auからマイネオにして料金節約しよう!料金プランの違いと対応スマホについて!
mineo(マイネオ)はau回線(Aプラン)を使うことができ、auで購入したスマホをSIMロック解除をせずにそのまま使うことができるので、auからの乗り換えも難なくすることが可能となっています。
ただし、注意点としてSIMロック解除なしで乗り換えをすることができるのは2017年8月以降ににリリースされた端末のみとなっており、それ以前にリリースされたVoLTE対応のスマートフォンに関してはSIMロック解除が必要となるので解約前に必ずSIMロック解除をしておきましょう!
Contents
マイネオ Aプランの対応スマホについて
auの端末をSIMロック解除してそのまま使える
基本的にauの端末はSIMロック解除をしなくてもmineoで使うことができるようになっていますが、auで2015年5月から2017年8月までに販売されたVoLTEに対応した端末についてはSIMロック解除をしないとmineoでの利用は出来ません。
auには3G用のSIMを除くと、LTE用SIMとVoLTE用SIM(マルチSIM)の2つのタイプのSIMカードがあります。
mineoのLTE用SIMカードはau端末のSIMロック解除なしで使えます。しかし、VoLTE用SIMカードはSIMロック解除が必要となるのでVoLTE端末を持ち込む場合はau解約前に必ずにSIMロック解除の手続きをしておきましょう。
2017年8月以前のVoLTE端末はSIMロック解除が必要!
タイプ | VoLTE用SIM(マルチSIM) | LTE用SIM |
---|---|---|
音声通話 | 4G LTE | 3G |
データ通話 | 4G LTE | 4G LTE |
au端末のSIMロック解除必要性 | 必要あり(2017年8月以降のモデルは必要なし) | 必要なし |
LTE用SIMカードは音声通話は3Gを利用しますがデータ通信は4G LTEを利用しています。一方で、VoLTE用SIMカードは音声通話は4G LTEのインターネット回線を利用したVoLTEにより通話となっています。
使う側としてはどっちでもいい話なのですが、auの格安SIMには二つのタイプのSIMカードがあることを理解しておきましょう。
最近のauスマホはVoLTE専用の端末が多くなっておりau版のiPhone XとiPhone 8/8 PlusもVoLTE専用端末となっていますが、iPhone XとiPhone 8/8 Plusは3Gに対応しているのでSIMロック解除をしてドコモやソフトバンクで使うと3G通信をすることができるようになります。あくまでauの回線を利用するときに4G専用端末となってしまうのです。
ただし、同じキャリア内のMVNOであればSIMロック解除なしで利用することができるように総務省がガイドラインを追加したので、2017年8月1日以降に販売された端末であればau端末をSIMロック解除なしでmineoで使うことが可能となりました。
つまり、auの最新モデルからmineoに乗り換える場合においては、SIMロック解除なしでauからマイネオに簡単に乗り換えることができるということになります。
mineoで使えるau版iPhoneはiPhone 5s・5c以降
iPhoneは製品としても作りがしっかりしているので2年、3年経っても普通に使うことができますし、昔のように2年経ったら機種変更をするという時代は終わったのかなと感じますが、auで分割購入したiPhoneをmineo(マイネオ)に持ち込みで使うことももちろん可能です。
mineoの公式では、iPhone 5s・5c以降のSIMフリー・au版のiPhoneで利用することができるとしていますが非公式でiPhone 5も使うこともできます。ただし、対応している電波の関係により電波状況が悪くて繋がりにくいこともあるので注意しましょう。
au版のiPhoneの対応状況をザッとまとめました。
モデル | LTE用SIM | VoLTE用SIM |
---|---|---|
iPhone 5/5s/5c | SIMロック解除なしで使用できる | 非対応 |
iPhone 6/6 Plus | ||
iPhone 6s/6s Plus | SIMロック解除が必要 | |
