにはiPad Wi-Fi + Cellularモデルを選ぶようにしましょう。Wi-Fiモデルとセルラーモデルの見分け方としてWi-Fi + Cellularモデルには背面部分にアンテナが搭載されているので、見た目ですぐには判別することができるようになっています。
例えば、iPad Proのセルラーモデルだと本体上部に白色のアンテナラインが入っているので、すぐに見分けることはできるのかなと思います。
iPadは本体サイズがiPhoneと比べても大きいので家で利用することが多いデバイスで外に持ち出しをしないのであれば価格の安いWi-Fiモデルでもいいのかもしれませんが、iPadを外に持ち出して使用することが多い場合はWi-Fi + Cellularモデルを購入した方がいいと思います。
また、iPadもiPhoneと同じようにテザリング通信の親機にすることもできるので、格安SIMを入れたiPadのテザリングを利用してPC/Macを接続して仕事をバリバリするという使い方もできるので、外でiPadを使うことが多くなりそうな方は迷わずセルラーモデルを購入してもいいのかなと思います。
キャリアでiPadを契約した場合の通信料金
iPad Wi-Fi+セルラーモデルはドコモ・au・ソフトバンクのキャリアで購入することができますが、毎月の通信料金はかなり高いものになってしまいます。
タブレットのみで契約した場合
キャリアでiPad Wi-Fi+セルラーモデルを購入すると月々2,000円程度は割引をしてくれるので、実質4,000円ほどでモバイル通信可能なiPadを手に入れることができますが、やはりタブレット単体での利用はかなり割高ですよね。
ドコモ | au | ソフトバンク | |
データパック | ベーシックパック (〜3GB) 4,000円 |
LTEフラット for Tab (7GB) 5,200円 (3年目以降 5,700円) |
データ定額ミニ (2GB) 3,500円 |
基本プラン | データプラン (スマホ/タブ) 1,700円 |
ー | タブレット基本料 1,700円 |
IPS接続料金 | 300円 | 300円 | 300円 |
月々の通信料金 | 6,000円 | 5,500円 (3年目以降 6,000円) |
5,500円 |
スマホとセットで契約した場合
すでにキャリアでiPhoneやAndroidスマホを使っている場合はスマホのデータ量をシェアすることでiPadの基本料金を大幅に下げることができます。
ドコモ | au | ソフトバンク | |
データパック | シェアオプション 500円 |
タブレットプランds (3年契約) 2,000円 |
データシェアプラス 500円 |
基本プラン | データプラン (スマホ/タブ) 1,700円 |
1,700円 | タブレット基本料 1,700円 |
IPS接続料金 | 300円 | 300円 | 300円 |
月々の通信料金 | 2,500円 | 4,000円 | 2,500円 |
こちらも端末割引を受けることができるので、実質数百円でモバイル通信をすることができるiPad Wi-Fi+セルラーモデルのデータ通信ができるのなら安いという見方もできるかもしれませんが、データ通信量はこの料金に含まれていないので注意です。
iPadを使うたびにメインのiPhone側の回線のデータ消費をすることになるのです。
iPadに格安SIMを入れて使う場合の通信料金
MVNOの格安SIMには通信料金が安いデータSIMプランがあります。これをiPad Wi-Fi+セルラーモデルに入れるとめちゃくちゃ安い料金でiPadを使うことが可能となります。
いくつかのMVNOで料金を比較してみましょう。
UQ mobile | mineo | NifMo | 楽天モバイル | LINEモバイル | |
通信回線 | au | ドコモ・au | ドコモ | ドコモ | ドコモ |
小容量プラン | ー | 500MB:700円 | ー | 0GB:525円 | 1GB:500円 |
標準プラン | 3GB:980円 | 3GB:900円 | 3GB:900円 | 3.1GB:900円 | 3GB:1,110円 |
大容量プラン | ー | 30GB:5,900円 | 13GB:2,800円 | 30GB:5,450円 | 10GB:2,640円 |
格安SIMならデータ容量3GBのデータSIMで月額1,000円程度で利用することができるので、キャリアでiPadを単独契約する料金よりも4分の1以下でiPadを使うことができるということになります。スマホセットで利用する場合はキャリアの方が安くなる可能性はありますが、使用するデータ通信料を考慮すると格安SIMの方が通信料金は安くなるのは間違い無いでしょう。
iPadの端末代金を考慮した通信料金
では、iPad Wi-Fi+セルラーモデルの端末価格も含めるとキャリアと格安SIMで料金はどれくらい違うのかを比較してみましょう。
- ドコモでiPad(第6世代)Wi-Fi+セルラーモデルを契約した場合
- Apple StoreでiPad(第6世代)Wi-Fi+セルラー 32GBモデルを購入しmineoの格安SIMを契約した場合
ドコモ | mineo(マイネオ) | ||
契約体系 | スマホとセットで契約 | iPad単独契約 | データSIM |
iPad 実質端末価格 |
400円 × 24回 9,600円 |
1,575円 × 24回 37,800円 |
|
基本プラン | データプラン:1,700円 spモード:300円 シェアプラン:500円 |
データプラン:1,700円 spモード:300円 ベーシックパック(〜3GB):4,000円 |
3GB:900円 |
月々の通信料金 | 2,500円 | 6,000円 | 2,475円 |
ドコモでiPhoneも同時契約をすることでiPad(第6世代)の端末代込みで2,500円で利用することができ、mineo(マイネオ)の2,475円と同等金額となりますが、iPhoneも同時契約しないといけないのでiPhoneとiPadを合わせると月額10,000円以上の金額になってしまうことになります。
一方の格安SIMのmineo(マイネオ)ならiPhoneをApple Storeで購入し音声通話SIMで利用して組み合わせても、月額8,000円程度に抑えることができるでしょう。
