UQモバイルの通信速度を他社格安SIMと比較!キャリア並みのスピードと通信品質!
UQ mobileを運営しているUQコミュニケーションズはauを運営しているKDDIの完全子会社です。完全なるグループ会社ということでUQモバイルに割り当てられている帯域が広くなっているのか、通常の格安SIMなら通信速度が遅くなってしまうお昼の時間帯でもUQモバイルなら大手キャリアと遜色ないくらいの速い通信速度が出るという特徴を持っています。
実際にUQ mobileのSIMカードを入れたスマホでどれくらいの通信速度が出ているのか、徹底的に調査してみました。
Contents
UQ mobileの通信速度について
インターネット利用の時間帯における混み具合
基本的に、多くの人の行動パターンは同じとなっておりインターネット利用の時間帯はこのように集中しています。
多くの人は朝起きてから通勤時間帯などでニュースチェックをするためにインターネットを利用します。そして仕事が始まりしばらく落ち着くのですが、お昼休みになるとお昼ご飯を食べながらインターネットを利用します。17時に会社が終わり、残業をしている人も仕事を終え、徐々にインターネットを利用する人が増えていき、22時頃がピークになります。
このような1日の流れを過ごしている人が多くいます。
このグラフは平日のものですが、休日はピークの時間帯はほぼ同じですが、全時間帯において数字が高くなっているのが特徴で、休日の格安SIMの通信速度は全体的に遅くなってしまう傾向になるようです。
例えば、格安SIMのLINEモバイルで平日に通信速度を計測してみました。
- 平日9時頃:下り 26.32Mbps・上り 15.31Mbps・ping 71
- 平日11時頃:下り 92.40Mbps・上り 10.53Mbps・ping 79
- 平日12時頃:下り 2.10Mbps・上り 8.14Mbps・ping 101
11時頃までかなり速いデータ通信をする事ができていますが、12時〜13時頃になると急激に速度が低下してしまっています。
次に休日で通信速度を計測してみます。
- 休日11時頃:下り 3.85Mbps・上り 7.90Mbps・ping 51
- 休日12時頃:下り 3.99Mbps・上り 9.60Mbps・ping 68
- 休日13時頃:下り 3.49Mbps・上り 10.68Mbps・ping67
休日になると仕事をしている人が少なくなるのでピーク時間が無くなるので極端に速度が遅くなる時間帯はなくなります。その代わりに終日ならして通信速度が少しだけ低下してしまう傾向にありました。
スマホの快適な通信速度は?
データの通信速度はスマホの使いやすさを左右する重要な項目ですが、実際にどれくらいの速度でどんな作業をすることができるのかを表でまとめてみました。
下り 〜100kbps |
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下り 〜1Mbps |
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下り 〜10Mbps |
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下り 10Mbps〜 |
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下りで1Mbpsの通信速度が出ていれば、ホームページを見たり、SNSをしたり、メールなどは特に問題なくすることができるということになりますが、最近のホームページは写真を使っていることが多いので、動作が遅いと感じることもあるかもしれません。
UQモバイルと他社格安SIMの通信速度を比較
格安SIMはお昼の時間帯(12時〜13時)と夜間(19時〜23時)の通信速度が遅くなることを考慮して、UQモバイルの通信速度について時間帯別で計測してみました。
今回実際に計測してみたのは980円/月の「データ高速プラン(3GB)」となっていますが、音声通話専用プランの「ぴったりプラン」と「おしゃべりプラン」の「プランS・M・L」も同じの通信速度が出ることになり、通信速度500kbpsに制限される1,680円/月の「データ無制限プラン」についてはまた違う速度になります。
プラン名 | ぴったりプラン | おしゃべりプラン | 料金 |
---|---|---|---|
プランS:2GB (26ヶ月以降は1GB) |
60分(26ヶ月目以降は30分) | 5分以内通話無料 | 1,980円 (14ヶ月以降は2,980円) |
プランM:6GB (26ヶ月以降は3GB) |
120分(26ヶ月目以降は60分) | 5分以内通話無料 | 2,980円 (14ヶ月以降は3,980円) |
プランL:14GB (26ヶ月以降は7GB) |
180分(26ヶ月目以降は90分) | 5分以内通話無料 | 4,980円 (14ヶ月以降は5,980円) |
詳しい料金プランやUQ mobileのメリットについてはこちらの記事にて詳しく解説しています。
インターネットを使うユーザーが増えるお昼頃(12時〜13時)にUQモバイル、LINEモバイル、NTTドコモの3社で通信速度をRBB SPEEDというアプリを使って計測をしてみました。
下りが受信速度、上りが送信速度、pingが回線品質(数字が低い方が優秀)となっています。
- UQモバイル:下り44.60Mbps・上り7.73Mbps・ping 42
- LINEモバイル:下り3.99Mbps・上り9.60Mbps・ping 68
- NTTドコモ:下り61.33Mbps・上り11.97Mbps・ping 73
格安SIMのLINEモバイルは3.99Mbpsと通信速度がかなり遅くなってしまっていますが、UQモバイルは44.60Mbpsとドコモの61.33Mbpsに迫る通信速度を記録しました。この時間帯でこれだけの速度を出すことができるのは格安SIMとしてはかなり優秀といっていいでしょう。
一日、何回か計測してみました。下り、上り、PINGの順で書いています。
UQモバイル | LINEモバイル | NTTドコモ | |
11/23(祝)11:03 | 53.79Mbps 8.42Mbps ping 36 |
3.85Mbps 7.90Mbps ping 51 |
59.04Mbps 9.85Mbps ping 67 |