iPhone 7/7 Plus | ||
iPhone SE | ||
iPhone 8/8 Plus/X | 非対応 | SIMロック解除なしで使用できる |
iPhone 7までモデルならLTE用SIMカードを使うことでSIMロック解除なしで使うことができます。最新モデルのiPhone XとiPhone 8/8 PlusはLTE用SIMに非対応となってしまいましたがVoLTE用SIMをSIMロック解除なしで使うことができるようになっています。
mineoで使えるau版Androidスマホ
au版のAndroidスマホも基本的にはSIMロック解除なしでmineoのSIMカードを使うことが可能となっています。ただし、一部のモデルでSIMロック解除が必要となってきたり、LTE用SIMカードに非対応、VoLTE用カードに非対応だったりするので、所持している端末がどのSIMカードに対応しているのかきちんと確認をしてから契約をするようにしましょう。
一部モデルを抜粋しました。2017年8月以前に販売されていたVoLTE端末はSIMロック解除が必要となるので、auからmineoに乗り換える前にSIMロック解除をするようにしましょう。
モデル | LTE用SIM | VoLTE用SIM |
---|---|---|
FUJITSU ARROWS Z【FJL22】 | SIMロック解除なし | 非対応 |
HTC 10【HTV32】 | 非対応 | SIMロック解除なし |
HTC J butterfly【HTV31】 | 非対応 | SIMロック解除なし |
HTC J butterfly【HTL23】 | SIMロック解除なし | 非対応 |
KYOCERA TORQUE X01【KYF33】 | 非対応 | SIMロック解除必要 |
KYOCERA rafre【KYV40】 | 非対応 | SIMロック解除必要 |
LG isai Beat【LGV34】 | 非対応 | SIMロック解除必要 |
LG Qua phone PX【LGV33】 | 非対応 | SIMロック解除必要 |
LG isai vivid【LGV32】 | 非対応 | SIMロック解除必要 |
LG isai FL【LGL24】 | SIMロック解除なし | 非対応 |
Galaxy S8【SCV36】 | 非対応 | SIMロック解除必要 |
Galaxy S8+【SCV35】 | 非対応 | SIMロック解除必要 |
Galaxy S7 edge【SCV33】 | 非対応 | SIMロック解除必要 |
GALAXY A8【SCV32】 | 非対応 | SIMロック解除必要 |
GALAXY Note Edge【SCL24】 | SIMロック解除なし | 非対応 |
GALAXY S5【SCL23】 | SIMロック解除なし | 非対応 |
SHARP AQUOS SERIE mini【SHV38】 | 非対応 | SIMロック解除必要 |
SHARP AQUOS U【SHV37】 | 非対応 | SIMロック解除必要 |
SHARP BASIO2【SHV36】 | 非対応 | SIMロック解除必要 |
SONY Xperia XZs【SOV35】 | 非対応 | SIMロック解除必要 |
SONY Xperia XZ【SOV34】 | 非対応 | SIMロック解除必要 |
SONY Xperia X Performance【SOV33】 | 非対応 | SIMロック解除必要 |
SONY Xperia Z5【SOV32】 | 非対応 | SIMロック解除必要 |
SONY Xperia Z4【SOV31】 | 非対応 | SIMロック解除必要 |
SONY Xperia Z3【SOL26】 | SIMロック解除なし | 非対応 |
少々面倒くさい部分がありますが、ドコモやソフトバンクの端末でmineoのau回線(Aプラン)に乗り換えるよりもはるかに手軽に乗り換えることができるので、通信料金を少しでも安くしたいのであれば、auスマホをそのまま使ったままmineoの乗り換えにチャレンジしてみましょう。
どれくらい安くなる?auとmineoの料金を比較してみよう
mineo(マイネオ)とauの料金にどれくらいの差があるのかを比べてみたいと思います。この金額でいかにmineoの料金が安いのかが良くわかるのかなと思います。
