nova lite 2とP10 liteどっちが良い?スペックや使い勝手の違いを徹底比較!【実機レビュー】
HUAWEI nova lite 2とHUAWEI P10 liteは非常によく似た端末でパッと見た感じはダブルカメラ仕様となっているnova lite 2を選びたくなってしまいますがau回線に対応しているのはP10 liteの方だったり違いが意外とあるのです。
ということで、この記事ではHUAWEIのnova lite 2とHUAWEI P10 liteの特徴や違いなどを実機を使って徹底比較していきます。
Contents
nova lite 2とP10 liteのスペックの違いを徹底比較
画面の大きさの違い
nova lite 2 vs P10 liteの画面の大きさの違いを比較していきましょう。
nova lite 2は今流行りのアスペクト比18:9の縦長の5.65インチディスプレイ、P10 liteはアスペクト比16:9の一般的な5.2インチディスプレイを搭載しています。nova lite 2の方が縦長に画面が長く、一度に表示させることができる情報量がより多いのが特徴となっています。
モデル | nova lite 2 | P10 lite |
---|---|---|
画面の大きさ | 5.65インチ | 5.2インチ |
解像度 | 2160 x 1080ピクセル | 1920 x 1080ピクセル |
サイズ | 72.05 x 150.1 x 7.45 mm | 72 x 146.5 x 7.2 mm |
重量 | 143 g | 146 g |
nova lite 2は縦長になっている分だけ解像度が1920ピクセルから2160ピクセルに高くなっていますが、横の解像度は1080ピクセルと同じなので、基本的な解像度は同じです。なので、nova lite 2で1920 x 1080ピクセルで表示される動画の画質が向上するということはありません。
本体横幅がnova lite 2とP10 liteがほぼ同じなので、どちらのモデルも片手で操作をすることができるようになっています。ただ、全体的なサイズ感としては16:9のコンパクトなディスプレイを搭載しているP10 liteの方が本体の厚みも薄いということもかり、小さくなっています。
画面に表示できる情報量の違いをYahoo!Japanのトップページで比較をしてみると、P10 liteよりnova lite 2の方がより多くの情報を一度に表示させることができているのが分かります。
CPU・GPU 性能の違い
nova lite 2とP10 liteに採用されているCPUはどちらもHUAWEIのKirinプロセッサが採用されています。型式が微妙に違っており、nova lite 2の方が少しだけ性能が高いプロセッサを搭載しています。
実際にGeekbench 4によるCPUの性能を計測し比較をしてみます。
モデル | nova lite 2 | P10 lite |
---|---|---|
CPU | Kirin 659 オクタコア (4 × 2.36GHz 4 × 1.7GHz) |
Kirin658 オクタコア (4 x 2.1 GHz 4 x 1.7 GHz) |
RAM | 3GB RAM | |
シングルコア性能 | 937 | 906 |
マルチコア性能 | 3698 | 3332 |
ディスプレイの解像度がnova lite 2の方が少しだけ高いのでCPUの性能が高められているのかもしれません。いずれも3GBのRAMを搭載しているので、基本的な動作速度はとてもスムーズで格安スマホでありながらストレスなく使うことができるのがnova lite 2とP10 liteの良いポイントでもあります。
モデル | nova lite 2 | P10 lite |
---|---|---|
GPU | Mali-T830 MP2 | |
GPUコア性能 | 3082 | 2724 |
内蔵GPUに関しては全く同じ型式のものが採用されていますが、GPUスコアはnova lite 2の方が少しだけ高くなっているのが分かります。CPUの型式が違うので、若干の違う部分が異なるところが出てきているのかもしれません。
カメラ性能の違い
P10 liteの背面カメラは1200万画素のシングルカメラを搭載していますが、nova lite 2の背面カメラは1300万画素と200万画素のダブルカメラを搭載しています。
モデル | nova lite 2 | P10 lite |
---|---|---|
背面カメラ | 1300万画素+200万画素 ダブルレンズ 像面位相差AF コントラストAF LEDフラッシュ |