11/23(祝)12:02 | 44.60Mbps 7.73Mbps ping 42 |
3.99Mbps 9.60Mbps ping 68 |
61.33Mbps 11.97Mbps ping 73 |
11/23(祝)13:06 | 40.58Mbps 4.57Mbps ping 38 |
3.49Mbps 10.68Mbps ping 89 |
44.07Mbps 15.08Mbps ping 78 |
11/23(祝)16:06 | 42.68Mbps 6.53Mbps ping 43 |
0.93Mbps 13.21Mbps ping 82 |
28.59Mbps 7.14Mbps ping 68 |
11/23(祝)17:04 | 46.07Mbps 9.22Mbps ping 42 |
1.19Mbps 14.23Mbps ping 90 |
50.55Mbps 8.69Mbps ping 71 |
11/23(祝)18:04 | 53.41Mbps 8.18Mbps ping 42 |
2.23Mbps 10.69Mbps ping 69 |
39.05Mbps 17.63Mbps ping 71 |
11/23(祝)19:17 | 40.04Mbps 5.29Mbps ping 45 |
2.60Mbps 7.91Mbps ping 84/td> |
65.04Mbps 15.27Mbps ping 75 |
11/23(祝)21:24 | 44.46Mbps 4.24Mbps ping 47 |
4.17Mbps 8.87Mbps ping 77 |
34.43Mbps 9.99Mbps ping 69 |
11/23(祝)22:18 | 37.23Mbps 5.55Mbps ping 47 |
15.06Mbps 7.01Mbps ping 78 |
61.91Mbps 14.08Mbps ping 64 |
休日・祝日は1日を通してインターネットを使っている人が多いのか、通常の格安SIMであるLINEモバイルの下り通信速度は一桁台に留まっており、状況によっては1Mbpsを切ってしまうほどの低速になってしまうことも…。
次の平日の通信速度も計測してみました。今回はドコモについては省略です。
UQモバイル | LINEモバイル | |
11/24(金)9:51 | 46.17Mbps 5.55Mbps ping 47 |
71.11Mbps 10.07Mbps ping 70 |
11/24(金)11:04 | 53.71Mbps 9.49Mbps ping 48 |
51.24Mbps 11.59Mbps ping 82 |
11/24(金)12:15 | 34.79Mbps 6.90Mbps ping 44 |
0.85Mbps 11.59Mbps ping 82 |
11/24(金)13:55 | 27.31Mbps 5.51Mbps ping 47 |
16.55Mbps 11.60Mbps ping 52 |
11/24(金)20:26 | 41.98Mbps 3.77Mbps ping 47 |
1.16Mbps 9.63Mbps ping 738 |
11/24(金)22:31 | 29.96Mbps 6.48Mbps ping 44 |
2.33Mbps 10.46Mbps ping 82 |
平日はLINEモバイルも込み合う時間帯を除くとそこそこ速い通信速度が出ているのですが、お昼や夜になるとやはり速度が低下してしまうようですね。
こうやってみるとUQモバイルの回線は格安SIMなのに通信速度が速くて安定しているのは凄いです。キャリアのドコモよりも速度が速くなる時間帯もありますしね。ただし、au回線は上り速度に関しては遅くなってしま傾向があり、この傾向はUQモバイルも影響を受けてしまっているようです。
上り速度が遅くても通常の使い方においては特に問題はありませんが、データをアップする時などに遅いと感じることがあるかもしれません。
スマホによってLTEの通信速度が異なる
4G LTEの実際の通信速度はスマホの本体性能に大きく左右される場合も結構あります。
スマホの中にはLTEの電波を処理するためのLTEモデムと呼ばれるチップが実装されていますが、このLTEモデムの性能は基本的には新しいスマホに搭載されるものの方が性能が高くなっています。
AppleのiPhoneもモデルによって4G LTEの通信速度が異なります。
モデル | iPhone X iPhone 8/8 Plus |
iPhone 7/7 Plus | iPhone 6/6 Plus | iPhone SE |
---|---|---|---|---|
対応規格 | 4G LTE-Advanced Cat.15 |
4G LTE-Advanced Cat.9 CDMA EV-DO Rev. A |
4G LTE Cat.4 CDMA EV-DO Rev. A |
|
下り速度 | 800Mbps | 450Mbps | 300Mbps | 150Mbps |
上り速度 | 150Mbps | 50Mbps |
最新モデルのiPhone XとiPhone 8/8 PlusはLTEカテゴリー15に対応し理論値での最大下り速度が800Mbps、最大上り速度150Mbpsを実現しています。
UQモバイルのSIMカードをiPhone SEとiPhone 8に入れて通信速度を計測してみました。
- iPhone SE:下り:37.38Mbps、上り:6.96Mbps、ping:45ms
- iPhone 8:下り:71.32Mbps、上り:9.39Mbps、ping:45ms
つまり、少しでも通信速度を速くしたいのであれば、少しでも新しいスマホを使った方が良いということになります。設計の新しいスマホはLTEモデムチップだけではなく、CPUの性能も向上しているので快適にスマホを使うことができるようになります。
まとめ:UQ mobileは通信速度が速く安定している!
UQ mobileは他社のMVNOと比較しても通信がとても安定していて高速であることは紛れもない事実といって良さそうです。
かといって、他社MVNOの格安SIMサービスの料金に引けがある訳でもないので、通信品質をあまり下げずにスマホ料金を下げたいのであればUQ mobileは本当にお勧めです。ただし、UQ mobileは新型のiPhoneではテザリングをする事ができないなど制限があったりするので、テザリング機能も活用したいという方は注意をした方がいいです。