mineo(マイネオ)au Aプランの通信速度は速い?ドコモ Dプランと比較してみた!
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マイネオのドコモ回線とau回線の通信速度を比較
mineo(マイネオ)はドコモとauの二つの回線で格安SIMサービスを運営しているマルチMVNOです。ユーザーは契約時にどちらかの回線を選ぶことができるのですが正直なところどちらの回線がいいのか判断に迷いますよね。(2018年9月よりソフトバンク回線も選ぶことができるようになるトリプルMVNOとなります。)
この記事ではマイネオのDプラン、Aプランの通信速度の違いについて説明をしていきたいと思います。
mineo(マイネオ)の理論通信速度
マイネオの通信速度は各キャリアに準じることになり理論値(ベストエフォート)は以下のとおりです。
回線 | 受信速度 | 送信速度 |
---|---|---|
ドコモ | 最大988Mbps | 最大75Mbps |
au | 最大708Mbps | 最大112.5Mbps |
ソフトバンク | 最大774Mbps | 最大37.5Mbps |
ユーザー数をたくさん抱えていて使用できる電波をたくさん所持しているドコモが通信速度に有利(たくさんの電波を束ねるCAを利用たくさん利用できるため)ということになりますが、あくまで理論値(ベストエフォート)なので実際の通信速度はこんなに速くはありませんし、auやソフトバンクが通信速度が遅い訳でもないのです。
なので、理論値はあくまで参考レベルのもので実際の通信速度がやはり重要なポイントとなってくるのでしょう。
ドコモ(Dプラン)とau(Aプラン)の実際の通信速度比較:2018年2月
では、実際にマイネオのドコモ(Dプラン)とau(Aプラン)の通信速度の違いを比較してみました。
計測条件はこんな感じです。
- ドコモ回線(Dプラン):iPhone X
- au回線(Aプラン):iPhone 8 Plus
- 計測アプリ:RBB SPEED
どちらのiPhoneも2017年に発売されたもので下り800Mbps・上り150MbpsのLTE Cat.15に対応したモデルとなっています。
計測場所は金沢市郊外で金曜日の夕方から土曜日のお昼頃までの実測値となっています。
時間 | – | docomo(Dプラン) | au(Aプラン) |
---|---|---|---|
2/9 16:50 | 下り(受信) 上り(送信) ping |
72.29Mbps 11.83Mbps 90ms |
8.01Mbps 5.03Mbps 56ms |
2/9 18:31 | 下り(受信) 上り(送信) ping |
0.83Mbps 17.33Mbps 116ms |
0.72Mbps 6.06Mbps 100ms |
2/9 20:11 | 下り(受信) 上り(送信) ping |
2.13Mbps 10.99Mbps 108ms |
3.60Mbps 8.58Mbps 78ms |
2/9 23:46 | 下り(受信) 上り(送信) ping |
48.49Mbps 16.51Mbps 662ms |
11.54Mbps 8.75Mbps 49ms |
2/10 8:27 | 下り(受信) 上り(送信) ping |
62.07Mbps 10.10Mbps 74ms |
12.72Mbps 6.58Mbps 44ms |
2/10 10:32 | 下り(受信) 上り(送信) ping |
47.68Mbps 6.91Mbps 84ms |
8.40Mbps 8.40Mbps 50ms |
2/10 11:50 | 下り(受信) 上り(送信) ping |
16.80Mbps 16.04Mbps 97ms |
6.65Mbps 8.24Mbps 60ms |
2/10 12:40 | 下り(受信) 上り(送信) ping |
2.66Mbps 12.84Mbps 104ms |
1.09Mbps 6.13Mbps 109ms |
金曜日の夜はスマホを使う人が多いのか普通の平日ならそんなに混み合うことがない時間帯で一桁台の速度になってしまいましたが、全体的にはかなり満足できる速度が出ているのではないでしょうか。
マイネオのドコモ(Dプラン)とau(Aプラン)の通信速度の違いについてですが、Dプランは最大で72.29Mbpsの速度が出たのに対してAプランは12.72Mbpsという結果となりました。
