楽天モバイルのデメリットは?注意点を理解しお得にスマホ料金を下げよう!
楽天モバイルはFREETELを買収し契約者数を大幅に増やし2017年12月14日に楽天が「第4の携帯会社」を目指し正式に携帯電話事業に参入することを発表しました。
そして、総務省が2018年1月~2月に1.7GHz帯と3.4GHz帯を携帯電話事業用に割り当てすることを発表し楽天が正式に第4の携帯電話会社として認められるなどモバイル通信事業において最も勢いのある通信業者といってもいいでしょう。
そんな楽天モバイルにはどんなデメリットがあるのか、そんな疑問について書いていきたいと思います。
Contents
楽天モバイルのデメリットは?
3G回線に非対応
楽天モバイルは2016年11月30日にAPNの変更を実施しています。
申込種別が「003」または「005」のユーザーを対象にAPNを「vdm.jp」から「rmobile.co」に変更をするように告知され、それに合わせて3G通信専用端末でのデータ通信ができない仕様になりました。
少しややこしいのですが楽天モバイルでは3G回線によるデータ通信ができなくなるだけで3G回線を使った通常の通話は従来どおりかけることができるので、わかりやすく書くならUQ mobileと同じような状況になったということでしょうか。
楽天モバイルは3Gによるデータ通信ができないだけで音声通話はできる!
なので、楽天モバイルなら4G LTEのエリア外だったとしても3Gによる音声通話はすることができるので連絡が取れなくなるという事態はありませんし、現在主流となっているLTE 4G/3Gに両対応したスマホであれば特に問題が起きるということはありません。
ただし、一つ注意をしないといけないのが未だに3G回線専用のスマホが出回っているというところでしょうか。3G回線専用スマホというものあり数年前までは普通に販売されており、現在も1万円を切る格安スマホとして販売していることもあるで、もしかしたら使っているというユーザーもいるかもしれません。
例えば、以下のスマホが3G専用端末となっています。
- g01 goo SimSeller
- Covia FLEAZ F4
- Acer Liquid Z200
- BLU GRAND M
- Priori 2
このような3G専用の格安スマホを使っている人は、楽天モバイルにそのまま乗り換えるとデータ通信をすることができなくなってしまうので、乗り換えに合わせて新しいスマホを購入することをオススメします。
高速通信プランで1GBの低容量プランがない
楽天モバイルの組み合わせプランではデータ通信の容量が1GBの高速通信プランが用意されておらず、高速通信をするには3.1GBのプランを選択する必要があります。
プラン | データSIM(SMSなし) | 050SIM(SMS付き) | 通話SIM |
---|---|---|---|
ベーシック | 525円 | 645円 | 1,250円 |
3.1GB | 900円 | 1,020円 | 1,600円 |
5GB | 1,450円 | 1,570円 | 2,150円 |
10GB | 2,260円 | 2,380円 | 2,960円 |
20GB | 4,050円 | 4,170円 | 4,750円 |
30GB | 5,450円 | 5,520円 | 6,150円 |
一部のMVNOでは1GBからプランを選択できるようになっています。
例えば、mineo(マイネオ)なら500MBのデータSIMを月額800円、LINEモバイルなら1GBのプランを月額500円で利用することができるので3.1GBプランからしか高速データプランを選ぶことができない楽天モバイルはデメリットのひとつといっていいでしょう。
楽天モバイルの高速データ通信は3.1GBプランから!