1200万画素シングルレンズ 像面位相差AF コントラストAF 電子手振れ補正 LEDフラッシュ |
前面カメラ | 800万画素 |
ダブルカメラを搭載しているnova lite 2は背景を綺麗にボカすことができるワイドアパーチャ機能を使うことができるようになってこんな感じで簡単に使うことができインスタ映えする写真も比較的簡単に撮影することができます。
ボカし効果だけではなく1300万画素と200万画素の二つのカメラの画像を合成することで、解像感もワイドアパーチャ機能をONにした方が高いようにも感じます。
また、ワイドアパーチャ機能は後からボカし効果の場所や強さを調整することもできるから、とても写真を楽しみたいと言う方はnova lite 2はかなりオススメの機種と言えます。
カメラにそれほど興味がないという方は、レンズがフラットで控えめデザインとなっているP10 liteの方がいいのかもしれません。nova lite 2のダブルカメラは出っ張りレンズなので、デザイン的には美しいとは言えませんし。
認証機能の違い。nova lite 2は顔認証機能を搭載
nova lite 2・P10 liteともに背面部分に指紋認証機能を搭載しています。デザインがそれぞれ異なり、nova lite 2は丸型、P10 liteは角型になっています。
デザインが違うだけで使用感はほぼ同じです。認証速度もnova lite 2・P10 liteともに高速なので、簡単に画面ロック解除をすることができるようになっています。
そして、nova lite 2は顔認証機能にも対応しているのが大きな違いとなっています。
背面の指紋認証機能のみだとテーブルにスマホを置いた状態では指紋認証機能を使うことができずロック解除をするにはスマホを手に持つ必要がありました。しかし、nova lite 2のアップデートで追加された顔認証機能ならテーブルに置いた状態でスリープ解除をすることができ、簡単にロック解除ができるようになっています。
nova lite 2では指紋認証と顔認証を同時に使うことができるので、お互いをデメリットを補間しあう関係になっているので、非常に使い勝手がよくなっています。
外観デザインの違い
nova lite 2とP10 liteの外観デザインの違いを見ていきましょう。
モデル | nova lite 2 | P10 lite |
---|---|---|
カラー | ブラック、ゴールド、ブルー | サファイアブルー、パールホワイト、ミッドナイトブラック、プラチナゴールド (SIMフリー専用)、サクラピンク (UQモバイル専用) |
素材 | アルミ | ガラス |
それぞれ筐体の素材が異なり、nova lite 2はアルミ素材、P10 liteはガラス素材が筐体に採用されています。
P10 liteはガラス筐体をアルミのサイドフレームで挟み込む構造となっておりアンテナラインも下部と上部に必要最低限の使用となっておりデザイン的には非常にすっきりとしたものになっています。
アルミを採用しているnova lite 2は丸みを帯びたデザインとなっており、アルミはサラサラとした手触りなので、P10 liteよりも手に馴染みやすいかもしれませんね。
どちらのデザインが好みかは完全に人それぞれなのかなと思いますが、個人的にはデザインはP10 liteの方が好きです。
忘れてはいけない注意点として、P10 liteの筐体に採用されているガラス素材は落とした時に割れてしまうリスクがあります。しかし、アルミ素材のnova lite 2なら落としても割れることはないですし、指紋や汚れもつきにくいので衛生上はいいのかもしれません。
nova lite 2とP10 liteの本体デザインに関する特徴をまとめてみました。
- nova lite 2:アルミ素材。落としても割れない。軽い。指紋がつきにくい。サラサラとした手触り。
- P10 lite:ガラス素材。落とすと割れる。指紋が付きやすい。デザインがカッコいい。ガラスなのでしなやかな手触り。
カラーラインナップはP10 liteはおとなしい感じのものとなっていますが、nova lite 2はブルーがあるなど若干遊ぶ心のあるものとなっています。
nova lite 2はドコモのみ、P10 liteはauも使える
nova lite 2・P10 liteはnanoSIMカードに対応しています。
nova lite 2はドコモの周波数帯域しか対応していないのでdocomo系の格安SIMでしか使うことができません。しかし、P10 liteはdocomoとauの周波数帯域とVoLTEにも対応していて、au系の格安SIM(UQ mobile、mineo Aプラン、BIGLOBEモバイルAタイプなど)でも使うことができます。
モデル | nova lite 2 | P10 lite |