ただし、応答速度を示すpingについてはDプランは100ms前後なのに対しAプランは50msと良い数字が出ていることが分かります。pingは数字が低い方がデータを送ってから応答するまでの所要時間が短く回線品質が良いということになります。
つまり、マイネオのドコモ回線(Dプラン)は通信速度は速いけど応答速度が若干遅く、au回線(プラン)は通信速度は遅いけど応答速度が速いということになります。
ドコモ(Dプラン)とau(Aプラン)の実際の通信速度比較:2018年7月
格安SIMの通信速度は時期によって速度が異なることがあるので定期的に速度を計測していきたいと思います。
時間 | – | docomo(Dプラン) | au(Aプラン) |
---|---|---|---|
7/26 10:51 | 下り(受信) 上り(送信) ping |
58.54Mbps 13.03Mbps 71ms |
72.80Mbps 10.36Mbps 34ms |
7/26 12:24 | 下り(受信) 上り(送信) ping |
0.49Mbps 8.56Mbps 116ms |
0.33Mbps 10.76Mbps 166ms |
7/26 15:41 | 下り(受信) 上り(送信) ping |
11.69Mbps 7.08Mbps 84ms |
33.67Mbps 5.94Mbps 51ms |
7/26 17:02 | 下り(受信) 上り(送信) ping |
6.72Mbps 4.26Mbps 104ms |
53.11Mbps 8.69Mbps 77ms |
7/26 20:28 | 下り(受信) 上り(送信) ping |
2.24Mbps 16.39Mbps 110ms |
5.37Mbps 10.73Mbps 81ms |
7/26 22:01 | 下り(受信) 上り(送信) ping |
11.88Mbps 8.53Mbps 73ms |
45.97Mbps 10.94Mbps 40ms |
2018年7月はDプランよりもAプランの方が速度が速いことが多くお昼の時間帯以外であればそこそこ快適にスマホを使うことができました。特に調子がいいときは80Mbps近い速度が出るのでキャリアの回線を使っているのかと勘違いしてしまうくらい快適な速度となっています。
通信速度はAプランの方が速いことが多いが…
mineo(マイネオ)のデータ通信速度は格安SIMらしくなくとても速く安定しているのが特徴となっており、ドコモ回線(Dプラン)・au回線(プラン)のどちらを選んだとしても全く問題ないレベルとなっています。
そもそも格安SIMは時期によって通信速度が遅くなったり速くなったりするので、Dプランが速いと思って契約をしたら数ヶ月後にはAプランの方が速度が速くなった…ということはよくあること。
なので、基本的には通信速度で選ぶのではなくどちらの回線の方が電波の入りが良いかで選べばいいのかもしれません。
auからスマホ持ち込みで乗り換えするならAプランを選ぼう
mineo(マイネオ)乗り換え時に新しいスマホを購入する予定がなくauからのMNPを検討しているのであればDプランよりもAプランの方がいいと思います。
というのも、auスマホはハード的制約が多くドコモ回線のDプランで使うことができない場合が多いのでトラブルを避けることができます。
特にAndroidのauスマホを使っている場合はAプランにした方がいいでしょう。もし、auで購入したiPhoneを持っていてSIMロック解除をすることができるのであればDプランを契約しても問題なく使うことができます。
マイネオはDプラン・Aプラン・Sプランの3つから選ぶことができますが、同じデータ量でも料金が異なっており、一番安い料金でスマホを使いたいのであればAプランを選ぶことになるでしょう。
いずれにしてもマイネオは全てのキャリアの回線を使うことができるので、最新の端末であればSIMロック解除をしなくてもSIMカードを入れ替えて設定を変更するだけで簡単に使うことができるようになります。
面倒くさいのが苦手な方にはマイネオは是非オススメしたい格安SIMサービスとなっています。
マイネオの料金プランはとても幅広く選ぶことができ500MBのデータ専用SIMなら700円、音声通話SIMでも1,310円から利用することができます。プランについてはこちらの記事に詳しく書いてあるので参考にしていただけたらと思いますが、この価格でotodキャリアであるドコモと同等レベルの通信品質でスマホを使うことができるのはなかなか凄いのでオススメです。