その代わり、楽天モバイルには通信速度を200kbpsに制限したベーシックプランを月額525円で利用することができる超低価格プランがあります。200kbpsだと正直なところ使いものにならない速度なので普通にインターネットを使ってホームページの閲覧をするのですら少しイライラしてしまうかもしれません。
とはいえ、200kbpsという速度はメールやLINEのメッセージや無料通話などでは十分に使うことができるものなので、インターネットはあまりしないというユーザーにとっては楽天モバイルのベーシックプランは神のプランとなり得るでしょう。
また、楽天モバイルのSMS付きの050SIMなら無料でIP電話番号をもらうことができるので、ベーシックプランの050SIMなら645円で音声通話をすることができる環境を手に入れることができます。しかも、050SIMの通話は24時間無料ですしめちゃくちゃ安いですよ。
050SIMについてはこちらの記事で詳しく書いているので参考にしてください。
3.1GBプランなら月額900円でデータSIMを持つ事ができるので、他社のMVNOと同等の価格となっていますし、0.1GB多くデータ量を使うことができるので十分に安いと言えるでしょう。
データ容量をシェアできない
家族がいる人は同じキャリアで契約して家族割をうけて、さらにデータ通信の容量をシェアして料金を安くしている方もいるかと思います。
楽天モバイルではデータ通信をシェアするという概念がないので、家族で複数枚のSIMカードを契約していたとしても、データを分け合うということはできません。
とはいえ、楽天モバイルの料金プランはそもそもが安く、大手キャリアの場合は料金自体が高いのでデータ通信をシェアすることで、料金を安くみせかけてるところがあるのでデータ通信のシェア機能についてが特に必要性はないのかもしれません。
キャンペーンの組み合わせに注意
楽天モバイルは1年を通してキャンペーンをしていることが多いです。
安い価格でスマホの端末をゲットしたり、毎月の料金が数ヶ月無料になったりするキャンペーンを実施している事が多いのですが、キャンペーンを使って契約したすると最低利用期間や契約解除料が設けられている事がほとんどなので注意をしてください。
例えば、キャンペーンでスマホを大特価で販売していてデータSIMで申し込んだとします。通常ならデータSIMに契約解除料は存在しませんが、キャンペーンで申し込むと1〜6ヶ月の最低利用期間が設けられてしまうので期間に契約解除すると9,800円の契約解除料がかかってしまう案件もあります。
なので、キャンペーンで端末を購入して契約する場合はしっかりと適用要件を把握してから申し込むことをお勧めします。また、セットプランのスーパーホーダイを3年契約した場合は3年以内に契約解除をすると違約金がかかってくることになります。
契約解除の日割り計算がない
楽天モバイルでは契約を解除した時の日割り計算をしてくれません。
つまり、月末に楽天モバイルの契約をしたとしても日割り計算ではなく1ヶ月の請求が来るということになります。また契約解除も月初めにしてしまった場合でも日割り計算されることなく1ヶ月の請求が来ることになります。
3.1GBプランなら料金も安いのでさほど気にならないかもしれませんが、通話SIMの30GBプランだと、そこそこの料金が掛かってしまうので注意しておいたほうがいいかもしれませんね。
- 楽天モバイルを契約するときは月初めに
- 楽天モバイルを解約するのは月末に
これを覚えておきましょう。
無料のWi-Fiスポットなし
楽天モバイルは無料で提供しているWi-Fiスポットがありません。
月額335円で利用することができる「楽天モバイルWiFi by エコネクト」という有料のWi-Fiスポットはありますが、ちょっと利用料金が高めなんですよね。
利用しているMVNOのWi-Fiスポットじゃないといけないという決まり事はないので、楽天モバイルでWi-Fiスポットを使用したいのであれば、専用のWi-Fiスポットサービスを利用した方が安く運用できるのかなと思います。
まとめ:楽天会員なら料金がお得でポイントも貯まる!
楽天モバイルは楽天らしいサービスがてんこ盛りです。
楽天会員になってスーパーホーダイを3年契約すれば2年間料金プランから1,500円割引をしてくれます。1年間で18,000円、2年間で36,000円もさらに節約することが可能となるのです。
また、楽天市場で利用することができるポイントを請求金額に合わせて付与してくれたり、そのポイントを通信費の支払いに使用することができるなど楽天ポイントとの相性が非常に良いので、楽天市場で買い物をたくさんしている楽天会員ユーザーさんは間違いなく楽天モバイルを使うメリットはあるのかなと思います。
楽天モバイルはiPhone SEとiPhone 6sの一部モデルを安く購入することができるので、キャリアでAndroidを使っていて格安SIM乗り換えついでにiPhoneに機種変更をしたいという方にもオススメです。