---|---|---|
FDD-LTE | Band 1/3/5/7/8/19/20 | Band 1/3/5/7/8/18/19/26 (au VoLTE対応) |
TDD-LTE | – | B41 (2CA対応) |
W-CDMA | Band 1/2/5/6/8/19 | Band1/5/6/8/19 |
通信速度 | 下り:最大150Mbp 上り:最大50Mbps |
下り:最大262.5Mbp 上り:最大50Mbps |
キャリアアグリゲーション(CA)に対応しているP10 liteは最大通信速度もより高速になっており、下り(受信)だと最大262.5Mbpsの通信に対応をしているのも大きな違いとなっています。
そうなんですよね。P10 liteはAndroidスマホなのでau回線でも普通にテザリング機能を使うことができるというメリットがあるんですよね。
UQ mobileやmineoのauプランのSIMカードはnova lite 2では使うことができませんが、P10 liteなら使うことができます。そして、テザリング通信も使うことができるので、P10 liteの方が使い方の幅は広いのかなと思います。
Wi-FiやBluetoothの性能の違い
Wi-FiやBluetoothの性能も若干異なります。
モデル | nova lite 2 | P10 lite |
---|---|---|
Wi-FI | 802.11 b/g/n ( 2.4GHz) |
802.11a/b/g/n/ac (2.4 / 5 GHz) |
Bluetooth | デュアルBluetooth 4.2 | 4.1 |
nova lite 2のWi-Fiは2.4GHz帯にしか対応していませんが、P10 liteは5GHz帯にも対応しているのでより高速な通信ができるようになっています。
特に5GHz帯は電子レンジなどに影響を受けにくいので、より安定した通信をすることができるようになっています。Wi-Fiの5GHz帯・2.4GHz帯の違いについてはこちらの記事で詳しく書いているので参考にしていただければと思います!
通信性能は基本的にnova lite 2よりもP10 liteの方が高くなっていますが、nova lite 2はデュアルBluetooth 4.2に対応しているのが特徴となっています。デュアルBluetoothってあまり聞かないですが、要は二つのBluetooth機器を同時に使うことができる機能が搭載されているということになります。
まとめ:nova lite 2を選ぶべき人、P10 lite を選ぶべき人
nova lite 2とP10 liteはどちらも各MVNOで購入することができます。
端末価格はP10 liteの方が安くなっていることが多いので、コストパフォーマンスはP10 liteの方が高いかもしれません。
auの格安SIMを使うならP10 liteの1択ということになりますが、普段の使いやすさで見るならば顔認証機能を搭載してるnova lite 2の方がいいかもしれませんね。最後にnova lite 2とP10 liteのメリット・デメリットをまとめておきます。
nova lite 2 メリット・デメリット
- 縦長ディスプレイ搭載
- アルミボディで破損の心配がない
- 本体重量が軽い
- 顔認証機能が使える
- docomoの格安SIMしか使えない
- Wi-Fiは2.4GHz帯のみ対応
nova lite 2は数多くのMVNOで取り扱いをしていますが安く購入したいなら、楽天モバイルがオススメです。キャンペーン価格で取り扱いをしています。
データ通信の安定性を重視したいならmineo(マイネオ)もオススメです。
P10 lite メリット・デメリット
- ガラスボディで質感が高い
- 落とすとガラス破損の可能性がある
- 本体サイズが小さくてコンパクト
- 本体重量が少し思い
- auの格安SIMも使える
- 5GHz・2.4GHz帯のWi-Fiに対応し高速通信可能
- LTEの対応バンドが多く通信速度が速い
P10 liteを使うならau回線で通信速度がとても速いUQ mobileで購入するのがお勧めです。P10 liteならテザリング通信もバッチリOKです。
ただし、2018年6月に次期モデルのP20 liteがリリースされるのでP10 liteは型落ちモデルとなってしまいます。言い換えれば、モデルチェンジ前だからもっと価格が安く買うことができる可能性もあるということになります。
P20 liteとP10 liteのスペックの違いをこちらの記事で詳しく書いているので参考にしていただければと思います。
P10 liteとnova lite 2の個別レビューはこちら!