ソフトバンクのミニモンスターとウルトラギガモンスター+は本当に安いの?

ソフトバンク 新料金プランは安いの?

ソフトバンクが新しい料金プラン・ミニモンスターとか発表したけど本当に通信料金は安くなってるのかな?
ソフトバンクの新しいプラン・ミニモンスターは確かにパっと見だと安くなっているように見えるんだけど、よく見るとトラップがあるから注意をしないといけないんだ。

ソフトバンクは2018年9月8日より基本プランの「通話基本プラン」とデータプランの「ミニモンスター」と「ウルトラギガモンスター+」の3つを開始しました。

ウルトラギガモンスター+はデータ通信をたくさん使うユーザー向けのプランなのに対してミニモンスターはデータ通信をほとんどしないユーザー向けのプランとなっています。

ここではソフトバンクの新料金プランのウルトラギガモンスター+とミニモンスターは本当に安いのか、本当に安いのかを徹底解説していきたいと思います。

Contents

ソフトバンクの新料金プランは本当に安いのか徹底比較

月々割は終了し端末割引はなくなった

ソフトバンクは全てのプランを見直し基本プランも新しいものに刷新しています。

従来のプランは端末代金を割引をする月々割を前提とした料金プランがベースとなっていましたが、新プランは端末代金と料金を完全に分離したプランとなっています。

月々割を利用することもできますが通話基本料金が1,500円から3,900円と増えてしまうので実質的に端末割引はなくなってしまったと理解すればいいのかなと思います。

なお、月々割がなくなったことで48回払いで端末を買うことができるようになり、25ヶ月目に機種変更をすると残りの残債を免除してくれる半額サポートを使うことができるので半額で端末を買うことができます。

例えば、iPhone XS(64GB)を半額サポートで買うとこの金額になります。

  • 48回分割:2,850円×48ヵ月(136,800円)
  • 25ヶ月目に機種変更で:2,850円×24ヵ月(68,400円)

実質2,850円×24ヵ月(68,400円)でiPhone XS(64GB)を手に入れることが可能となります。ただし、25ヶ月目に機種変更をしたとしても従来の月々割よりも値上げされています。

  • 24回払い:5,480円 -月々割3,210円 = 2,270円 × 24ヵ月(54,480円)

ソフトバンクは月々割をすでに廃止しているので実質値上げしたといってもいいでしょう。

新通話基本プラン

従来の料金プランは国内通話かけ放題プランが必ず付ける必要がありましたが、新プランはかけ放題なしの従量制通話のプランも選択できるようになりました。

ソフトバンク 基本通話プラン

通話基本プランは2年契約を条件に月々1,500円で使うことができますが電話をかけると30秒につき20円の通話料が必要となってきます。

  • 通話基本プラン:1,500円(2年契約)
  • 通話基本プラン:1,800円(2年契約フリープラン)
  • 通話基本プラン:4,200円(2年契約なし)

2年契約は2年単位の契約となり更新月以外で解約をすると違約金9,500円がかかるプランですが、2年契約フリープランは3年目以降に解約した場合契約解除料がかからないプランとなっています。

つまり更新月を気にする必要のないプランということになりますね。その代わり、通常の2年契約よりも300円高い価格設定になっています。

なんだか、すでによく分からなくなってきたんだけど…
通話基本プランにオプションでかけ放題プランを付けるか付けないかを選ぶことになるんだ。

国内通話かけ放題プランを付けた料金はこんな感じです。

  • 準定額オプション(5分かけ放題):500円
  • 定額オプション(24時間かけ放題):1,500円

基本通話プランと組み合わせた料金はこうなります。

  • 通話基本プラン:1,500円
  • 準定額オプション(5分かけ放題):2,000円
  • 定額オプション(24時間かけ放題):3,000円

実は名称が変わっただけで従来の通話プランと料金は同じなんですよね。

  • スマ放題ライト(5分かけ放題):1,700円 + 300円(ウェブ接続料)= 2,000円
  • スマ放題(24時間かけ放題):2,700円 + 300円(ウェブ接続料)= 3,000円