mineo Aプランの料金プラン
mineoのAプラン(au)は500MB〜30GBの7プランがあり、データSIM、音声通話SIMの2つから選ぶことができるようになっています。また、オプションで10分かけ放題を月額850円で付けることできるので、使い勝手は非常に良いプランに仕上がっています。
データ容量 | シングルタイプ (データ通信) |
デュアルタイプ (データ通信+通話) |
デュアルタイプ (データ通信+通話+10分かけ放題) |
---|---|---|---|
500MB | 700円 | 1,310円 | 2,160円 |
1GB | 800円 | 1,410円 | 2,260円 |
3GB | 900円 | 1,510円 | 2,360円 |
6GB | 1,580円 | 2,190円 | 2,940円 |
10GB | 2,520円 | 3,130円 | 3,980円 |
20GB | 3,980円 | 4,590円 | 5,440円 |
30GB | 5,900円 | 6,510円 | 7,460円 |
auの料金プラン
auの標準的なプランは1GBのデータ通信と5分かけ放題のセットプラン「auピタットプラン(スーパーカケホ)」で月額1,980円(2年目以降は2,980円)となっており、パッと見は安く見えるのですが、auスマートバリュー(au光のセット割)適用時の料金となっており非適用の料金にすると1年目は2,480円〜、2年目は3,480円となります。
1年目と2年目で料金が違うので2年間の平均で「auピタットプラン(スーパーカケホ)」の料金を算出してみました。
データ容量 | auスマートバリュー適用 | auスマートバリュー非適用 |
---|---|---|
1GB | 2,480円 | 2,980円 |
2GB | 3,480円 | 3,980円 |
3GB | 3,980円 | 4,980円 |
5GB | 4,980円 | 5,980円 |
20GB | 5,980円 | 6,980円 |
mineoとauの同じプランで比較
このグラフはmineoとauの料金をグラフ化したものですが、容量が5GB以下のプランだと比べ物にならないくらいmineoが安いということが分かりますが、大容量プラン(20GB/30GB)になるとそこまで差はないかもしれませんね。
1GBプランで比較してみる
データ容量1GBのプランで比較してみましょう。
- mineo(1GB データ通信):800円
- mineo(1GB データ通信+通話):1,410円
- mineo(1GB データ通信+10分かけ放題):2,260円
- au(1GB+5分かけ放題)auスマートバリュー適用:2,480円
- au(1GB+5分かけ放題)auスマートバリュー非適用:2,980円
1GBのプランにかけ放題オプションをつけるとマイネオとauの差額は720円となり、そんなに違いがないようにも見えます。しかし、mineoの場合はかけ放題オプションを外すことで1,410円という低料金で契約することが可能で、さらに500MBのデータ通信プランなら最安値の1,310円で音声通話SIMを契約することが可能となるので、選択の幅が広くなっています。
3GBプランで比較してみる
また、mineoの3GB・6GBのプランはau(スマートバリュー非適用)の3GB・5GBのプランの半分くらいの料金なので、auと比較するととにかく安いということが一目瞭然です。
- mineo(3GB データ通信+10分かけ放題):2,360円
- au(3GB+5分かけ放題)auスマートバリュー適用:3,980円
- au(3GB+5分かけ放題)auスマートバリュー非適用:4,980円
auの2GB・3GB・5GBのプランから、マイネオの3GB・6GBのプランに乗り換えることで2,000〜3,000円ほどの料金を下げることが可能となります。
この辺りのデータ通信量は一番使いやすい容量だと思うので、2GB〜6GBあたりのプランの料金が安くなるのは有難いですよね。逆に20GBなどの大容量プランになると価格差はあまりなくなってしまうので、わざわざmineoに乗り換えるメリットは薄まるので注意ですね。
スマホ持ち込みの節約効果が絶大!