iPadを購入するには
Appe Storeで購入する
一番安心して購入できるところはオンラインストアを含むApple Storeです。
Apple Storeは定価販売なので決して安く購入することはできませんが、Appleのスタッフさんがどのモデルを購入するべきなのかを親身になってアドバイスしてくれるので、よく分からない人にはお勧めです。
また、地方に住んでいて近場にApple Storeがないという方でも、Apple公式サイトでSIMフリー版のiPadを簡単に購入することができるので安心してください。
Apple公式サイトであればiPad整備済製品から通常価格よりも安く購入することもできるのでオススメです。例えば、通常は52,800円のiPad(第5世代)Wi-Fi + Celular 32GBモデルが37,800円で購入することが可能となります。
セルラーモデルの整備済製品はなかなか出ることがないので、iPadもセルラーモデルを狙っている方は定期的に状況を確認しておくことをお勧めします。
キャリア版iPadをSIMロック解除して利用する
すでにキャリアで購入したiPadを所持しているのであればSIMロック解除をしてSIMフリーにしてしまうことで格安SIMを入れて使うことができます。もし、購入したiPadがdocomo版ならドコモ系のMVNOの格安SIMであればSIMロック解除なしで格安SIMを入れて使うことができます。
- SIMフリー版iPad:SIMロック解除なしでドコモ、au、ソフトバンクのMVNOを利用できる
- ドコモ版iPad:ドコモ系MVNOはSIMロック解除なし、au系・ソフトバンク系のMVNOはSIMロック解除が必要
- au・ソフトバンク版iPad:SIMロック解除が必要
SIMロック解除はインターネットから依頼することで手数料無料ですることができるので、可能であればSIMロック解除はしておいた方がいいのかなとは思います。
中古品を購入する
iPadはいろんなところで中古品を購入することが可能となっており、中古品を安く手に入れるというのもいいと思いますが、ヤフオクやメルカリなど個人売買で購入する場合は赤ロム品を掴まないように注意しましょう。
赤ロムとはキャリアで購入した時の分割支払い金が完了していないことから利用制限をかけられてしまったデバイスのことで、ごくたまにそのようなデバイスが売買されていることもあるので各キャリアの利用制限確認サイトで利用制限が掛かっていないかを購入前に確認しましょう。
デバイスの製造番号(IMEI)を入力することで利用制限がかけられているかいないかを確認することができます。
個人売買はこのようなリスクを伴うので、ソフマップやノジマオンラインなどで中古品を購入することができるので、こちらの方がリスクは少ないのかなと思います。
料金が安いiPadにおすすめの格安SIM
では、iPadにおすすめの格安SIMについて紹介をしていきます。
UQ mobile
動画を見たり音楽をあまり聞くことはないけど仕事でiPadを使うことが多いという方におすすめなのがUQモバイルのデータ高速プランです。
- データ高速プラン(3GB):980円/月
- データ無制限プラン(500kbps):1,680円/月
UQ mobileの組み合わせプランは3GBのデータ高速プランか通信速度500kbpsで無制限で使うことができるデータ無制限プランのどちらかしか選ぶことができませんが、回線が混み合う時間帯でも通信速度が低下することがないにで、非常に快適にデータ通信をすることができます。
データ消費は少ないけど通信品質を重要視したい場合にUQ mobileはおすすめです。
ただし、テザリング通信は現時点ではすることができないので、iPadのテザリング機能を使ってPC/Macを接続して使いたいという方はUQ mobileではなく以下で紹介しているmineo(マイネオ)がオススメとなります。
mineo(マイネオ)
マイネオはドコモ・auのどちらかの回線を利用することができ、通信品質も比較的高く安定した通信をすることができるMVNOです。
au・SoftBank版のiPadを持ち込みをする場合はSIMロック解除が必要となりますが、docomo版のiPadを持ち込みする場合はdocomoプランを契約することでSIMロック解除をしなくてもそのまま利用することができます。
データ容量も細かく選ぶことができて最大で30GBまでのプランを選ぶことができます。
プラン | au Aプラン SMS機能付き |
docomo Dプラン (+SMS機能付き) |
---|---|---|
500MB | 700円 | 700円(820円) |
1GB | 800円 | 800円(920円) |
3GB | 900円 | 900円(1,020円) |
6GB | 1,580円 | 1,580円(1,700円) |
10GB | 2,520円 | 2,520円(2,640円) |
20GB | 3,980円 | 3,980円(4,100円) |
30GB | 5,900円 | 5,900円(6,020円) |
3GBで月額900円なので安いですよね。本当にメール程度しか外で通信しないのであれば500MBプランを選択することで月額700円で契約することができます。
auプランはテザリング通信をすることができませんが、docomoプランなら問題なくiPadのセルラーモデルを使ってテザリング通信をすることができるので、ノマドでPC作業をしたいという方には是非ともオススメしたいです。
まとめ:iPadセルラー版と格安SIMデータプランの相性は抜群
docomo、au、SoftBankなどのキャリアでiPadを購入するとタブレットプランを契約することになりますが、タブレットプランはスマホプランとシェアすることを前提に設計されているので、Pad単独で利用すると異常に料金が高くなってしまうのです。
しかし、MVNOの格安SIMは非常にシンプルな料金プランとなっているので、SIMフリー版iPadと格安SIMのデータSIMプランと組み合わせることで1,000円以下でiPadでデータ通信をすることもできるのでiPadをフル活用するなら、本当にお勧めです!