基本プランに関しては名称が変わっただけで料金は同じということになります。ただし、従量制の通話プランも選択できるようになったので電話をあまりかけないという方にとっては嬉しい改善点と言えるのではないでしょうか。

新データプラン・ミニモンスター

ソフトバンクの新データプラン・ミニモンスターは使用したデータ量に応じて料金が変動するデータ通信の従量制プランのようなもので、端末を同時購入することで1年間1,000円割引をしてくれます。

こちらのグラフは2年契約で、1年おトク割・おうち割光セットを適用した時の基本料金を含んだ料金で1,980円から利用することができ、2年目以降は2,980円となります。

ソフトバンク ミニモンスター

料金が変動するのは1GBから5GBの間となっており、6GB〜50GBの間は一律6,480円となります。たまに月のデータ量が6GB以上になってしまう方にとっては嬉しいプランといえるかもしれません。

  • 〜1GB:1,980円(2,980円 / 2年目以降)
  • 〜2GB:3,980円(4,980円 / 2年目以降)
  • 〜5GB:5,480円(6,480円 / 2年目以降)
  • 〜50GB:6,480円(7,480円 / 2年目以降)
ん〜?なんかプランが複雑だよね。よく分からない…。
ミニモンスターは端末同時購入を条件に1年間1,000円の割引を受けることができるんだけど、端末と料金プランを分離するとか言っておきながら結局端末割引をしちゃってるという…

さらに、ソフトバンクが公開しているこのグラフは光回線を利用していることを前提とした表記でおうち割光セットで1,000円の割引をした状態の金額となっています。

もし、端末を購入せず、光回線を利用しない場合の料金はこうなります。

  • 通話基本プラン:1,500円(5分かけ放題 500円)
  • ミニモンスター(〜1GB):2,480円
  • 月々の料金:3,980円(5分かけ放題 4,480円)

ソフトバンクの新料金プラン・ミニモンスターは1GBのデータ通信で通話料は従量制なのに3,980円となってしまい、5分かけ放題プランを追加したら月々の料金は4,480円とかなり高額になってしまうのが分かります。

もし、iPhone XS(64GB)を同時購入して1GBのデータを使用した場合の月々の料金はこうなります。

  • 通話基本プラン:2,000円(5分かけ放題)
  • ミニモンスター(〜1GB):2,480円
  • 端末代金(半額サポート):2,850円
  • 月々の支払い:7,330円(1年目は6,330円)

ミニモンスターは使用したデータ量に合わせて料金が変わり、5GBのデータを使用した場合は6,980円となり合計で11,830円となります。

新データプラン・ウルトラギガモンスター+(50GB)

ウルトラギガモンスター+は従来の50GB定額プランとなるウルトラギガモンスターの改良版プランとなっています。

  • データ定額50GB+:5,980円

以下の動画アプリやSNSの通信に必要なデータ量がカウントフリー(データ消費しない)となり使い放題になるというプランとなります。

  • YouTube
  • Ameba TV
  • TVer
  • GYAO
  • Hulu
  • LINE
  • Instagram
  • Facebook

なぜかTwitterは対象外になっていますが、YouTubeやAmebaTVといった動画アプリのデータ通信量が消費しないのはかなり良さそうですよね。

でもさー、50GBのデータ定額も付いているんだよね?いくら動画をたくさん見る人でもこんなにデータ通信しなくね?
そうなんだよね。データ消費量が大きいYouTubeやTverといった動画アプリがデータ消費しないから、50GBのデータ量って使い切る事はほぼできないんじゃないのかなと思うよねー

SNSのデータ量の消費をしないというプランはLINEモバイルのオリジナルサービスでしたが、ソフトバンクと提携した事でソフトバンクのプランにも導入された形になったようです。

iPhone XS(64GB)を同時購入し通話基本プランと組み合わせると月々の料金はこうなります。

  • データ定額50GB+:5,980円
  • 通話基本プラン:1,500円
  • 5分かけ放題:500円
  • 端末代金(半額サポート):2,850円
  • 月々の料金:10,830円(1年目は9,830円)