auからmineo(マイネオ)に乗り換える節約効果はauで購入したスマホ端末をマイネオに持ち込んだときに最大限発揮されることになります。
スマホを持ち込みにしてマイネオに乗り換えることで新たに端末を購入しなくてもいいので確実に現在支払っているスマホ料金を半額以下に抑えることができるようになります。
mineoでスマホを買って使うことができますが、その場合は端末代が料金プランに上乗せされます。
例えば、mineoでHUAWEI P10 liteを24ヶ月分割で購入すると毎月1,150円(一括27,600円)が毎月の料金に上乗せされることになり、1GB データ通信+10分かけ放題の2,260円に1,150円が上乗せされ、月々3,410円の支払いが必要となります。
mineoに乗り換える際の注意点
通信速度は若干遅くなる
ただし、本家大元のauと比べてデータの通信速度が時間帯によっては少しだけ遅くなってしまう可能性があるのは理解しておいた方がいいでしょう。
これは他のMVNOの格安SIMと同じで、通信速度が遅くなるのはみんながスマホを一斉に使い出すお昼休み(12時〜13時)、夜(17時〜22時)といった限られた時間帯の通信速度はどうしても低下してしまうのです。つまり、格安SIMの宿命みたいなものでしょうか。
実際にmineo(マイネオ)のAプランの通信速度がどれくらい出ているのかを、計測してみましたが格安SIMとしてはかなり優秀な速度が出ていることが明らかになりました。
- 8時頃:下り45.50Mbps、上り10.46Mbps
- 11時頃:下り43.89Mbps、上り7.72Mbps
- 12時頃:下り2.76Mbps、上り6.45Mbps
- 14時頃:下り47.44Mbps、上り8.82Mbps
- 19時頃:下り79.27Mbps、上り3.52Mbps
- 23時頃:下り50.95Mbps、上り7.29Mbps
さすがにお昼の12時には一桁台に速度低下がありましたが、それでも1Mbpsを下回ることがないのは格安SIMとしてはかなり優秀な結果といってもいいでしょう。
auのキャリアメールが使えなくなる
大手キャリアでスマホを持つとキャリア名が付いたメールアドレスをもらう事ができます。格安SIMに乗り換えるとキャリアメールが使えなくなってしまうのは痛切ですが、実はmineo(マイネオ)は@mineo.jpというメールアドレスを無料でもらう事ができます。
メールアドレスは変わってしまいますが、今まで通りメールの送受信をすることはできます。
しかし、マイネオの@mineo.jpはいわゆるWebメールと呼ばれるタイプのメールアドレスで大手キャリアが発行しているMSMメールとは違うので注意です。
普通にメールの送受信をする事ができますが、一部の金融機関のシステムでMSMメールじゃないと使う事ができません。例えば、ゆうちょ銀行のワンタイプパスワードで使用されるメール認証システムはキャリアが発行しているMSMメールじゃないと使う事ができません。
AプランはiPhoneのテザリング機能が使えない → 使えるようになる!
マイネオのAプランはiPhoneのテザリング機能を使うことができませんでしたが、2018年10月末に解禁されてiPhoneやiPadでもマイネオのAプランならテザリングすることができるようになります。
マイネオ AプランでiPhoneのテザリングが解禁されます!
Dプランはテザリングができます。これはau側でテザリング制限がかけられているためのもので、BIGLOBEのauプランやUQモバイルも同じようにiPhone 7以降の最新モデルについてはテザリングができない仕様となっています。
マイネオのAプランであってもAndroidの端末であれば普通にテザリング機能を使う事ができます。
auからマイネオに乗り換えるメリットはたくさんありますが、こちらの記事に詳しく書いているのでマイネオが気になっている方はぜひ参考にしてください。
まとめ:auユーザーはマイネオのAプランに乗り換えて節約しよう!
マイネオは格安SIMサービスの中でも通信速度が安定しているので、auからの乗り換えをして「通信速度が遅くなった!」と不満が出る可能性がとても低いです。マイネオに乗り換えるだけで料金を半額以下に下げることができるので、格安SIMへの乗り換えを検討しているなら早めに実行に移すことをオススメします!
auからマイネオにMNPで乗り換える手順についてはこちらの記事で詳しく書いているので参考にしていただけたらと思います。
auを使っていてドコモ系の格安SIMへの移行が面倒くさいと感じている方も多いかと思いますが、マイネオのAプランなら比較的簡単に格安SIMに乗り換える事ができるのでオススメですよ!
キャリアからマイネオに乗り換えるメリットとデメリットについてはこちらの記事を参考にしていただけたらと思います。