NifMoは大きなデメリットはない?低速モード切り替えができない、1日通信制限に注意!

NifMo デメリット

格安SIMのNifMoって結構いいイメージがあるんだけど、実際のところどうなんだろう?
そうだね。通信速度が遅くなった時期もあったけど、今は数多くあるMVNOの中でも通信速度が比較的速いから僕はオススメだね。

NifMoはニフティ株式会社が運営している格安SIMサービスで、富士通株式会社が親会社でした。しかし、2017年に株式会社ノジマに富士通株式会社が保有するニフティ株式会社の株式が譲渡されたことでノジマが運営するMVMOとなりました。

買収直後は正直なところ「マジか…。大丈夫なのか?」と不安になってしまいましたが、格安SIMの通信速度に定評があったNifMoらしさは健在で、2018年5月現在もNifMoの通信速度は他のMVNOと比較してもスピードが速く安定した状態が維持されています。

では、キャリアから格安SIMのNifMoに乗り換えをすることで、どのようなデメリットがあるのか。NifMoに乗り換えをして注意をしないといけない点について詳しく書いていきたいと思います。

Contents

NifMoのデメリットは?

通信速度が低下する時間帯がある

NifMoだけの問題ではなく格安SIM全般においてお昼(12時〜13時)や夜(18時〜22時)など回線が混み合う時間帯の通信速度が低下してしまうというデメリットがあります。

特にお昼の時間帯については、どうしようもないくらい通信速度が低下してしまうので、お昼の時間帯の速度低下は我慢ならないという方は、UQ mobileかY!mobileを選択するか方法はないでしょう。

UQ mobileはKDDI(正確にはUQコミュニケーションズ)、Y!mobileをSoftBankが運営しているので、自社の回線をそのまま利用しているので、速度低下するという自体を避けることができるのです。

とはいえ、NifMoは他のMVNOと比較すると通信速度はまだ高速な方なので、お昼の時間帯でもかろうじて1Mbpsの速度が出ることがあります。

この通信速度は2018年5月のある日の平日のNifMoの通信速度を計測したものです。

  • 10時頃:下り49.65Mbps、上り13.00Mbps、75ms
  • 11時頃:下り56.29Mbps、上り  7.61Mbps、75ms
  • 12時頃:下り  1.09Mbps、上り  9.12Mbps、104ms
  • 14時頃:下り20.75Mbps、上り 8.90Mbps、64ms
  • 18時頃:下り  1.67Mbps、上り 6.52Mbps、89ms
  • 21時頃:下り  9.57Mbps、上り 3.59Mbps、96ms
  • 23時頃:下り24.34Mbps、上り 1.45Mbps、68ms

12時〜13時はどうしても通信速度が低下してしまいますね。それでも1Mbpsほどの速度が出ているのは凄いと思います。他MVNOだと0.2Mbpsほどしか速度が出ず、通信エラーが発生してしまうということも、ザラにありますし。

通常に時間帯であればUQ mobileよりも速い60Mbpsといった速度を出すこともあったりするので、docomo系の格安SIMの中ではオススメのMVNOとなっています。

低速モードに手動で切り替えできない

格安SIMの多くはMVNOの専用アプリやウェブサイトのマイページから低速モードに切り替えることができるようになっていますが、NifMoは手動で低速モードに切り替えることができない仕様となっています。

低速モードってなんのためにあるの?
低速モードにすると通信速度が200kbpsに制限されるんだけど、その代わり、データ消費をせずにインターネットに接続してモバイル通信をすることができる機能なんだ。

つまり、手動で低速モードにすることができれば使用するデータ通信量を自分で調整することができるのです。

しかし、残念なことにNifMoではこのような低速モードといった機能を使うことができないので、自分で「今日はこのアプリの使用は控えよう」とか考えて使わないといけないということになります。

どうしてNifMoに低速モードがないのかは明確な理由は分かりませんが、NifMoの料金プランはデータ量の少ないプランでも3GB〜となっており、普通の使い方であれば低速モードを使わなくても1ヶ月乗り切ることができるというのもあるのかもしれません。

もちろん、動画を見ることが多いユーザーだとあっという間にデータ量を使い切ってしまうので、低速モードといった機能があったほうがいいとは思いますが、NifMoにはこのような機能を使うことができないのが現状となっています。

1日あたりの通信量が決まっている

NifMoでは一日に使用することができる最大通信量がそれぞれのプランで決められており、そのデータ量を越してしまうと通信速度を最大200kbpsに制限されてしまいます。

プランごとの通信量基準は以下のとおりとなっています。

  • 3GBプラン:650MB /1日
  • 7GBプラン:1,500MB /1日
  • 13GBプラン:2,800MB /1日
データ量以内なのに1日でどかっとデータ通信をしたら通信制限を受けるってことなんだ?
まあ、そういうことだね。1日の通信制限についてはWiMAX2+やY!mobileのポケットWi-Fiで使い放題なのに制限を受けることが問題となっていたけど、現在は制限を撤廃しているところが多くなっているよね。

1日の通信制限の撤廃が各MVNOで進みつつありますが、現時点ではNifMoはまだ基準が残されたままとなっています。

しかし、逆の視点から見れば制限基準を設けているからこそ回線が安定しているという見方もできるわけで、一気に通信を使うことがないユーザーにとってはメリットと見ることもできるのではないでしょうか。

バーストモードがない

NifMoにはバーストモードがありません。

バーストモードはmineoやIIJmioなどのMVNOで対応している機能で、低速モード時(通信制限時)の最初の読み込みを一瞬だけ高速通信することができるもので、通信制限を受けているときにはとても有効な機能となっています。

通信制限を受けることがあまりないのであれば、バーストモードの有無はあまり関係はありませんが、よく速度制限を受けてしまう方はNifMoにはちょっと向いていないかもしれませんね。

まとめ:大きなデメリットはないのでNifMoはオススメ!

NifMoは通信は数多くMVNOの中では速度が安定しているので、このようなデメリットがあったとしてもオススメしたい格安SIMとなっています。

デメリットといっても込み合う時間帯の通信速度の低下は他のMVNOも同じことなので、低速モードに手動で切り替えができないこと、バーストモードを使うことができないことをデメリットと感じないのであれば、大きなデメリットはないのかなと思います。


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