端末を同時購入したら1年間1,000円、おうち割光セットで1,000円の割引を受けることができるので契約次第では上記料金よりも少しだけ安く使うことも可能です。

家族みんな(4人!)で契約すれば2,000円の割引を受けることができ、最大で4,000円の割引となり1年目は6,830円、2年目以降は7,830円で使うことができるのです。

ウルトラギガモンスター+

つまり、全ての通信に関わるものをソフトバンクにまとめることができればまあまあ安い金額でほぼ使い放題することができる環境を手に入れることができるということになります。

確かに家族みんなで乗り換えたら安いのかもしれないね。
そうだね。ただ、データ通信をいっぱい使うことが前提だけどね。スマホをほとんど使わないユーザーだと無駄に通信料金を支払っていることになるからね。

ウルトラギガモンスター+はヘビーユーザーにはお得なのかもしれない

ソフトバンクは完全にウルトラギガモンスター+を売り込みたいんでしょうね。ミニモンスターの料金は使い方次第では通信料金を安く抑えることができますが、2GB以上のデータを使用するならウルトラギガモンスター+の方がお得になる計算となります。

2GBのデータ量は1ヶ月使っていればすぐに突破してしまうデータ量です。つまり、多くのユーザーをウルトラギガモンスター+に取り込みたいと考えているのでしょう。

ワイモバイルの方が安い

当然ながらソフトバンクのサブブランドであるワイモバイルの方が確実に安い料金でスマホを持つことができます。スマホプランM(6GB)なら国内通話10分かけ放題で3,980円(1年目は2,980円)です。

ワイモバイル (スマホプランM) ソフトバンク
基本プラン 10分かけ放題 5分かけ放題:2,000円
データプラン 6GB(9GB /2年間) 50GB:5,980円
合計 3,980円(2,980円 /1年目) 7,980円

iPhone XSをApple Storeで直接買ったとしてもソフトバンクよりもワイモバイルにした方が通信料金が安くすることができます。

概算でワイモバイルならソフトバンクよりも4,000円も安くスマホを使うことができ、通信品質はソフトバンクとほぼ同等レベルなのですからすごいですよね。

なお、ワイモバイルもおうち割光セットか家族割を適用させることができて基本料金から500円割引することができるので、もしソフトバンク光を使ってるなら3,480円(2,480円 /1年目)となります。


ワイモバイルとのメリットとデメリットについてはこちらの記事を参考にしていただけたらと思います。

マイネオのSプランも安い

ウルトラギガモンスター+は動画とSNS使い放題で50GBのデータを4,480円で使うことができるのは確かに安いかもしれませんが本当に50GBも必要ですか?

もし、自宅や職場にWi-Fiを使うことができる環境があるなら間違いなく50GBもデータ通信をすることはないと思います。使ったとしても6GB程度だと思います。マイネオのソフトバンク回線のSプランとソフトバンクの新料金プランを比較して見ると…

マイネオ(Sプラン) ソフトバンク
基本プラン 10分かけ放題:850円 5分かけ放題:2,000円
データプラン 6GB:2,630円 50GB:5,980円
合計 3,480円 7,980円

マイネオのSプランの方が4,500円も安く使うことができるのです。しかも国内通話のかけ放題は5分じゃなくて10分間と長いのもメリットとなります。

ソフトバンクは家族割(4人)や光セット割を活用することがでいれば3,000円の割引を受けることができ4,980円で利用することができるので、50GBのデータ量を考慮すると確かに安いのかもしれません。

しかし、50GBのデータ量を使うのも至難の技です。結構難しいと思います。なので、普通の方はマイネオのSプランで十分だと思うんですよねー。

さらに、マイネオならauのAプランが料金が非常に安いのでオススメですよ。これを機会にソフトバンクからマイネオに乗り換えちゃいましょう!

キャリアからmineo(マイネオ)に乗り換えるメリット・デメリットについてやMNPを使って番号そのままキャリアからmineo(マイネオ)に乗り換える方法について詳しく書いています。

思っている以上にマイネオへの乗り換えは簡単にすることができるので是非チャレンジしてみてください!

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